“二時間”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いっとき50.0%
にじかん50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「見はられていますからすぐかえります、——後援隊は三百人もう二時間いっときもすると着くそうです、そして夜中には黒川へ向けて進軍するそうです」
梟谷物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
二時間いっときのことはさておいて半刻遅れても間に合わぬ!」島君はべたべたと坐ってしまった。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
さても、わたくし櫻木海軍大佐さくらぎかいぐんたいさ武村兵曹たけむらへいそう案内あんないしたがつて、海底戰鬪艇かいていせんとうてい縱覽じゆうらんをはつてのちふたゝ艇外ていぐわいでたのは、かれこれ二時間にじかんほどあとであつた。
信州しんしゅうの鯉はじめて膳に上る、果して何の祥にや。二時間にじかん眠りて、頭やや軽き心地す。次の汽車に乗ればさきに上野うえのよりの車にて室を同うせし人々もここに乗りたり。
みちの記 (新字新仮名) / 森鴎外(著)