トップ
>
是等
>
これら
ふりがな文庫
“
是等
(
これら
)” の例文
是等
(
これら
)
は
謂
(
い
)
わば従であり人が主であるから、必要に迫らるれば、随分無理をして、といっても、
巧
(
たくみ
)
に自然を利用することを忘れないで
峠
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
常人
(
たゞびと
)
にて
力士
(
りきし
)
の
聞
(
きこ
)
えありしは
頸城
(
くびき
)
郡の中野善右エ門、立石村の長兵衛、蒲原郡三条の三五右エ門、
是等
(
これら
)
無双
(
ぶさう
)
の大力にて人の知る所なり。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
要するに、
是等
(
これら
)
のことは、
凡
(
すべ
)
てまだその人が活きている時の、精神的感応であるから、決して怪談ではなかろうというのである。
テレパシー
(新字新仮名)
/
水野葉舟
(著)
是等
(
これら
)
の隆まりにて界されたる中に
兩眼
(
りやうがん
)
と鼻と口との存するを見れば、土偶は
頭巾
(
づきん
)
の前部より面の
現
(
あらは
)
れたる形に
作
(
つく
)
られ有るが如し。
コロボックル風俗考
(旧字旧仮名)
/
坪井正五郎
(著)
また豚是は蹄わかるれども
反蒭
(
にれはむ
)
ことをせざれば汝らには
汚
(
けがれ
)
たる者なり、汝ら
是等
(
これら
)
の物の肉を
食
(
くら
)
うべからず、またその
死体
(
しかばね
)
に
捫
(
さわ
)
るべからず。
正義と微笑
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
▼ もっと見る
是等
(
これら
)
はおなじく、神経の
雋鋭
(
しゆんえい
)
になつたための一つの証候であるが、これは
気稟
(
きひん
)
に本づく
方嚮
(
はうかう
)
の違ひであると
謂
(
い
)
つていいだらう。
結核症
(新字旧仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
軍事上
(
ぐんじじやう
)
の
大發明
(
だいはつめい
)
——一
大
(
だい
)
帆走船
(
ほまへせん
)
——三十七
名
(
めい
)
の
水兵
(
すゐへい
)
——
化學用
(
くわがくよう
)
藥品
(
やくひん
)
、
是等
(
これら
)
から
思
(
おも
)
ひ
合
(
あは
)
せると
朧
(
おぼろ
)
ながらも
想像
(
さうぞう
)
の
出來
(
でき
)
ぬ
事
(
こと
)
はない。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
宗助
(
そうすけ
)
は
一見
(
いつけん
)
こだわりの
無
(
な
)
ささうな
是等
(
これら
)
の
人
(
ひと
)
の
月日
(
つきひ
)
と、
自分
(
じぶん
)
の
内面
(
ないめん
)
にある
今
(
いま
)
の
生活
(
せいくわつ
)
とを
比
(
くら
)
べて、
其
(
その
)
懸隔
(
けんかく
)
の
甚
(
はなは
)
だしいのに
驚
(
おど
)
ろいた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
是等
(
これら
)
の歌から受ける興味の程量は読者の嗜好に依て相違のあるべきは勿論であるが、
兎
(
と
)
に
角
(
かく
)
生命の脈々たる歌であるのだ。
歌の潤い
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
険しい眼——輝く
眸
(
ひとみ
)
——物凄い顔——
是等
(
これら
)
の過去のイメージが全く心の目から取れないのにかかる柔和な、穏かな顔を見ようとは思わなかった。
点
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
されば真の宗教家は
是等
(
これら
)
のものに於て神の矛盾を見ずして
却
(
かへ
)
つて深き恩寵を感ずるのである。(善の研究——四の四)
愛と認識との出発
(新字新仮名)
/
倉田百三
(著)
半月ばかりたつた
後
(
のち
)
、
是等
(
これら
)
の紙袋は点々と
林檎畠
(
りんごばたけ
)
の葉かげにかかり出した。それからもう何日になることであらう。
詩集
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
是等
(
これら
)
の人々何が為に此室にきたりたるぞ、余は怪むひまも無く床の真中に血に塗れたる死骸あるに気附たり、小柄なる白髪の老人にして
仰向
(
あおむき
)
に
打倒
(
うちたお
)
れ
血の文字
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
是等
(
これら
)
