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鬼神
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きじん
ふりがな文庫
“
鬼神
(
きじん
)” の例文
雲仙には
薊
(
あざみ
)
谷、
鬼神
(
きじん
)
谷のような、上から
見下
(
みおろ
)
して美しい渓谷はあるが、渓谷それ自らの内部にこれほどの美を包容する渓谷はない。
雲仙岳
(新字新仮名)
/
菊池幽芳
(著)
昔は煙客翁がいくら苦心をしても、この図を再び
看
(
み
)
ることは、
鬼神
(
きじん
)
が
悪
(
にく
)
むのかと思うくらい、ことごとく失敗に終りました。
秋山図
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
これが
節分
(
せつぶん
)
の
晩
(
ばん
)
である。
大都會
(
だいとくわい
)
の
喧騷
(
けんさう
)
と
雜音
(
ざつおん
)
に、その
日
(
ひ
)
、その
日
(
ひ
)
の
紛
(
まぎ
)
るゝものは、いつか、
魔界
(
まかい
)
の
消息
(
せうそく
)
を
無視
(
むし
)
し、
鬼神
(
きじん
)
の
隱約
(
いんやく
)
を
忘却
(
ばうきやく
)
する。……
火の用心の事
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
ひるむところを付け入つて
捕
(
と
)
る、このこつはまことに手に入つたもので、錢形の平次といふと、年は若いが惡黨仲間から
鬼神
(
きじん
)
の如く恐れられたものです。
銭形平次捕物控:001 金色の処女
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
有王 (俊寛を
抱
(
だ
)
きかかえたるまま)ご主人様、お気をおたしかに! あゝ、いたわしや。あまりに苦しみがすぎました。
鬼神
(
きじん
)
もおあわれみくだされい。
俊寛
(新字新仮名)
/
倉田百三
(著)
▼ もっと見る
鬼神
(
きじん
)
のような
其
(
そ
)
の男は、なにもかも知ってしまった。二人の
身辺
(
しんぺん
)
から、歴然たる証拠も
掴
(
つか
)
んだのだった。
夜泣き鉄骨
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
身は
十重二十重
(
とえはたえ
)
に縛りつけられ、二挺のピストルは胸の前に筒口を揃えている。
鬼神
(
きじん
)
にあらぬ明智小五郎、如何にして、この絶体絶命の大危難を逃れ得るであろうか。
魔術師
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
「ほん当にそうじゃなもし。
鬼神
(
きじん
)
のお
松
(
まつ
)
じゃの、
妲妃
(
だっき
)
のお百じゃのてて
怖
(
こわ
)
い女が
居
(
お
)
りましたなもし」
坊っちゃん
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
「え。殺されてもどきません!」お妙は、さながら
鬼神
(
きじん
)
にでも
憑
(
つ
)
かれたように、壁辰と喬之助の間にぴったり坐って、じりり、
膝頭
(
ひざがしら
)
で板の間をきざんで父に詰め寄った。
魔像:新版大岡政談
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
聲
(
こえ
)
に
應
(
おう
)
じて、
家
(
いへ
)
に
殘
(
のこ
)
つて
居
(
を
)
つた
一團
(
いちだん
)
の
水兵
(
すいへい
)
は
一同
(
みな
)
部室
(
へや
)
から
飛
(
と
)
んで
出
(
で
)
た。いづれも
鬼神
(
きじん
)
を
挫
(
ひし
)
がんばかりなる
逞
(
たく
)
ましき
男
(
をとこ
)
が、
家
(
いへ
)
の
前面
(
ぜんめん
)
に
一列
(
いちれつ
)
に
並
(
なら
)
んで、
恭
(
うやうや
)
しく
敬禮
(
けいれい
)
を
施
(
ほどこ
)
した。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
欣
(
うれ
)
し
泣
(
な
)
きである。男泣きである。戦場に立っては、
鬼神
(
きじん
)
もひしぎ、家庭にあっては、平素でも、泣くことを知らないといわれている人々が、ほとんど、手放しで、
慟哭
(
どうこく
)
していた。
新書太閤記:06 第六分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
鬼の
女房
(
にょうぼ
)
に
鬼神
(
きじん
)
の
譬
(
たと
)
え、似たもの夫婦でございまして、仙太郎の
