二時間にじかん)” の例文
さても、わたくし櫻木海軍大佐さくらぎかいぐんたいさ武村兵曹たけむらへいそう案内あんないしたがつて、海底戰鬪艇かいていせんとうてい縱覽じゆうらんをはつてのちふたゝ艇外ていぐわいでたのは、かれこれ二時間にじかんほどあとであつた。
信州しんしゅうの鯉はじめて膳に上る、果して何の祥にや。二時間にじかん眠りて、頭やや軽き心地す。次の汽車に乗ればさきに上野うえのよりの車にて室を同うせし人々もここに乗りたり。
みちの記 (新字新仮名) / 森鴎外(著)