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材料
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ざいれう
ふりがな文庫
“
材料
(
ざいれう
)” の例文
その
建築
(
けんちく
)
が
日本
(
にほん
)
に
輸入
(
ゆにふ
)
せられて、しかも
純木造
(
じゆんもくざう
)
に
改竄
(
かいざん
)
されたのは、やはり
材料
(
ざいれう
)
と
國民性
(
こくみんせい
)
とのためで
地震
(
ぢしん
)
を
考慮
(
かうりよ
)
したためではない。
日本建築の発達と地震
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
アイヌが其先住者に與へたる
綽名
(
あだな
)
の一にして、此他にも種々の異名有りとの趣を述べしが、此所に其一二を説明して
住居考
(
ぢうきよかう
)
の
材料
(
ざいれう
)
とせん。
コロボックル風俗考
(旧字旧仮名)
/
坪井正五郎
(著)
御米
(
およね
)
もつまりは
夫
(
をつと
)
が
歸宅後
(
きたくご
)
の
會話
(
くわいわ
)
の
材料
(
ざいれう
)
として、
伊藤公
(
いとうこう
)
を
引合
(
ひきあひ
)
に
出
(
だ
)
す
位
(
ぐらゐ
)
の
所
(
ところ
)
だから、
宗助
(
そうすけ
)
が
進
(
すゝ
)
まない
方向
(
はうかう
)
へは、たつて
話
(
はなし
)
を
引張
(
ひつぱり
)
たくはなかつた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
自
(
みづか
)
ら
資
(
し
)
を
投
(
とう
)
じ、
自
(
みづか
)
ら
鍬
(
くわ
)
を
取
(
と
)
り、
自
(
みづか
)
ら
其破片
(
そのはへん
)
をツギ
合
(
あは
)
せて、
然
(
しか
)
る
上
(
うへ
)
に
研究
(
けんきう
)
を
自
(
みづか
)
らもし、
他
(
た
)
が
來
(
きた
)
つて
研究
(
けんきう
)
する
材料
(
ざいれう
)
にも
供
(
きやう
)
するにあらざれば——
駄目
(
だめ
)
だ。
探検実記 地中の秘密:01 蛮勇の力
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
其後
(
そのご
)
幾年月
(
いくねんげつ
)
の
間
(
あひだ
)
、
苦心
(
くしん
)
に
苦心
(
くしん
)
を
重
(
かさ
)
ねた
結果
(
けつくわ
)
、
一昨年
(
いつさくねん
)
の十一
月
(
ぐわつ
)
三十
日
(
にち
)
、
私
(
わたくし
)
が
一艘
(
いつそう
)
の
大帆走船
(
だいほまへせん
)
に、
夥
(
おびたゞ
)
しき
材料
(
ざいれう
)
と、卅七
名
(
めい
)
の
腹心
(
ふくしん
)
の
部下
(
ぶか
)
とを
搭載
(
のせ
)
て、はる/″\
日本
(
につぽん
)
を
去
(
さ
)
り
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
▼ もっと見る
されども
頗
(
すこぶ
)
る種々の有益なる
材料
(
ざいれう
)
を得来りしは余の大に
満足
(
まんぞく
)
とする所なり、動物にては
鹿
(
しか
)
、
熊
(
くま
)
尤
多
(
おほ
)
くして山中に
跋扈
(
ばつこ
)
し、猿、兎亦多し、蜘蛛類、蝨類の
珍
(
めづ
)
らしき種類あり
利根水源探検紀行
(新字旧仮名)
/
渡辺千吉郎
(著)
勘次
(
かんじ
)
は
燒木杙
(
やけぼつくひ
)
を
地
(
ち
)
に
建
(
た
)
てゝ
彼
(
かれ
)
に
第
(
だい
)
一の
要件
(
えうけん
)
たる
假
(
かり
)
の
住居
(
すまゐ
)
を
造
(
つく
)
つた。
近所
(
きんじよ
)
から
聚
(
あつ
)
めた
粟幹
(
あはがら
)
の
僅少
(
きんせう
)
な
材料
(
ざいれう
)
が
葺草
(
ふきぐさ
)
であつた。それは
漸
(
やつ
)
と
雨
(
あめ
)
の
洩
(
も
)
るか
洩
(
も
)
らないだけの
薄
(
うす
)
い
葺方
(
ふきかた
)
であつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
A フーン、そいつア
面白
(
おもしろ
)
い
話
(
はなし
)
だね。
學生
(
がくせい
)
としては
少
(
すこ
)
し
不穩
(
ふおん
)
な
行動
(
かうどう
)
かも
知
(
し
)
れないが、
多數
(
たすう
)
の
葉書
(
はがき
)
を
受取
(
うけと
)
る
人
(
ひと
)
の
心理
(
しんり
)
を
研究
(
けんきう
)
するには
好
(
い
)
い
材料
(
ざいれう
)
だね。
君
(
きみ