女房
(
にょうぼう
)
お梶は誠に親切者でございまするから、可愛相な者があれば仙太に
内証
(
ないしょ
)
で助けて遣りました者も多くあります。
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
四方
(
よも
)
の壁と
穹窿
(
まるてんじょう
)
とには、
鬼神
(
きじん
)
竜蛇
(
りょうだ
)
さまざまの形を
画
(
えが
)
き、「トルウヘ」といふ
長櫃
(
ながびつ
)
めきたるものをところどころに
据
(
す
)
ゑ、柱には
刻
(
きざ
)
みたる
獣
(
けもの
)
の
首
(
こうべ
)
、古代の
楯
(
たて
)
、
打物
(
うちもの
)
などを懸けつらねたる
間
(
ま
)
文づかひ
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
黙阿弥の劇中に見られるやうな毒婦は近松にも西鶴にも
春水
(
しゆんすゐ
)
にも
見出
(
みいだ
)
されない。
馬琴
(
ばきん
)
に至つて初めて「
船虫
(
ふなむし
)
」を発見し得るが、講談としては已に
鬼神
(
きじん
)
お
松
(
まつ
)
其他
(
そのた
)
に多くの類例を挙げ得るであらう。
虫干
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
「まるで
鬼神
(
きじん
)
でござります」
八ヶ嶽の魔神
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
四方
(
しはう
)
の
夜
(
よる
)
の
鬼神
(
きじん
)
をまねき
『春と修羅』
(新字旧仮名)
/
宮沢賢治
(著)
谷を
上
(
のぼ
)
って峰がまた転ずると、今度は
薊
(
あざみ
)
谷と共に雲仙の二大渓谷であり、また同じ旧噴火口であるところの
鬼神
(
きじん
)
谷の真上に出る。
雲仙岳
(新字新仮名)
/
菊池幽芳
(著)
昔は、
川柳
(
せんりゅう
)
に、
熊坂
(
くまさか
)
の
脛
(
すね
)
のあたりで、みいん、みいん。で、
薄
(
すすき
)
の
裾
(
すそ
)
には、
蟋蟀
(
こおろぎ
)
が鳴くばかり、
幼児
(
おなさご
)
の目には
鬼神
(
きじん
)
のお松だ。
若菜のうち
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
わしはあなたを
慰
(
なぐさ
)
めたい心で一ぱいになっている。
鬼神
(
きじん
)
も今のあなたの
姿
(
すがた
)
を見てはあわれみを起こすだろう。
俊寛
(新字新仮名)
/
倉田百三
(著)
「
倭将
(
わしょう
)
は
鬼神
(
きじん
)
よりも強いと云うことじゃ。もしそちに打てるものなら、まず倭将の首を
断
(
た
)
ってくれい。」
金将軍
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
風太郎だつて
鬼神
(
きじん
)
ではないでせうから、あの塀を越すにはどうしても一度千兩箱を下へ置くか、塀の上へ載せるか、向う側へ投り出すかしなければなりませんが
銭形平次捕物控:003 大盗懺悔
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
『
武村兵曹
(
たけむらへいそう
)
、お
前
(
まへ
)
に
鬼神
(
きじん
)
の
勇
(
ゆう
)
があればとて、あの
澤山
(
たくさん
)
の
猛獸
(
まうじう
)
と
鬪
(
たゝか
)
つて
何
(
なに
)
になる。』と
矢庭
(
やにわ
)
に
彼
(
かれ
)
の
肩先
(
かたさき
)
を
握
(
つか
)
んで
後
(
うしろ
)
へ
引戻
(
ひきもど
)
した。
此時
(
このとき
)
猛犬稻妻
(
まうけんいなづま
)
は、
一聲
(
いつせい
)
銃
(
するど
)
く
唸
(
うな
)
つて
立上
(
たちあが
)
つた。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
その
鬼神
(
きじん
)
のような力に、元気な一郎だったが、たちまち
摚
(
どう
)
と振りとばされてしまった。
恐怖の口笛
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
水道門の
堰
(
せき
)
をきって、
間道
(
かんどう
)
のなかへ
濁水
(
だくすい
)
をそそぎこめ、さすれば、いかなる
天魔
(
てんま
)
鬼神
(
きじん
)
であろうと、なかのふたりが
溺
(
おぼ
)
れ死ぬのはとうぜん、しかも、味方にひとりの
怪我人
(
けがにん
)
もなくてすむわ
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