諸氏はみな信者諸氏と同じく、各自の主義主張の
為
(
ため
)
に、世界各地より集り
来
(
きた
)
った真理の友である。
恐
(
おそ
)
らく諸氏の論難は、最
痛烈
(
つうれつ
)
辛辣
(
しんらつ
)
なものであろう。
ビジテリアン大祭
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
火斗を買て貨幣法の間違いを知る
左
(
さ
)
れども
是等
(
これら
)
は唯書生の一身に直接して
然
(
しか
)
るのみ。
扨
(
さて
)
経済の理窟に
於
(
おい
)
ては当時町人共の知らぬ処に
考
(
かんがえ
)
の届くことがある。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
所謂
(
いはゆる
)
国民性を描けとの要求にして以上の三解の外に
出
(
い
)
でずとせば、
是等
(
これら
)
は果して如何なる意義を有するぞ。吾人をして少しく之れを
撿覈
(
けんかく
)
する所あらしめよ。
国民性と文学
(新字旧仮名)
/
綱島梁川
(著)
是等
(
これら
)
の理由に
因
(
よっ
)
て、吉岡忠一は𤢖を以て蒙古人の子孫と認めた。
此
(
この
)
以上の考證は、
他
(
た
)
の識者を待つのである。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
其上
(
そのうへ
)
に
腹
(
はら
)
を
立
(
た
)
つと
直
(
す
)
ぐに、
此
(
こ
)
の
野郎
(
やらう
)
、
此
(
こ
)
の
大馬鹿
(
おほばか
)
と
惡體
(
あくたい
)
が
初
(
はじ
)
まるので、
是等
(
これら
)
は
大地主
(
おほぢぬし
)
の
癖
(
くせ
)
であるが、
餘
(
あま
)
り
感心
(
かんしん
)
した
風
(
ふう
)
では
無
(
な
)
い、とドクトルも
思
(
おも
)
ふたのであつた。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
併
(
しか
)
し
当時
(
そのころ
)
では是すら容易に出来ませんことで、先ず
滞
(
とゞこお
)
りなくお目見えも済み、是から重役の宅を
廻勤
(
かいきん
)
いたすことで、
是等
(
これら
)
は
総
(
すべ
)
て渡邊織江の指図でございますが
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
浜口
雄幸
(
おさち
)
、井上準之助、
犬養毅
(
いぬかいつよし
)
等数年来暴力の犠牲となった政治家は少なくないが、
是等
(
これら
)
の人々が仆れたる時は、まだ反対思想が何であるかが明白ではなかった
二・二六事件に就て
(新字新仮名)
/
河合栄治郎
(著)
洋々
(
やう/\
)
たるナイル
河
(
かは
)
、
荒漠
(
くわうばく
)
たるサハラの
沙漠
(
さばく
)
、
是等
(
これら
)
は
大
(
おほい
)
に
化物思想
(
ばけものしさう
)
の
發達
(
はつたつ
)
を
促
(
うなが
)
した。
埃及
(
えじぷと
)
の
神樣
(
かみさま
)
には
化物
(
ばけもの
)
が
澤山
(
たくさん
)
ある。
併
(
しか
)
し
之
(
これ
)
が
希臘
(
ぎりしや
)
へ
行
(
い
)
くと
餘程
(
よほど
)
異
(
ことな
)
り、
却
(
かへ
)
つて
日本
(
にほん
)
と
似
(
に
)
て
來
(
く
)
る。
妖怪研究
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
されば
是等
(
これら
)
の
餽物
(
おくりもの
)
親御からなさるゝは至当の事、受取らぬと
仰
(
おっしゃ
)
ったとて
此儘
(
このまま
)
にはならず、どうか条理の
立様
(
たつよう
)
御分別なされて、
枉
(
まげ
)
ても
枉
(
まげ
)
ても、御受納と
舌
(
した
)
小賢
(
こざか
)
しく
云迯
(
いいにげ
)
に東京へ帰ったやら
風流仏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
然
(
さ
)
程に見えず又陸尺七右衞門の
深切
(
しんせつ
)
も右の如し又
賤
(
いや
)
しき女なれ共
腰元
(
こしもと
)
お島が忠節天晴なる事男にも
勝
(
まさ
)
りしなり
是等
(
これら
)
の忠節も
皆
(
みな
)
主税之助一人の
愚惡
(
ぐあく
)
の爲め
空敷
(
むなしく
)
嘉川家
斷絶
(
だんぜつ
)
に及びし事是非なき次第なり
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
是等
(
これら
)
の帽の上に
晶子詩篇全集
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
唯
(
ただ
)
晴れた日に
