“乾々”の読み方と例文
読み方割合
かんかん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
十二月は余の大好だいすきな月である。絢爛けんらんの秋が過ぎて、落つるものは落ちつくし、るゝものは枯れ尽し、見るもの皆乾々かんかん浄々じょうじょうとして、さびしいにも寂しいが、寂しい中にも何とも云えぬあじがある。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)