茶舟
(
ちゃぶね
)
の船頭で
五斗俵
(
ごとびょう
)
を
担
(
かつ
)
ぐと云う程の力の人でございます、
其処
(
そこ
)
の
姐御
(
あねご
)
は至極情け深い人で、
然
(
そ
)
う云う強い人の女房でございますから鬼の
女房
(
にょうぼ
)
に
鬼神
(
きじん
)
の
譬
(
たとえ
)
、ものゝ道理の分った婦人で有りますから
政談月の鏡
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
そういうところをぬけ、つめたい氷のような風の
吹出
(
ふきだ
)
している二、三ヶ所の
風穴
(
かざあな
)
の前を通ったりして、
鬼神
(
きじん
)
谷の上へ出るとそこで元来た旧道に
合
(
がっ
)
する。
雲仙岳
(新字新仮名)
/
菊池幽芳
(著)
隣郷
(
りんがう
)
津軽
(
つがる
)
の
唐糸
(
からいと
)
の
前
(
まへ
)
に
恥
(
は
)
ぢずや。
女賊
(
ぢよぞく
)
はまだいゝ。
鬼神
(
きじん
)
のお
松
(
まつ
)
といふに
至
(
いた
)
つては、
余
(
あま
)
りに
卑
(
いや
)
しい。これを
思
(
おも
)
ふと、
田沢湖
(
たざはこ
)
の
街道
(
かいだう
)
、
姫塚
(
ひめつか
)
の、
瀧夜叉姫
(
たきやしやひめ
)
が
羨
(
うらやま
)
しい。
十和田湖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
又六は——あの普賢菩薩の尊像を二代目勘兵衛から
奪
(
と
)
って、下品な色などをつけて見世物にした罰で、形の見えぬ
鬼神
(
きじん
)
に殺された、——死んだ二代目勘兵衛の
鑿
(
のみ
)
で刺されたのは
銭形平次捕物控:028 歎きの菩薩
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
けれど、
彼方
(
かなた
)
天魔
(
てんま
)
鬼神
(
きじん
)
を
欺
(
あざむ
)
く
海賊船
(
かいぞくせん
)
ならば
一度
(
ひとたび
)
睨
(
にら
)
んだ
船
(
ふね
)
をば
如何
(
いか
)
でか
其儘
(
そのまゝ
)
に
見遁
(
みのが
)
すべき。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
僕は
鬼神
(
きじん
)
のような冷徹さでもって、ミチミの身体を
嚥
(
の
)
んだ
空虚
(
から
)
の棺桶のなかを点検した。そのとき両眼に、
灼
(
や
)
けつくようにうつったのは、棺桶の底に、ポツンと一と
雫
(
しずく
)
、溜っている
凝血
(
ぎょうけつ
)
だった。
棺桶の花嫁
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
「
鬼神
(
きじん
)
が鬼神に遇うたのじゃ。父上の
御身
(
おみ
)
に害がなかったのは、不思議もない。」と、さも
可笑
(
おか
)
しそうに
仰有
(
おっしゃ
)
いましたが、その後また、東三条の
河原院
(
かわらのいん
)
で、夜な夜な現れる
融
(
とおる
)
の左大臣の亡霊を
邪宗門
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
一書を
認
(
したた
)
めておいたから、これを携えて、一度城中に彼を
訪
(
と
)
い、彼、後藤基国をして、その主君別所長治によく利害を説かせ、大勢の帰するところを
諭
(
さと
)
したなら、長治とて、よも
鬼神
(
きじん
)
ではなし
新書太閤記:06 第六分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
千本の内一本でも中国あたりの浜にでも着いて心ある人に拾われたら、きっと
清盛
(
きよもり
)
の所へ送ってくれるだろう。清盛だって
鬼神
(
きじん
)
でもあるまい。あのさびしい歌を読んで心をうごかさぬことはあるまい。
俊寛
(新字新仮名)
/
倉田百三
(著)
「はて魔の者にした
処
(
ところ
)
が、
鬼神
(
きじん
)
に
横道
(
おうどう
)
はないといふ、さあ/\かたげて
寝
(
やす
)
まつしやれいの/\。」
二世の契
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
鬼神
(
きじん
)
のような男ですが、家の中の取締りはあまりよく行き届きません。
銭形平次捕物控:020 朱塗の筐
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
駈け出すことができるという
鬼神
(
きじん
)
のお松そっちのけの人造人間である。
人造物語
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
