“世襲”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せしゅう57.1%
あととり14.3%
せしふ14.3%
よつぎ14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
財産や身分の世襲せしゅう制とか、搾取関係の成立とか、法と権力と刑罰の確立とかの要因が、大きな役割を持ったであろう。
政治学入門 (新字新仮名) / 矢部貞治(著)
「グランビィ氏と結婚しようとしてゐる。S町に住んでゐる、良い親戚のある立派な人だ。フレデリック・グランビィ從男爵の孫でその世襲あととりだ。この話は昨日ロザマンドのお父さんから聞いたんだ。」
松代まつしろ十萬石じふまんごく世襲せしふして、まつづめ歴々れき/\たり。
十万石 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
「おことば、重々ごもっともでござりますが、ほかならぬお世襲よつぎの問題、幕府や他藩へ対しても、おおやけにはできませぬ」
牢獄の花嫁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)