)
は
實際
(
じつさい
)
、
葉書研究
(
はがきけんきう
)
の
專門家
(
せんもんか
)
だよ。
ハガキ運動
(旧字旧仮名)
/
堺利彦
(著)
私が大分苦心して集めた
材料
(
ざいれう
)
から、念の為に作つて見た勢力統計によると、前の代議士選挙に八分を占めて居た大川氏の勢力は、近く二三ヶ月後に来るべき改選期に於て、
怎
(
どう
)
しても六分
菊池君
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
一
(
ひと
)
ツとして、
悲慘
(
ひさん
)
悽愴
(
せいさう
)
の
趣
(
おもむき
)
を
今
(
いま
)
爰
(
こゝ
)
に
囁
(
さゝや
)
き
告
(
つ
)
ぐる、
材料
(
ざいれう
)
でないのはない。
雪の翼
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
しかしその
材料
(
ざいれう
)
構造
(
こうざう
)
は
依然
(
いぜん
)
として
舊來
(
きうらい
)
のまゝで、
耐震的工風
(
たいしんてきくふう
)
を
加
(
くは
)
ふるが
如
(
ごと
)
き
事實
(
じじつ
)
はなかつたので、たゞ
漸次
(
ぜんじ
)
に
工作
(
こうさく
)
の
技術
(
ぎじゆつ
)
が
精巧
(
せいこう
)
に
進
(
すゝ
)
んだまでである。
日本建築の発達と地震
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
二種の
帽子
(
ばうし
)
の形状は右に
述
(
の
)
べたる通りなるが、
實物
(
じつぶつ
)
の
搆造
(
かうざう
)
は果して如何なりしか
余
(
よ
)
は未だ考定の
材料
(
ざいれう
)
を有せず。
コロボックル風俗考
(旧字旧仮名)
/
坪井正五郎
(著)
其晩
(
そのばん
)
坂井
(
さかゐ
)
はそんな
話
(
はなし
)
を
約
(
やく
)
二
時間
(
じかん
)
もして
歸
(
かへ
)
つて
行
(
い
)
つたが、
相手
(
あひて
)
になつた
宗助
(
そうすけ
)
も、
茶
(
ちや
)
の
間
(
ま
)
で
聞
(
き
)
いてゐた
御米
(
およね
)
も、
大變
(
たいへん
)
談話
(
だんわ
)
の
材料
(
ざいれう
)
に
富
(
と
)
んだ
人
(
ひと
)
だと
思
(
おも
)
はぬ
譯
(
わけ
)
に
行
(
ゆ
)
かなかつた。
後
(
あと
)
で
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
君
(
きみ
)
に
其
(
その
)
决心
(
けつしん
)
があるなら
屹度
(
きつと
)
出來
(
でき
)
ます、
鐵車
(
てつしや
)
の
製造所
(
せいぞうしよ
)
は、
我
(
わ
)
が
秘密造船所
(
ひみつざうせんじよ
)
内
(
ない
)
の
何處
(
どこ
)
かに
設
(
まう
)
け、
充分
(
じゆうぶん
)
の
材料
(
ざいれう
)
は
私
(
わたくし
)
の
方
(
ほう
)
から
供給
(
けうきう
)
し、また
君
(
きみ
)
の
助手
(
たすけて
)
としては、
毎日
(
まいにち
)
午前
(
ごぜん
)
午後
(
ごゞ
)
に
交代
(
かうたい
)
に
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
現在
(
げんざい
)
に
於
(
おい
)
て、アイヌ
説
(
せつ
)
を
代表
(
だいひやう
)
される
小金井博士
(
こがねゐはかせ
)
、
非
(
ひ
)
アイヌ
説
(
せつ
)
を
代表
(
だいひやう
)
される
坪井博士
(
つぼゐはかせ
)
、
此二大學説
(
このにだいがくせつ
)
は
實
(
じつ
)
に
尊重
(
そんちやう
)
すべきであるが、これ
意外
(
いぐわい
)
に
出
(
で
)
て
論
(
ろん
)
じる
程
(
ほど
)
の
材料
(
ざいれう
)
を、
抑
(
そもそ
)
も
何人
(
なんびと
)
が
集
(
あつ
)
めつゝあるか
探検実記 地中の秘密:01 蛮勇の力
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
「
厭
(
や
)
だ/\」といふ
底
(
そこ
)
に一
種
(
しゆ
)
の
意味
(
いみ
)
を
含
(
ふく
)
んだ一
語
(
ご
)
を
投
(
な
)
げ
棄
(
す
)
てゝ
別
(
わか
)
れるのである。
殊
(
こと
)
には
村落
(
むら
)
の
若者
(
わかもの
)
の
間
(
あひだ
)
へは
寸毫
(
すんがう
)
も
遠慮
(
ゑんりよ
)
の
無
(
な
)
い
想像
(
さうざう
)
に
伴
(
ともな
)
ふ
陰口
(
かげぐち
)
を
逞
(
たくま
)
しくせしめる
好箇
(
かうこ
)
の
材料
(
ざいれう
)
を
提供
(
ていきよう