将門は一心不乱の
鬼神
(
きじん
)
になった。そして、直接、敵兵に触れ、悍馬の
脚
(
あし
)
もとに蹴ちらしながら、長柄の刃が血で
鈍
(
なま
)
るほど、縦横無尽に、
薙
(
な
)
いで行った。そして、ついに、主将の陣へ、迫りかけた。
平の将門
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
とて
越中
(
ゑつちう
)
が
頭
(
かしら
)
を
撫
(
な
)
でゝ
見
(
み
)
、
舌
(
した
)
赤
(
あか
)
くニヤリと
笑
(
わら
)
ひ、
人
(
ひと
)
さし
指
(
ゆび
)
に
鼻油
(
はなあぶら
)
を
引
(
ひい
)
て、しつぺい
張
(
はら
)
んと
歯噛
(
はがみ
)
をなし
立上
(
たちあが
)
りし
面貌
(
つらがまへ
)
——と
云々
(
うんぬん
)
。
恁
(
かく
)
てこそ
鬼神
(
きじん
)
と
勇士
(
ゆうし
)
が
力較
(
ちからくら
)
べも
壮大
(
そうだい
)
ならずや。
怪力
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
剛勇
(
ごうゆう
)
にして
鬼神
(
きじん
)
もさけるほどの人物
少年探偵長
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
既
(
すで
)
に
鬼神
(
きじん
)
に
感応
(
かんおう
)
ある、
芸術家
(
げいじゆつか
)
に
対
(
たい
)
して、
坊主
(
ばうず
)
の
言語
(
げんご
)
と
挙動
(
きよどう
)
は、
何
(
なん
)
となく
嘗
(
な
)
め
過
(
す
)
ぎたやうに
思
(
おも
)
はれたから……
其
(
そ
)
のまゝ
肩
(
かた
)
を
聳
(
そび
)
やかして、
三
(
み
)
つ
四
(
よ
)
つ
輝
(
かゞや
)
く
星
(
ほし
)
を
取
(
と
)
つて、
直
(
たゞ
)
ちに
額
(
ひたひ
)
を
飾
(
かざ
)
る
意気組
(
いきぐみ
)
。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
息子
(
むすこ
)
の
性
(
せい
)
は
善
(
ぜん
)
にして、
鬼神
(
きじん
)
に
横道
(
わうだう
)
なしと
雖
(
いへど
)
も、
二合半
(
こなから
)
傾
(
かたむ
)
けると
殊勝
(
しゆしよう
)
でなく
成
(
な
)
る。
大阪まで
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
不満足
(
ふまんぞく
)
を
来
(
き
)
たしたのであらう——いかさまにも
一
(
ひと
)
つ
残
(
のこ
)
つた
瞳
(
ひとみ
)
を
見
(
み
)
れば、お
浦
(
うら
)
の
其
(
それ
)
より
情
(
なさけ
)
を
宿
(
やど
)
さぬ、
露
(
つゆ
)
も
帯
(
お
)
びぬ、……
手足
(
てあし
)
既
(
すで
)
に
完
(
まつた
)
うして
斧
(
をの
)
を
以
(
もつ
)
て
砕
(
くだ
)
かれても、
対手
(
あひて
)
が
鬼神
(
きじん
)
では
文句
(
もんく
)
はない
筈
(
はづ
)
。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
... 働く鬼の
女房
(
にょうぼ
)
に、」源「枕探しの
鬼神
(
きじん
)
とやら、」菊「そういうお主が度胸なら、
明日
(
あす
)
が日ばれて縄目にあい、」源「お上のお仕置受ければとて、」菊「
隙
(
ひま
)
行
(
ゆく
)
駒の二人
連
(
づれ
)
、」源「二本の
槍
(
やり
)
の
二世
(
にせ
)
かけて、」菊「離れぬ中の
紙幟
(
かみのぼり
)
、」源「
果
(
はて
)
は野末に、」菊「身は捨札、」源「思えば
果敢
(
はか
)
ない、」
湯島詣
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“鬼神”の意味
《名詞》
鬼神(きじん、きしん)
人の耳目では見たり聞いたりすることができない超人的な能力を有するもの。
恐ろしい鬼。化け物。
(出典:Wiktionary)
“鬼神”の解説
鬼神(きじん、きしん、おにがみ)は、「きじん」または「きしん」と音読みした場合の第一義としては天地万物の霊魂あるいは神々を意味し、「おにがみ」と訓読みした場合は目に見えない精霊または荒々しく恐ろしい神を意味する。
(出典:Wikipedia)
鬼
常用漢字
中学
部首:⿁
10画
神
常用漢字
小3
部首:⽰
9画
“鬼神”で始まる語句
鬼神学
鬼神論
鬼神不測
鬼神仮面
鬼神変化
鬼神妖怪
鬼神新論
鬼神竜蛇
鬼神羅刹
鬼神集説