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復
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また
ふりがな文庫
“
復
(
また
)” の例文
しかして今度の戦争前に在っては、そのアイルランド自治問題について、
復
(
また
)
上下両院相反撥しておったこと、人の知るところである。
憲政の本義を説いてその有終の美を済すの途を論ず
(新字新仮名)
/
吉野作造
(著)
既になし遂げられた生活は——
縦令
(
たとい
)
それが本能的生活であっても——なし遂げられた生活である。その形は
復
(
また
)
と
変易
(
へんえき
)
することがない。
惜みなく愛は奪う
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
是
(
ここ
)
に於て守る者
便
(
べん
)
を得、連夜水を
汲
(
く
)
みて城壁に
灌
(
そそ
)
げば、天寒くして
忽
(
たちま
)
ち氷結し、明日に至れば
復
(
また
)
登ることを得ざるが如きことありき。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
ために、かかる珍奇なる夢中遊行特有の怪奇なる行動の詳細に亘りて推測する
能
(
あた
)
わざるものあるは
復
(
また
)
やむを得ざる遺憾事と言うべし。
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
呀
(
や
)
、
復
(
また
)
見て居たの……といつたは其の
所為
(
せい
)
で、私は何の気もなかつたのであるが、
之
(
これ
)
を聞くと、目をぱつちりあけたが顔を
赧
(
あか
)
らめ
処方秘箋
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
初めて
其
(
そ
)
の
耦
(
ぐう
)
を
喪
(
うしの
)
うて
鰥居無聊
(
かんきょむりょう
)
、
復
(
また
)
出
(
い
)
でて遊ばず、
但
(
ただ
)
門に
倚
(
よ
)
つて
佇立
(
ちょりつ
)
するのみ。十五
夜
(
や
)
三
更
(
こう
)
尽きて
遊人
(
ゆうじん
)
漸
(
ようや
)
く
稀
(
まれ
)
なり。
丫鬟
(
あかん
)
を見る。
牡丹灯籠 牡丹灯記
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
只今の迫合に
創
(
きず
)
を蒙りて
復
(
また
)
戦うこと成り難し。然る故、貴殿の
蒐引
(
かけひき
)
に妨げならんと存じ人衆を脇に引取候。かくして横を討たんずる勢いを
真田幸村
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
お前さんの事を朝晩忘れた事はありません…
復
(
また
)
奉公に参りますまでも一旦は帰りとうございますから
何卒
(
どうぞ
)
お暇を戴いて下さいまし
霧陰伊香保湯煙
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
午餐
(
ひる
)
に
勘次
(
かんじ
)
が
戻
(
もど
)
つて、
復
(
また
)
口中
(
こうちう
)
の
粗剛
(
こは
)
い
飯粒
(
めしつぶ
)
を
噛
(
か
)
みながら
走
(
はし
)
つた
後
(
あと
)
へ
與吉
(
よきち
)
は
鼻緒
(
はなを
)
の
緩
(
ゆる
)
んだ
下駄
(
げた
)
をから/\と
引
(
ひ
)
きずつて
學校
(
がくかう
)
から
歸
(
かへ
)
つて
來
(
き
)
た。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
一度誤つて近けば
忽
(
たちまち
)
陥つて
復
(
また
)
救ふべからざるに至るの
虞
(
おそれ
)
なからんか。厳に過ぐるの弊寛に流るるの弊に比して決して小なりといふを得んや。
猥褻独問答
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
(此新聞は其儘休刊が続いて、十二月になつて北海道新聞と改題して出たが、間もなく
復
(
また
)
休刊。今は出てるか
怎
(
ど
)
うか知らぬ。)
悲しき思出:(野口雨情君の北海道時代)
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
粥二碗、汁二椀、芋二皿、鮭の乾肉
尽
(
ことごと
)
く喰ひつくして膳の上
復
(
また
)
一物なし。クレオソート三袋。自ら梨一個を
剥
(
む
)
いで喰ふ。
心
(
しん
)
を
噛
(
か
)
み皮を吸ふ。
明治卅三年十月十五日記事
