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人跡
ふりがな文庫
“人跡”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
じんせき
88.2%
ひとあと
11.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
じんせき
(逆引き)
それから、ロビンソン、クルーソーみたように難船に
逢
(
あ
)
って一人ッきり、
人跡
(
じんせき
)
の絶えた島に泳ぎ着くなんかも随分面白かろうと考えるんです。
忘れ形見
(新字新仮名)
/
若松賤子
(著)
臨湍寺
(
りんたんじ
)
の僧
智通
(
ちつう
)
は常に
法華経
(
ほけきょう
)
をたずさえていた。彼は
人跡
(
じんせき
)
稀
(
ま
)
れなる寒林に小院をかまえて、一心に経文
読誦
(
どくじゅ
)
を怠らなかった。
中国怪奇小説集:05 酉陽雑爼(唐)
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
人跡(じんせき)の例文をもっと
(15作品)
見る
ひとあと
(逆引き)
人跡
(
ひとあと
)
絶えた山道には、人力車の通う
術
(
すべ
)
もなかったので、二人の若い男女は、
互
(
たがい
)
に助け合いながら、
蔦葛
(
つたかずら
)
の
這
(
は
)
う細道を、
幾時間
(
いくじかん
)
となくさまよい歩いた。
小泉八雲の家庭生活:室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ
(新字新仮名)
/
萩原朔太郎
(著)
天
麗
(
うらら
)
かに晴れて、黄昏か、朝か、気
清
(
すず
)
しくして、仲秋のごとく澄渡った空に、日も月の形も見えない、たとえば
深山
(
みやま
)
にして
人跡
(
ひとあと
)
の絶えたる処と思うに、東西も分かず一筋およそ十四五町の間
黒百合
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
人跡(ひとあと)の例文をもっと
(2作品)
見る
人
常用漢字
小1
部首:⼈
2画
跡
常用漢字
中学
部首:⾜
13画
“人跡”で始まる語句
人跡稀
人跡未踏
検索の候補
人跡稀
人跡未踏
跡目相続人
“人跡”のふりがなが多い著者
若松賤子
作者不詳
中里介山
幸田露伴
海野十三
岡本綺堂
泉鏡花
永井荷風
芥川竜之介
萩原朔太郎