“幾時間”の読み方と例文
読み方割合
いくじかん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
幾時間いくじかんたっても彼はあきなかった。はははそれを気にもとめなかったが、やがて、たまらなくなって、ふいにしかりつけるのだった。
ジャン・クリストフ (新字新仮名) / ロマン・ロラン(著)
人跡ひとあと絶えた山道には、人力車の通うすべもなかったので、二人の若い男女は、たがいに助け合いながら、蔦葛つたかずらう細道を、幾時間いくじかんとなくさまよい歩いた。
かれさむさがほねてつするのことを明瞭めいれうあたまうかべて判斷はんだんするのには氣候きこう變化へんくわあまりに急激きふげきであつた。かれあひだ人事不省じんじふせい幾時間いくじかん經過けいくわした。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)