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きくわい
ふりがな文庫
“
機會
(
きくわい
)” の例文
新字:
機会
非常
(
ひじやう
)
なもんだよ。
君
(
きみ
)
は
好
(
い
)
い
事
(
こと
)
を
聞
(
き
)
いてくれた。
俺
(
おれ
)
の
頭腦
(
づなう
)
の
明晰
(
めいせき
)
を一
層確實
(
そうかくじつ
)
に
證據
(
しようこ
)
だてる
機會
(
きくわい
)
を
與
(
あた
)
へてくれた
事
(
こと
)
を
君
(
きみ
)
に
感謝
(
かんしや
)
するね。
待
(
ま
)
ちたまへ。
ハガキ運動
(旧字旧仮名)
/
堺利彦
(著)
恐
(
おそ
)
らくは
再
(
ふたゝ
)
び
其部屋
(
そのへや
)
から
出
(
で
)
られる
機會
(
きくわい
)
がないと
知
(
し
)
つた
時
(
とき
)
には、
何
(
ど
)
んなに
愛
(
あい
)
ちやんはつく/″\
身
(
み
)
の
不幸
(
ふかう
)
を
感
(
かん
)
じたでせう。
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
斯
(
か
)
う
云
(
い
)
ふ
機會
(
きくわい
)
に、
佐伯
(
さへき
)
の
消息
(
せうそく
)
は
折々
(
をり/\
)
夫婦
(
ふうふ
)
の
耳
(
みゝ
)
へ
洩
(
も
)
れる
事
(
こと
)
はあるが、
其外
(
そのほか
)
には、
全
(
まつた
)
く
何
(
なに
)
をして
暮
(
く
)
らしてゐるか、
互
(
たがひ
)
に
知
(
し
)
らないで
過
(
すご
)
す
月日
(
つきひ
)
が
多
(
おほ
)
かつた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
といつてお
品
(
しな
)
は
獨斷
(
どくだん
)
で
決行
(
けつかう
)
するのには
餘
(
あま
)
り
大事
(
だいじ
)
であつたのである。さうしてそれは
決定
(
けつてい
)
される
機會
(
きくわい
)
もなくて
夫婦
(
ふうふ
)
は
依然
(
いぜん
)
として
農事
(
のうじ
)
に
忙殺
(
ばうさつ
)
されて
居
(
ゐ
)
た。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
藤波龍之進は平次の家からは丁度背中合せの町裏に住んでゐるので、一年前に越して來たことは知つてゐ乍ら、まだ顏を合せる
機會
(
きくわい
)
もなかつたのです。
銭形平次捕物控:181 頬の疵
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
帝國
(
ていこく
)
ホテルや
精養軒
(
せいやうけん
)
のマネエヂヤア
諸君
(
しよくん
)
は
何
(
なに
)
かの
機會
(
きくわい
)
に
紅毛人
(
こうもうじん
)
たちにも一
椀
(
わん
)
の「しるこ」をすすめて
見
(
み
)
るが
善
(
よ
)
い。
しるこ
(旧字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
其所
(
そこ
)
を
發掘
(
はつくつ
)
し
得
(
う
)
る
機會
(
きくわい
)
を
得
(
え
)
た。
千載
(
せんさい
)
の一
遇
(
ぐう
)
。それに
參豫
(
さんよ
)
した
余
(
よ
)
は、
實
(
じつ
)
に
採集家
(
さいしふか
)
としての
名譽
(
めいよ
)
此上
(
このうへ
)
も
無
(
な
)
い。
探検実記 地中の秘密:20 大森貝塚の発掘
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
そしてそれが
朽敗
(
きうはい
)
または
燒失
(
せうしつ
)
すれば、また
直
(
たゞち
)
にこれを
再造
(
さいざう
)
した。が、
伐
(
き
)
れども
盡
(
つ
)
きぬ
自然
(
しぜん
)
の
富
(
とみ
)
は、
終
(
つひ
)
に
國民
(
こくみん
)
をし、
木材以外
(
もくざいいぐわい
)
の
材料
(
ざいれう
)
を
用
(
もち
)
ふるの
機會
(
きくわい
)
を
得
(
え
)
ざらしめた。
日本建築の発達と地震
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
思慮
(
しりよ
)
深
(
ふか
)
き
大佐
(
たいさ
)
すら
小首
(
こくび
)
を
傾
(
かたむ
)
けた
程
(
ほど
)
で、
私
(
わたくし
)
の
胸
(
むね
)
には、
始終
(
しじう
)
附
(
つ
)
いて
離
(
はな
)
れぬ
疑問
(
ぎもん
)
であつたので、
今
(
いま
)
機會
(
きくわい
)
を
得
(
え
)
て
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
