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だいす
ふりがな文庫
“
大好
(
だいす
)” の例文
おまえさんの
大好
(
だいす
)
きな
米
(
こめ
)
も、
豆
(
まめ
)
も、きびも、どこの
野原
(
のはら
)
にもたくさんあるじゃありませんか。なぜ、それを
取
(
と
)
って
食
(
た
)
べないのです。
汽車の中のくまと鶏
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
大好
(
だいす
)
きなカピのじいさん、この犬はもうたいへん年を取って、耳が遠くなっていたが、
視力
(
しりょく
)
はまだなかなかしっかりしていた。
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
『
有難
(
ありがた
)
う、
見
(
み
)
てると
却々
(
なか/\
)
面白
(
おもしろ
)
い
舞踏
(
ぶたう
)
だわ』と
云
(
い
)
つて
愛
(
あい
)
ちやんは、
漸
(
やうや
)
くそれが
濟
(
す
)
んだのを
嬉
(
うれ
)
しく
思
(
おも
)
ひました、『
私
(
わたし
)
も
其
(
そ
)
の
奇妙
(
きめう
)
な
胡粉
(
ごふん
)
の
歌
(
うた
)
が
大好
(
だいす
)
きよ!』
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
シートン氏は
幼
(
おさな
)
いころから動物が
大好
(
だいす
)
きで、動物に関する物語と絵をかくことを一
生懸命
(
しょうけんめい
)
勉強しました。
動物物語 狼の王ロボ
(新字新仮名)
/
アーネスト・トンプソン・シートン
(著)
私はマウド氏の先生の伝を見て、オボレンスキー公爵夫人マリーさんも、私がお目にかゝって間もなく死去された事を知りました。私はマリーさんが
大好
(
だいす
)
きでした。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
▼ もっと見る
一人住居
(
ひとりずまゐ
)
の
相手
(
あひて
)
なしに
毎日
(
まいにち
)
毎夜
(
まいや
)
さびしく
暮
(
くら
)
して
居
(
ゐ
)
るなれば
手
(
て
)
すきの
時
(
とき
)
には
遊
(
あそ
)
びにも
來
(
き
)
て
下
(
くだ
)
され、
私
(
わたし
)
は
此樣
(
こん
)
ながらがらした
氣
(
き
)
なれば
吉
(
きつ
)
ちやんのやうな
暴
(
あば
)
れさんが
大好
(
だいす
)
き
わかれ道
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
「また、選挙なのね。あたし、選挙、
大好
(
だいす
)
かんわ。選挙のたび、汚い人の心の裏が見えすくけ……」
花と龍
(新字新仮名)
/
火野葦平
(著)
私
(
わたくし
)
は
日本
(
につぽん
)
が
大好
(
だいす
)
きなんですよ、
日本
(
につぽん
)
へ
皈
(
かへ
)
りたくつてなりませんの、でねえ、
毎日
(
まいにち
)
/\
日
(
ひ
)
の
丸
(
まる
)
の
旗
(
はた
)
を
立
(
た
)
てゝ、
街
(
まち
)
で
戰爭事
(
いくさごつこ
)
をしますの、
爾
(
そ
)
してねえ、
日
(
ひ
)
の
丸
(
まる
)
の
旗
(
はた
)
は
強
(
つよ
)
いのですよ
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
このお
屋敷
(
やしき
)
に十三になるかわいらしいお
姫
(
ひめ
)
さまがありました。
一寸法師
(
いっすんぼうし
)
はこのお
姫
(
ひめ
)
さまが
大好
(
だいす
)
きでした。お
姫
(
ひめ
)
さまも
一寸法師
(
いっすんぼうし
)
が
大
(
たい
)
そうお
気
(
き
)
に
入
(
い
)
りで、どこへお出かけになるにも
一寸法師
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
犬の
大好
(
だいす
)
きな林太郎は、いままでなきそうにしていた顔をきゅうに明かるくいきいきとさして、その
場
(
ば
)
にしゃがみながら
片手
(
かたて
)
をさしだし、ちょっちょっと
舌
(
した
)
をならしてよびました。
あたまでっかち
(新字新仮名)
/
下村千秋
(著)
松江
(
しょうこう
)