)
したのであつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
少
(
すくな
)
くとも
日本建築
(
にほんけんちく
)
は
古來
(
こらい
)
地震
(
ぢしん
)
を
考慮
(
かうりよ
)
の
中
(
なか
)
へ
加
(
くは
)
へ、
材料
(
ざいれう
)
構造
(
こうさう
)
に
工風
(
くふう
)
を
凝
(
こ
)
らし、
遂
(
つひ
)
に
特殊
(
とくしゆ
)
の
耐震的樣式手法
(
たいしんてきやうしきしゆはふ
)
を
大成
(
たいせい
)
したと
推測
(
すゐそく
)
する
人
(
ひと
)
は
少
(
すくな
)
くないやうである。
日本建築の発達と地震
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
それより
海岸
(
かいがん
)
の
家
(
いへ
)
は
沸
(
わ
)
くが
如
(
ごと
)
き
騷
(
さわ
)
ぎで、
種々
(
しゆ/″\
)
評議
(
ひやうぎ
)
の
結果
(
けつくわ
)
、
此
(
この
)
危急
(
ききふ
)
を
救
(
すく
)
ふには、
輕氣球
(
けいきゝゆう
)
を
飛
(
と
)
ばすより
他
(
ほか
)
に
策
(
さく
)
は
無
(
な
)
いといふ
事
(
こと
)
に
定
(
さだま
)
つたが、
氣球
(
ききゆう
)
を
作
(
つく
)
る
事
(
こと
)
は
容易
(
ようゐ
)
な
業
(
わざ
)
ではない、
幸
(
さひはひ
)
にも、
材料
(
ざいれう
)
は
甞
(
かつ
)
て
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
と
云
(
い
)
ふものは、
碌々
(
ろく/\
)
貝塚
(
かひづか
)
を
發掘
(
はつくつ
)
して
見
(
み
)
もせずに、
直
(
たゞ
)
ちに
地中
(
ちちう
)
の
秘密
(
ひみつ
)
を
知
(
し
)
つた
振
(
ふり
)
をして、
僅少
(
きんせう
)
なる
遺物
(
ゐぶつ
)
を
材料
(
ざいれう
)
に、
堂々
(
だう/\
)
たる
大議論
(
だいぎろん
)
を
並
(
なら
)
べ、
然
(
さ
)
うして
自個
(
じこ
)
の
學説
(
がくせつ
)
を
立
(
た
)
てるのに
急
(
きふ
)
な
人
(
ひと
)
が
無
(
な
)
いでも
無
(
な
)
い。
探検実記 地中の秘密:01 蛮勇の力
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
翌日
(
よくじつ
)
も
約束
(
やくそく
)
通
(
どほ
)
り
一人
(
ひとり
)
で
三保
(
みほ
)
と
龍華寺
(
りゆうげじ
)
を
見物
(
けんぶつ
)
して、
京都
(
きやうと
)
へ
行
(
い
)
つてから
安井
(
やすゐ
)
に
話
(
はな
)
す
材料
(
ざいれう
)
を
出來
(
でき
)
る
丈
(
だけ
)
拵
(
こしら
)
えた。
然
(
しか
)
し
天氣
(
てんき
)
の
所爲
(
せゐ
)
か、
當
(
あて
)
にした
連
(
つれ
)
のないためか、
海
(
うみ
)
を
見
(
み
)
ても、
山
(
やま
)
へ
登
(
のぼ
)
つても
夫程
(
それほど
)
面白
(
おもしろ
)
くなかつた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
石器時代
(
せききじだい
)
の
器具
(
きぐ
)
とて
何者
(
なにもの
)
も
總
(
すべ
)
て石を
材料
(
ざいれう
)
とせしには非ず。獸類の
骨
(
ほね
)
にて
作
(
つく
)
りたる物、
魚類
(
ぎよるゐ
)
の
骨
(
ほね
)
にて作りたる
物等
(
ものら
)
も
正
(
まさ
)
しく石器時代の
遺跡
(
ゐせき
)
より
發見
(
はつけん
)
さるるなり。圖中石皿の右に在るは獸骨器の
尖端
(
せんたん
)
なり。
コロボックル風俗考
(旧字旧仮名)
/
坪井正五郎
(著)
無論
(
むろん
)
直覺的
(
ちよくかくてき
)
である。
理論
(
りろん
)
を
立
(
た
)
てるには
未
(
いま
)
だ
材料
(
ざいれう
)
が
少數
(
せうすう
)
であるが。
探検実記 地中の秘密:06 疑問の加瀬貝塚
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
“材料”の意味
《名詞》
材 料(ざいりょう)
物を製作したり料理を作ったりする元になるもの。
芸術作品や文芸作品の題材になるもの。
主張や批評などを組み立てる元となるもの。判断の根拠となるもの。
相場を変動させる要因となるもの。
(出典:Wiktionary)
材
常用漢字
小4
部首:⽊
7画
料
常用漢字
小4
部首:⽃
10画
“材料”で始まる語句
材料取
材料不足
材料強弱