“二世”の読み方と例文
読み方割合
にせ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
寤寐ごびにもはなれず起居ききよにもわすれぬ後來のち/\半身はんしん二世にせつま新田につたむすめのおたかなり、芳之助よしのすけはそれとるより何思なにおもひけん前後ぜんご無差別むしやべつ
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
二世にせちぎりとおきてにさえ出ている夫は、二重にも三重にも可愛がってくれるだろう、また可愛がって下さるよと受合われて、住み馴れたいえを今日限りと出た。
野分 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
それじゃおかみさんご機嫌よう、二度と忠太郎は参りやしません——愚痴ぐちをいうじゃねえけれど、夫婦は二世にせ、親子は一世いっせと、だれが云い出したか、身に沁みらあ。
瞼の母 (新字新仮名) / 長谷川伸(著)