は
日頃
(
ひごろ
)
、おいらの
絵
(
え
)
が
大好
(
だいす
)
きとかで、
板
(
いた
)
おろしをしたのはもとより、
版下
(
はんした
)
までを
集
(
あつ
)
めている
程
(
ほど
)
の
好
(
す
)
き
者
(
しゃ
)
仲間
(
なかま
)
、それがゆうべ、
芝居
(
しばい
)
の
帰
(
かえ
)
りにひょっこり
寄
(
よ
)
って、この
次
(
つぎ
)
の
狂言
(
きょうげん
)
には
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
「小鳥。わたし
大好
(
だいす
)
きよ。」
種山ヶ原
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
太郎
(
たろう
)
は、お
父
(
とう
)
さんや、お
母
(
かあ
)
さんのいうことを
聞
(
き
)
きませんでした。
竹馬
(
たけうま
)
に
乗
(
の
)
ることが
大好
(
だいす
)
きで、
毎日
(
まいにち
)
、
外
(
そと
)
へ
出
(
で
)
て
竹馬
(
たけうま
)
に
乗
(
の
)
って
遊
(
あそ
)
んでいました。
竹馬の太郎
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
『さうね、
今
(
いま
)
、五六
本
(
ぽん
)
扇
(
あふぎ
)
が
欲
(
ほ
)
しい』と
愛
(
あい
)
ちやんは
思
(
おも
)
ひました。『
私
(
わたし
)
は
皆
(
みん
)
なで
謎
(
なぞ
)
かけして
遊
(
あそ
)
ぶのが
大好
(
だいす
)
き。——
私
(
わたし
)
にだつて
其
(
そ
)
れが
解
(
と
)
けると
思
(
おも
)
ふわ』と
續
(
つゞ
)
いて
聲高
(
こわだか
)
に
云
(
い
)
ひました。
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
十二月は余の
大好
(
だいす
)
きな月である。
絢爛
(
けんらん
)
の秋が過ぎて、落つるものは落ち
尽
(
つく
)
し、
枯
(
か
)
るゝものは枯れ尽し、見るもの皆
乾々
(
かんかん
)
浄々
(
じょうじょう
)
として、
寂
(
さび
)
しいにも寂しいが、寂しい中にも何とも云えぬ
味
(
あじ
)
がある。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
「
私
(
わたし
)
、
草花
(
くさばな
)
の
種
(
たね
)
をまいたりするのは、
大好
(
だいす
)
きなのですけれど、もう、そんな
暇
(
ひま
)
なんかないのです。」と、
一人
(
ひとり
)
が、いいますと
ガラス窓の河骨
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
『
私
(
わたし
)
、それが
大好
(
だいす
)
き』と
愛
(
あい
)
ちやんが
云
(
い
)
つて、『だけど、
私
(
わたし
)
は
未
(
ま
)
だ
招待
(
せうたい
)
されないのよ』
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
月日
(
つきひ
)
がたって、いつしか
政
(
せい
)
一は、
上級生
(
じょうきゅうせい
)
となりました。
彼
(
かれ
)
は、また
釣
(
つ
)
りが
大好
(
だいす
)
きなので、
祭日
(
さいじつ
)
や、
日曜日
(
にちようび
)
などには、よく
釣
(
つ
)
りに
出
(
で
)
かけました。
窓の内と外
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
おじいさんは
平常
(
へいぜい
)
犬
(
いぬ
)
や
猫
(
ねこ
)
や
鳥
(
とり
)
が
大好
(
だいす
)
きであったから、きっとその
犬
(
いぬ
)
をつれて、いまごろは、
極楽
(
ごくらく
)
の
路
(
みち
)
を
歩
(
ある
)
いていなさるのだ。
おじいさんの家
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
私
(
わたし
)
、
子供
(
こども
)
が
大好
(
だいす
)
きですし、これから、
村
(
むら
)
に
人手
(
ひとで
)
が
足
(
た
)
りなくて、みんなが
働
(
はたら
)
くのに
困
(
こま
)
りますから、
子供
(