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
二千九百二十米の峰から少し下ると
復
(
また
)
上りとなって、角張った大岩の斜面を六十米許り攀じ登り、狭い峰頂の三角点に達した。
黒部川奥の山旅
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
ついしか、こんな言いつけをしたことのない郎女の、性急な命令に驚いて、女たちは
復
(
また
)
、何か事の起るのではないか、とおどおどして居た。
死者の書
(新字新仮名)
/
折口信夫
(著)
『
屹度
(
きつと
)
間
(
ま
)
もなくお
直
(
なほ
)
りでせう。』と、ニキタは
復
(
また
)
云
(
い
)
ふてアンドレイ、エヒミチの
脱捨
(
ぬぎすて
)
た
服
(
ふく
)
を
一纏
(
ひとまと
)
めにして、
小腋
(
こわき
)
に
抱
(
かか
)
へた
儘
(
まゝ
)
、
戸
(
と
)
を
閉
(
た
)
てゝ
行
(
ゆ
)
く。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
白樺の小い林などを時時見るやうになつた。三日目の朝に
復
(
また
)
國境の驛で旅行券や手荷物を調べられた。午後に私の室へ一人の相客が入つて來た。
巴里まで
(旧字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
すると雪枝は
復
(
また
)
笑って青年の方へ走り寄ったが両手を前へ差し出すと青年を軽々と抱き上げて温室の中へ這入って行った。
温室の恋
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
白樺の
小
(
ちさ
)
い林などを
時時
(
ときどき
)
見るやうになつた。
三日
(
みつか
)
目の朝に
復
(
また
)
国境の駅で旅行券や手荷物を調べられた。午後に私の室へ一人の相客が
入
(
はひ
)
つて来た。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
年季職人
(
ねんきしよくにん
)
の
隊
(
たい
)
を組みて
夜
(
よ
)
を
喧鬨
(
けうがう
)
の
為
(
た
)
めに
蟻集
(
ぎしう
)
するに過ぎずとか申せば、
多分
(
たぶん
)
斯
(
かく
)
の
如
(
ごと
)
き
壮快
(
さうくわい
)
なる
滑稽
(
こつけい
)
は
復
(
また
)
と見る
能
(
あた
)
はざるべしと
小生
(
せうせい
)
は
存候
(
ぞんじそろ
)
(一七日)
もゝはがき
(新字旧仮名)
/
斎藤緑雨
(著)
「難有うごわす。ええ、ぷ、
私
(
わし
)
は今夜芸者……を買って、四五円くれて了った。
復
(
また
)
、私はこれから行って、……そ、そ、その、飲もうというんで」
旧主人
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
「今や支那分割の勢既に成りて
復
(
また
)
動かすべからず。我が日本の之に対する、如何にせば可ならん。全く分割に
与
(
あずか
)
らざらんか。進みて分割に与らんか」
斗南先生
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
「驚ろくうちは
楽
(
たのしみ
)
がある。女は仕合せなものだ」と再び
人込
(
ひとごみ
)
へ出た時、何を思ったか甲野さんは
復
(
また
)
前言を繰り返した。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
隋の
煬帝
(
ようだい
)
我が国書を見て悦ばず、
鴻臚卿
(
こうろけい
)
に命じて曰く、「蛮夷の書礼なきものあらば、
復
(
また
)
以て聞する勿れ」とある。
国号の由来
(新字新仮名)
/
喜田貞吉
(著)
その甲申の歳に
神辺
(
かんなべ
)
にゐた子彦なることは
復
(
また
)
疑を容れない。藤某は恐くは佐藤一斎であらう。「嘗居菅子家。詞藻摘花粋。近入藤翁門。道機披帳秘。」
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
われここを去つて、
復
(
また
)
、歸り來る時、たしかにこの夜を思ひ起すであらう。椰子の樹の長髮が眼に殘つてゐる。
椰子の樹
(旧字旧仮名)
/
ポール・クローデル
(著)
声は老人かと思はれる太い寂びた声で、安達ヶ原とか言ふのの一節を、くり返しくり返し謡ふのであつた。旅僧が野に行き暮れた述懐は、誰も
復
(
また
)
かと思つて聞いた。
秋の第一日
(新字旧仮名)
/
窪田空穂
(著)
不思議のローマンチックに自分は
蘇生
(
よみがえ
)
って、
復
(
また
)
も真昼の暖かい
路
(
みち
)
を曲りまがって
往
(
