“超然”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちょうぜん90.0%
てうぜん10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
寺田はしかしそんなあたりの空気にひとり超然ちょうぜんとして、惑いも迷いもせず、朝の最初の競走レースから1の番号の馬ばかり買いつづけていた。
競馬 (新字新仮名) / 織田作之助(著)
けれども彼は超然ちょうぜんと(それは実際「超然」と云うほかには形容の出来ない態度だった。)ゴルデン・バットをくわえたまま、Kの言葉に取り合わなかった。
(新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
運動場うんどうばへ出て来ても我々われ/\の仲間にはいつた事などは無い、超然てうぜんとしてひとしづかに散歩してるとつたやうなふうで、今考へて見ると、成程なるほど年少詩人ねんせうしじんつた態度たいどがありましたよ
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)