こども
)
の
世話
(
せわ
)
をするものが
入
(
い
)
り
用
(
よう
)
だと
思
(
おも
)
ったのです。
汽車は走る
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「ぼくは、そんなほたるが
飛
(
と
)
んでいたり、
魚
(
さかな
)
の
釣
(
つ
)
れる
川
(
かわ
)
のあるところが
大好
(
だいす
)
きだ。なぜ、おねえちゃんは、こんなやかましい
町
(
まち
)
の
中
(
なか
)
が
好
(
す
)
きなの。」
だまされた娘とちょうの話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
この
国
(
くに
)
は、ココアや、コーヒーの
産地
(
さんち
)
でありましたから、チョコレートのおいしいのが、またたくさんありました。くまは、チョコレートが
大好
(
だいす
)
きでした。
白いくま
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「
愉快
(
ゆかい
)
になるよ。
俺
(
おれ
)
は
夕焼
(
ゆうや
)
けの
方
(
ほう
)
を
見
(
み
)
るのが
大好
(
だいす
)
きだ。けれど、そんないい
国
(
くに
)
があるなどとは
知
(
し
)
らなかった。おまえは、ほんとうにいって
見
(
み
)
てきたのか。」
馬を殺したからす
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
そして、ついに、
自分
(
じぶん
)
の
大好
(
だいす
)
きなお
母
(
かあ
)
さんは、(いつでも
自分
(
じぶん
)
はお
母
(
かあ
)
さんといっしょにいたいのだけれど、)
自分
(
じぶん
)
といるものでないということを
知
(
し
)
りました。
はてしなき世界
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
青服
(
あおふく
)
は、
自分
(
じぶん
)
の
口
(
くち
)
から、かけごとと
殺生
(
せっしょう
)
がなにより
大好
(
だいす
)
きだというのだから、やさしい
顔
(
かお
)
はしていませんよ。
春はよみがえる
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「
私
(
わたし
)
は、あの
鳥
(
とり
)
が
大好
(
だいす
)
きよ。また
来年
(
らいねん
)
も、あの
木
(
き
)
へきて
鳴
(
な
)
くといいわね。」といって、ながめていました。
もずとすぎの木
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「なによりも、
殺生
(
せっしょう
)
とかけごとが、
大好
(
だいす
)
きだなんて、
困
(
こま
)
った
性分
(
しょうぶん
)
さ。」と、
青服
(
あおふく
)
は、
自分
(
じぶん
)
をあざけりながら、
他人
(
たにん
)
のいやがることを
好
(
この
)
むのが、
近代的
(
きんだいてき
)
と
思
(
おも
)
いこみ
春はよみがえる
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
もう二
度
(
ど
)
と
太陽
(
たいよう
)
の
光
(
ひかり
)
は
見
(
み
)
られないんでなかろうか、そして、あの
夜々
(
よよ
)
に、
大空
(
おおぞら
)
に
輝
(
かがや
)
く
大好
(
だいす
)
きな
星
(
ほし
)
の
光
(
ひかり
)
を
望
(
のぞ
)
むことができないのでなかろうかと、
愁
(
うれ
)
いましたが、また
つばきの下のすみれ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
わしは、
子供
(
こども
)
の
時分
(
じぶん
)
、おおぜいの
兄弟
(
きょうだい
)
がありました。そして、みんなが、お
母
(
かあ
)
さんを
大好
(
だいす
)
きでした。
お母さまは太陽
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
二郎
(
じろう
)
ちゃんは、ねこが
大好
(
だいす
)
きでしたから、すぐそのそばへすわりました。ねこは
二郎
(
じろう
)
ちゃんを
見
(
み
)
ると、ごろりと
横
(
よこ
)
になって、あくびをしながら
四
(
よ
)
つ
