“精養軒”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せいようけん90.0%
せいやうけん10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あなたおひる、まだでしょうね。私もそうなのよ。でも暫（しばら）く散歩をつき合って下さらないこと。その代りお話をしてしまったら精養軒（せいようけん）を
一寸法師 (新字新仮名) ／ 江戸川乱歩(著)
その連中の主催する音楽会が近々築地（つきじ）の精養軒（せいようけん）で開かれると云う事は、法文科の掲示場（けいじば）に貼ってある広告で、俊助も兼ね兼ね承知していた。
路上 (新字新仮名) ／ 芥川竜之介(著)
帝國（ていこく）ホテルや精養軒（せいやうけん）のマネエヂヤア諸君（しよくん）は何（なに）かの機會（きくわい）に紅毛人（こうもうじん）たちにも一椀（わん）の「しるこ」をすすめて見（み）るが善（よ）い。
しるこ (旧字旧仮名) ／ 芥川竜之介(著)