い
)
く……、しかし一ぺん
囚
(
とら
)
われた幻影から、ドウしても私は離れることは
能
(
で
)
きない
菜の花物語
(新字新仮名)
/
児玉花外
(著)
師門の授受の如きに至りては、
膠固
(
かうもと
)
より已に深し。既に自ら是として人非とし、
復
(
また
)
見ること
少
(
まれ
)
にして怪しむこと多ければ、之を非とせんと欲するも未だ
嘗
(
かつて
)
縄尺
(
じようしやく
)
に
乖
(
そむ
)
かず。
文芸鑑賞講座
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
しかして世人も漸くその事の真相を知るに至れば
復
(
また
)
一時の狂呼に任すべからざるを解するなり。
史論の流行
(新字旧仮名)
/
津田左右吉
(著)
声は少し
錆
(
さび
)
のある高調子で、
訛
(
なまり
)
のない東京弁だった。かなり、
辛辣
(
しんらつ
)
な取調べに対して、色は
蒼白
(
あおざ
)
めながらも、割合に冷静に、平気らしく答弁するのが、
復
(
また
)
、署長を
苛立
(
いらだ
)
たせた。
越後獅子
(新字新仮名)
/
羽志主水
(著)
何
(
なん
)
とせん
道
(
みち
)
を
間違
(
まちが
)
へたり
引返
(
ひきかへ
)
してと
復
(
また
)
跡戻
(
あともど
)
り、
大路
(
おほぢ
)
に
出
(
いづ
)
れば
小路
(
こうぢ
)
に
入
(
い
)
らせ
小路
(
こうぢ
)
を
縫
(
ぬひ
)
ては
大路
(
おほぢ
)
に
出
(
い
)
で
走
(
そう
)
幾走
(
いくそう
)
、
轉
(
てん
)
幾轉
(
いくてん
)
、
蹴
(
け
)
立
(
たつ
)
る
雪
(
ゆき
)
に
轍
(
わだち
)
のあと
長
(
なが
)
く
引
(
ひき
)
てめぐり
出
(
いづ
)
れば
又
(
また
)
以前
(
いぜん
)
の
道
(
みち
)
なり
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
但
(
たゞ
)
街道
(
がいだう
)
郷村
(
きやうぞん
)
の
児童
(
ぢどう
)
年十五八九已上に
及
(
およ
)
ぶ
者
(
もの
)
、
各
(
おの/\
)
柳の枝を取り皮を
去
(
さ
)
り
木刀
(
ぼくたう
)
に
彫成
(
きざみ
)
なし、皮を以
復
(
また
)
外
(
ほか
)
刀上
(
たうしやう
)
に
纏
(
まと
)
ひ
用火
(
ひにて
)
焼黒
(
やきくろ
)
め皮を
去
(
さ
)
り
以
(
もつて
)
黒白の
花
(
もやう
)
を
分
(
わか
)
つ、名づけて
荷花蘭蜜
(
こばらみ
)
といふ。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
我は神となりたらん心地にてくすしくとうとくも覚ゆれど余りのすさまじさに得も留まらで
復
(
また
)
もと来し岩を
攀
(
よ
)
じて登り来る。衣は雨に濡れたらんが如し。茶店にて裸なりて乾す。
滝見の旅
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
二七一 我は唯禁戒を持ち、或は
復
(
また
)
多く學び、又は心の安定を得、或は閑靜處に住みて
法句経
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
非
ズ
レ
色
ニ
又非
ズ
レ
空
ニ
無
ク
レ
楽復無
シ
レ
憂
色
(
しき
)
に非ず又
空
(
くう
)
に非ず、楽無く
復
(
また
)
憂
(
うれ
)
い無し
貧乏物語
(新字新仮名)
/
河上肇
(著)
三十年後の
今日迄
(
こんにちまで
)
依然として其の色を変ぜざるのみか、
一度
(
ひとたび
)
やまと新聞に写し
植字
(
うえ
)
たるに、
這
(
こ
)
も
復
(
また
)
時期に
粟田口
(
あわだぐち
)
鋭き作意と
笛竹
(
ふえたけ
)
の響き渡り、
恰
(
あたか
)
も
船人
(
せんどう
)
の山に登るべき高評なりしを
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):01 序
(新字新仮名)
/
条野採菊
(著)
皆
目
(
ま
)
勝ちて相問うことを得ず、
天鈿女
(
あまのうずめ
)
すなわちその
胸乳
(
むなぢ
)
を
露
(
あらわ
)
にかきいでて、
裳帯
(
もひも
)
を臍の下に
抑
(
おした
)
れて、
咲噱
(
あざわら
)
いて向きて立つ〉、その名を問うて猿田彦大神なるを知り、〈鈿女
復
(
また
)
問いて曰く
十二支考:07 猴に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
宮は
猶脱
(
なほのが
)
るるほどに、帯は
忽