足
(
あし
)
をのばしました。
小さな妹をつれて
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
なんて、いい
香
(
にお
)
いのする、かわいらしい
花
(
はな
)
でしょう。わたしは、あなたのような
香
(
にお
)
いが
大好
(
だいす
)
きです。
くもと草
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「おまえの
大好
(
だいす
)
きな
魚
(
うお
)
を
持
(
も
)
ってきてやったよ。」と、
白鳥
(
はくちょう
)
の
母親
(
ははおや
)
は、
子供
(
こども
)
に
向
(
む
)
かっていいました。
魚と白鳥
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
兄
(
あに
)
は、こんなようなたそがれが、
大好
(
だいす
)
きであったと
思
(
おも
)
うと、いまごろ、どこかの
島
(
しま
)
で、この
空
(
そら
)
を
見
(
み
)
てるのでなかろうかと、ひとりでに、
目
(
め
)
の
中
(
なか
)
のくもることがありました。
たましいは生きている
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「わたし、ねこ
大好
(
だいす
)
きよ。
家
(
うち
)
へいってきいてみてくるわ。」といって、かけ
出
(
だ
)
してゆきました。
僕たちは愛するけれど
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
おじいさん、これは、やはり
麦
(
むぎ
)
を
挽
(
ひ
)
いた
粉
(
こな
)
ですよ。うちのせがれは、
子供
(
こども
)
の
時分
(
じぶん
)
から、
不思議
(
ふしぎ
)
な
子
(
こ
)
で、こうせんが
大好
(
だいす
)
きだったから、こんなものを
送
(
おく
)
ってよこしたのですよ。
片田舎にあった話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
吉雄
(
よしお
)
は、
家
(
いえ
)
に
帰
(
かえ
)
ると、いつも
川
(
かわ
)
のほとりにゆきました。
川
(
かわ
)
は、
村
(
むら
)
はずれの
丘
(
おか
)
のふもとを
流
(
なが
)
れていました。
草
(
くさ
)
の
上
(
うえ
)
に
足
(
あし
)
を
投
(
な
)
げ
出
(
だ
)
して、あちらの
空
(
そら
)
をながめるのが
大好
(
だいす
)
きでした。
子供はばかでなかった
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
その
日
(
ひ
)
から、
年
(
とし
)
ちゃんは、はとぽっぽが、なによりもいちばん
大好
(
だいす
)
きになったのであります。
ごみだらけの豆
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
たまたま
売
(
う
)
れ
残
(
のこ
)
りのうちわがあっても、それは、
前
(
まえ
)
の
正
(
しょう
)
ちゃんの
大好
(
だいす
)
きなうちわとは
似
(
に
)
つきもしないもので、
正
(
しょう
)
ちゃんは、それを
手
(
て
)
に
取
(
と
)
ると、だまって
捨
(
す
)
ててしまいました。
遠方の母
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
主人
(
しゅじん
)
は、この
世界
(
せかい
)
の
珍
(
めずら
)
しい
話
(
はなし
)
や、
草花
(
くさばな
)
などのようなものを
見
(
み
)
ることが
大好
(
だいす
)
きなのです……。
花咲く島の話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
私
(
わたし
)
も、
子供
(
こども
)
のときは、なにより
釣
(
つ
)
りが
大好
(
だいす
)
きでした。それですから、いまでも、
釣
(
つ
)
りざおを
持
(
も
)
っていく
人
(
ひと
)
を
見
(
み
)
ると、しぜんに
癖
(
くせ
)
で、
空
(
そら
)
を
見
(
み
)
るのです。ああ、
今日
(
きょう
)
はだいじょうぶだ。
窓の内と外
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「