其の後お房は些とした
機會
(
きくわい
)
に
雑作
(
ざふさ
)
なく手を握らせて呉れた。雖然、其の製作は
相
(
あひ
)
変らず
捗取
(
はかど
)
らぬ。
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
世に望みなき身ながらも、我れから好める斯かる身の上の君の
思召
(
おぼしめし
)
の如何あらんと、
折々
(
をり/\
)
思ひ出だされては
流石
(
さすが
)
に
心苦
(
こゝろぐる
)
しく、只〻長き
將來
(
ゆくすゑ
)
に
覺束
(
おぼつか
)
なき
機會
(
きくわい
)
を頼みしのみ。
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
彼女
(
かのぢよ
)
が、
戀人
(
こひびと
)
の
片山
(
かたやま
)
と一
緒
(
しよ
)
に
生活
(
せいくわつ
)
したのは、
僅
(
わづか
)
かに三ヶ
月
(
げつ
)
ばかりだつた。
彼
(
かれ
)
がその
屬
(
ぞく
)
してゐる
黨
(
たう
)
の
指令
(
しれい
)
のもとに、ある
地方
(
ちはう
)
へ
派遣
(
はけん
)
された
後
(
のち
)
、
彼等
(
かれら
)
は
滅多
(
めつた
)
に
逢
(
あ
)
ふ
機會
(
きくわい
)
もなかつた。
彼女こゝに眠る
(旧字旧仮名)
/
若杉鳥子
(著)
或
(
あるひ
)
は
此
(
こ
)
の
室
(
しつ
)
にのみ、
場所
(
ばしよ
)
と
機會
(
きくわい
)
に
因
(
よ
)
つて
形
(
かたち
)
を
顯
(
あらは
)
す、
世
(
よ
)
に
亡
(
な
)
き
人
(
ひと
)
の
怨靈
(
をんりやう
)
ならずや。
魔法罎
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
ロミオ さらばぢゃ! かりそめにも
機會
(
きくわい
)
さへあれば
消息
(
たより
)
を
怠
(
おこた
)
ることではない。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
その
所有者
(
しよいうしや
)
に
嶺上開花
(
リンシヤンカイホオ
)
の
機會
(
きくわい
)
を
與
(
あた
)
へるので
捨
(
す
)
てられなくなるといふ
風
(
ふう
)
な
妙
(
めう
)
なルウルもあり、
何
(
なに
)
しろ
近頃
(
ちかごろ
)
のやうに
明確
(
めいかく
)
な
標準規約
(
へうじゆんきやく
)
もなく、
第
(
だい
)
一
傳
(
つた
)
へる
人
(
ひと
)
がうろ
覺
(
おぼ
)
えの
怪
(
あや
)
しい
指導振
(
しだうぶり
)
なのだから
麻雀を語る
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
「
何
(
ど
)
うです
貴方
(
あなた
)
も、
序
(
ついで
)
に
何
(
なに
)
か
一
(
ひと
)
つ。
奧
(
おく
)
さんの
不斷着
(
ふだんぎ
)
でも」と
勸
(
すゝ
)
めた。
細君
(
さいくん
)
もかう
云
(
い
)
ふ
機會
(
きくわい
)
に
買
(
か
)
つて
置
(
お
)
くと、
幾割
(
いくわり
)
か
値安
(
ねやす
)
に
買
(
か
)
へる
便宜
(
べんぎ
)
を
説
(
と
)
いた。さうして
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
兩者
(
りやうしや
)
の
間
(
あひだ
)
には
何等
(
なんら
)
其
(
そ
)
の
性質
(
せいしつ
)
を
變化
(
へんくわ
)
せしむべき
作用
(
さよう
)
の
起
(
おこ
)
るでもなく、
其
(
そ
)
れは
水
(
みづ
)
が
油
(
あぶら
)
を
疎外
(
そぐわい
)
するのか、
油
(
あぶら
)
が
水
(
みづ
)
を
反撥
(
はんぱつ
)
するのか
遂
(
つひ
)
に
溶
(
と
)
け
合
(
あ
)
ふ
機會
(
きくわい
)
が
無
(
な
)
いのである。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
幸
(
さいは
)
ひ
妻
(
つま
)
の
兄
(
あに
)
は
本國
(
ほんこく
)
で
相當
(
さうたう
)
の
軍人
(
ぐんじん
)
であれば、
其人
(
そのひと
)
の
手許
(
てもと
)
に
送
(
おく
)
つて、
教育
(
けういく
)
萬端
(
ばんたん
)
の
世話
(
せわ
)
を
頼
(
たの
)
まうと、
餘程
(
よほど
)
以前
(
いぜん
)
から
考
(
かんが
)
へて
居
(
を
)
つたのですが、どうも
然
(
しか
)
る
可
(
べ
)
き
機會
(
きくわい
)
を
得
(
え
)
なかつた。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