(
たちま
)
ち
颯
(
さ
)
と
釈
(
と
)
けて
脚
(
あし
)
に
絡
(
まと
)
ふを、右に左に
踢払
(
けはら
)
ひつつ、
跌
(
つまづ
)
きては進み、行きては
踉
(
よろめ
)
き、彼もはや力は
竭
(
つ
)
きたりと見えながら、
如何
(
いか
)
に
為
(
せ
)
ん、
其処
(
そこ
)
に伏して
復
(
また
)
起きざる時
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
黒雲空を蔽ひて、海面には暗緑なる大波を起し、潮水倒立して一條の巨柱を成せり。
須臾
(
しゆゆ
)
にして雲
斂
(
をさ
)
まり月清く、海面
復
(
また
)
た平かになりぬ。されど小舟は見えざりき。彼漁父の子も亦あらずなりぬ。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
然しあの黄ばんで、戰いて散りこぼれた月日の落葉は一體どうなつたのだらう。遠い、遠い、未知不可思議のいかなる世界へ、永久に持ちゆかれて了つたのか。誰もこれを
復
(
また
)
見
(
み
)
たことが無いからだ。
落葉
(旧字旧仮名)
/
レミ・ドゥ・グルモン
(著)
凡てが小生には
復
(
また
)
と得難い
哀
(
かな
)
しい省察の時を与へて呉れました。
わが敬愛する人々に
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
さても今
復
(
また
)
フランスは、アラビヤの、都督を
伐
(
う
)
ちて誇れるも……
ランボオ詩集≪学校時代の詩≫
(新字旧仮名)
/
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー
(著)
そこで、
復
(
また
)
、あたしは
失笑
(
ふきだ
)
して、
質
(
き
)
いて
見
(
み
)
た。
癩病やみの話
(新字旧仮名)
/
マルセル・シュウォッブ
(著)
亡者乙 一
遍
(
ぺん
)
死殿
復
(
また
)
生
院
(
ゐん
)
天下
狼狽居士
(
らうばいこじ
)
。
遂に「知らん」文六(三場)
(新字旧仮名)
/
岸田国士
(著)
お政は
復
(
また
)
新聞に取掛ッた。
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
五体安んぜず、
復
(
また
)
談笑なく
宮本武蔵:06 空の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
余ヤ
土陽僻陬
(
どようへきすう
)
ノ郷ニ生レ幼時早ク我父母ヲ
喪
(
うしな
)
ヒ後初メテ学ノ門ニ入リ好ンデ草木ノ事ヲ
攻
(
おさ
)
メ
復
(
また
)
歳華
(
さいか
)
ノ改マルヲ知ラズ其間斯学ノタメニハ我父祖ノ業ヲ廃シ我
世襲
(
せしゅう
)
ノ産ヲ傾ケ今ハ既ニ貧富地ヲ
易
(
か
)
ヘ
疇昔
(
ちゅうせき
)
ノ
煖飽
(
だんぽう
)
ハ亦
何
(
いず
)
レノ辺ニカ在ル
蟋蟀
(
こおろぎ
)
鳴キテ妻子ハ其衣ノ薄キヲ訴ヘ
米櫃
(
べいき
)
乏ヲ告ゲテ
釜中
(
ふちゅう
)
時ニ魚ヲ生ズ心情紛々
寧
(
いずくん
)
ゾ俗塵ノ外ニ
超然
(
ちょうぜん
)
タルヲ
牧野富太郎自叙伝:01 第一部 牧野富太郎自叙伝
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
泥沼氣が立つ地や、瘴氣の多い地も、亦
復
(
また
)
地状の之をして然らしむるのであるから、古ならば地の氣が何々であると云ふのであらう。
努力論
(旧字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
これも何者かに命ぜられて
然
(
し
)
かく
寐
(
ね
)
入つて居るらしい、起してはならないやうに思はれ、アヽ
復
(
また
)
横になつて、足を
屈
(
かが
)
めて、目を
塞
(
ふさ
)
いだ。
処方秘箋
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
漢語は
延宝
(
えんぽう
)
、
天和
(
てんな
)
の間
其角
(
きかく
)
一派が濫用して
終
(
つい
)
にその調和を得ず、其角すらこれより後、
復
(
また
)
用ゐざりしもの、蕪村に至りて
始
(
はじめ
)
て成功を得たり。
俳人蕪村
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
“復”の意味
《形容動詞》
復(また)
「また」を参照。
(出典:Wiktionary)
復
常用漢字
小5
部首:⼻
12画
“復”を含む語句
復習
復讐
往復
恢復
復活
回復
復活祭
復讎
復仇
修復
復興
復誦
反復
報復
亦復
復奏
恢復期
快復
復元
又復
...