坊
(
ぼっ
)
ちゃんは、このうちわが、
大好
(
だいす
)
きですね。」と、
女中
(
じょちゅう
)
は、
笑
(
わら
)
いながらいいました。
遠方の母
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
そうなると、おまえは、じっとしては、いられなくなりますよ。けれど、この
水
(
みず
)
の
上
(
うえ
)
へ
近
(
ちか
)
く
出
(
で
)
てごらんなさい。そこにはおまえの
大好
(
だいす
)
きな
餌
(
えさ
)
が、たくさんに
水
(
みず
)
の
中
(
なか
)
に
浮
(
う
)
いています。
魚と白鳥
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
動物園
(
どうぶつえん
)
の
白
(
しろ
)
いくまが、チョコレートが
大好
(
だいす
)
きだということが、みんなに
知
(
し
)
れわたりましたから、
見物
(
けんぶつ
)
にくる
女
(
おんな
)
の
人
(
ひと
)
や、
子供
(
こども
)
たちが、くまにチョコレートを
持
(
も
)
ってきてやりましたので
白いくま
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
龍夫
(
たつお
)
と
源吉
(
げんきち
)
の
二人
(
ふたり
)
は、
仲
(
なか
)
のいい
友
(
とも
)
だちでした、
二人
(
ふたり
)
は、
台風
(
たいふう
)
が
大好
(
だいす
)
きなのでした。
台風の子
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「ここに、すみれがあってよ。あたしは、すみれが
大好
(
だいす
)
きなの。こんなところにあっては、みんなに
踏
(
ふ
)
まれてしまうわ。」といって、はじめて
竹子
(
たけこ
)
さんは、すみれに
注意
(
ちゅうい
)
してくれました。
つばきの下のすみれ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
なんでも
駆
(
か
)
けまわっていたり、
争
(
あらそ
)
ったり
組
(
く
)
みついたりすることが
大好
(
だいす
)
きなのだ。
明るき世界へ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
花
(
はな
)
を
大好
(
だいす
)
きな
妹
(
いもうと
)
は、ここに
立
(
た
)
ち
寄
(
よ
)
ったにちがいがないと
思
(
おも
)
ったからであります。
灰色の姉と桃色の妹
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
その
後
(
あと
)
は、まったく
風
(
かぜ
)
と
雪
(
ゆき
)
の
天地
(
てんち
)
で、それはたとえようのないほど、
盛
(
さか
)
んな
景色
(
けしき
)
でありました。
子供
(
こども
)
はそれを
忘
(
わす
)
れることができなかったのです。
子供
(
こども
)
は、こうした
吹雪
(
ふぶき
)
を
見
(
み
)
るのが
大好
(
だいす
)
きでした。
角笛吹く子
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
昔
(
むかし
)
、あるところに、さびしいところの
大好
(
だいす
)
きなお
姫
(
ひめ
)
さまがありました。どんなにさびしいところでもいいから
人
(
ひと
)
の
住
(
す
)
んでいない、さびしいところがあったら、そこへいって
住
(
す
)
みたいといわれました。
町のお姫さま
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「
小母
(
おば
)
さん、
正
(
しょう
)
ちゃんは?」と、はいってきた
子供
(
こども
)
がありました。それは、八つになった、
近所
(
きんじょ
)
の
吉雄
(
よしお
)
さんであります。
吉雄
(
よしお
)
さんは、
正
(
しょう
)
ちゃんが
大好
(
だいす
)
きでした。よく
正
(
しょう
)
ちゃんを
遊
(
あそ
)
ばしてくれました。
幼き日
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
好
常用漢字
小4
部首:⼥
6画
“大好”で始まる語句
大好物
大好き
大好堂
大好庵