年に一度も夫と表に外へ出ることのないお靜には、こんな
機會
(
きくわい
)
さへ、嬉しくてたまらない樣子です。
銭形平次捕物控:233 鬼の面
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
却々
(
なか/\
)
そんな
機會
(
きくわい
)
の
來
(
き
)
さうにもありませんでした、
愛
(
あい
)
ちやんは
所在
(
しよざい
)
なさに
四邊
(
あたり
)
を
眺
(
なが
)
め
初
(
はじ
)
めました。
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
此
(
この
)
機會
(
きくわい
)
に
際
(
さい
)
して
化物
(
ばけもの
)
の
研究
(
けんきう
)
を
起
(
おこ
)
し、
化物學
(
ばけものがく
)
といふ一
科
(
くわ
)
の
學問
(
がくもん
)
を
作
(
つく
)
り
出
(
だ
)
したならば、
定
(
さだ
)
めし
面白
(
おもしろ
)
からうと
思
(
おも
)
ふのである。
昔
(
むかし
)
の
傳説
(
でんせつ
)
、
樣式
(
やうしき
)
を
離
(
はな
)
れた
新化物
(
しんばけもの
)
の
研究
(
けんきう
)
を
試
(
こゝろ
)
みる
餘地
(
よち
)
は
屹度
(
きつと
)
あるに
相違
(
さうゐ
)
ない。
妖怪研究
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
機會
(
きくわい
)
がおのづから
來
(
き
)
ました。
雪霊続記
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
勘次
(
かんじ
)
はどれ
程
(
ほど
)
嚴重
(
げんぢう
)
にしてもおつぎが
厠
(
かはや
)
に
通
(
かよ
)
ふ
時間
(
じかん
)
をさへ
狹
(
せま
)
い
庭
(
には
)
の
夜
(
よ
)
の
中
(
なか
)
へ
放
(
はな
)
つことを
拒
(
こば
)
むことは
出來
(
でき
)
なかつた。
執念深
(
しふねんぶか
)
い一
人
(
にん
)
が
偶然
(
ぐうぜん
)
さういふ
機會
(
きくわい
)
を
發見
(
はつけん
)
した。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
斯
(
か
)
う
云
(
い
)
ふ
状態
(
じやうたい
)
は、
不幸
(
ふかう
)
にして
宗助
(
そうすけ
)
の
山
(
やま
)
を
去
(
さ
)
らなければならない
日
(
ひ
)
迄
(
まで
)
、
目
(
め
)
に
立
(
た
)
つ
程
(
ほど
)
の
新生面
(
しんせいめん
)
を
開
(
ひら
)
く
機會
(
きくわい
)
なく
續
(
つゞ
)
いた。
愈
(
いよ/\
)
出立
(
しゆつたつ
)
の
朝
(
あさ
)
になつて
宗助
(
そうすけ
)
は
潔
(
いさぎ
)
よく
未練
(
みれん
)
を
抛
(
な
)
げ
棄
(
す
)
てた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
『
大佐閣下
(
たいさかくか
)
、
好
(
かう
)
機會
(
きくわい
)
です、
例
(
れい
)
の
一件
(
いつけん
)
、
此
(
この
)
島
(
しま
)
に
紀念塔
(
きねんたう
)
を
建
(
た
)
てる
事
(
こと
)
を
依頼
(
いらい
)
しては
如何
(
どう
)
でせう。』
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
ボーツと眼が
霞
(
かす
)
みますが、幾度眼を
擦
(
こす
)
つて見直しても、正面の汚い臺の上に載せた茶碗が、運の惡い人は一生に一度見る
機會
(
きくわい
)
さへないと言はれた井戸の名器で、しかも夜目ながら
銭形平次捕物控:133 井戸の茶碗
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
乃
(
そこ
)
で
初
(
はじ
)
めて
機會
(
きくわい
)
を
得
(
え
)
て、一
疋
(
ぴき
)
の
年老
(
としと
)
つた
蟹
(
かに
)
が
自分
(
じぶん
)
の
娘
(
むすめ
)
に
云
(
い
)
ひ
聞
(
き
)
かせるには
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
それは先代の安兵衞が一度は自分達
父娘
(
おやこ
)
への義理で若旦那の安之助を勘當したが、もと/\憎くて勘當した伜ではなく、いづれ許す氣で時節を待つてゐるうち、その
機會
(
きくわい
)
はなくて
銭形平次捕物控:132 雛の別れ
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
機
常用漢字
小4
部首:⽊
16画
會
部首:⽈
13画
“機會”で始まる語句
機會主義者