是等
(
これら
)
の湖水の北岸を通ると、絶えず秀麗なる富士の姿を頭上に仰ぎ、其倒影を湖心に眺めるのが他に見られぬ特色である。
春の大方山
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
常人
(
たゞびと
)
にて
力士
(
りきし
)
の
聞
(
きこ
)
えありしは
頸城
(
くびき
)
郡の中野善右エ門、立石村の長兵衛、蒲原郡三条の三五右エ門、
是等
(
これら
)
無双
(
ぶさう
)
の大力にて人の知る所なり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
此考
(
このかんが
)
へにして誤無からんか、
是等
(
これら
)
の覆面は氣候の寒冷を
示
(
しめ
)
すものにして前項記載の
頭巾
(
づきん
)
と能く釣り合を保てるものと云ふべし。
コロボックル風俗考
(旧字旧仮名)
/
坪井正五郎
(著)
そうして当時の評論を調べて見ると、
是等
(
これら
)
の作物が全く問題になって居ない。青木健作氏の「
虻
(
あぶ
)
」
抔
(
など
)
は好例である。
長塚節氏の小説「土」
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
総
(
すべ
)
て
是等
(
これら
)
の
細
(
こまか
)
き事柄は
殆
(
ほとん
)
ど一目にて余の
眼
(
まなこ
)
に映じ
尽
(
つく
)
せり、今思うに此時の余の眼は
宛
(
あたか
)
も写真の
目鏡
(
めがね
)
の如くなりし
歟
(
か
)
血の文字
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
私は
暫
(
しばら
)
く息を
屏
(
つ
)
めて
是等
(
これら
)
の文句を読んだが、どうも現実の出来事のやうな気がしない。併し私は急いで
其処
(
そこ
)
を
出
(
い
)
で、新しく間借しようとする家へ行つた。
日本大地震
(新字旧仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
是等
(
これら
)
幾百の小鳥は、森と林の中に飛び廻り、雨と嵐を突き破って
行衛
(
ゆくえ
)
もなく
駆
(
か
)
け騒いでいる。この時、娘は雨戸を繰って身を縮めて庭の闇の中に飛び下りた。
薔薇と巫女
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
との
豫言
(
よげん
)
は、
偶然
(
ぐうぜん
)
にも
其通
(
そのとう
)
りになつて、
是等
(
これら
)
の
寳物
(
たからもの
)
があつたばかりに、
昨夜
(
さくや
)
は
印度洋
(
インドやう
)
の
惡魔
(
あくま
)
と
世
(
よ
)
にも
恐
(
おそ
)
る
可
(
べ
)
き
大海賊
(
だいかいぞく
)
の
襲撃
(
しうげき
)
を
蒙
(
かうむ
)
り、
船
(
ふね
)
は
沈
(
しづ
)
み、
夫人
(
ふじん
)
は
行衞
(
ゆくえ
)
を
失
(
うしな
)
ひ
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
診察
(
しんさつ
)
の
時
(
とき
)
、
患者
(
くわんじや
)
の
臆病
(
おくびやう
)
、
譯
(
わけ
)
の
解
(
わか
)
らぬこと、
代診
(
だいしん
)
の
傍
(
そば
)
にゐること、
壁
(
かべ
)
に
懸
(
かゝ
)
つてる
畫像
(
ぐわざう
)
、二十
年
(
ねん
)
以上
(
いじやう
)
も
相變
(
あひかは
)
らずに
掛
(
か
)
けてゐる
質問
(
しつもん
)
、
是等
(
これら
)
は
院長
(
ゐんちやう
)
をして
少
(
すくな
)
からず
退屈
(
たいくつ
)
せしめて
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
豊臣秀吉
(
とよとみひでよし
)
が織田
信孝
(
のぶたか
)
の賊臣
桑田彦右衛門
(
くわたひこえもん
)
の
挙動
(
きょどう
)
を
悦
(
よろこ
)
ばず、不忠不義者、世の
見懲
(
みごら
)
しにせよとて、これを信考の
墓前
(
ぼぜん
)
に
磔
(
はりつけ
)
にしたるがごとき、
是等
(
これら
)
の事例は実に
枚挙
(
まいきょ
)
に
遑
(
いとま
)
あらず。
瘠我慢の説:02 瘠我慢の説
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
是等
(
これら
)
の句は
啻
(
ただ
)
に
寂
(
さ
)
びを得たと言ふばかりではない。一句一句変化に富んでゐることは作家たる力量を示すものである。
几董輩
(
きとうはい
)
の
丈艸
(
ぢやうさう
)
を
嗤
(
わら
)
つてゐるのは
僣越
(
せんゑつ
)
も
亦
(
また
)
甚しいと思ふ。
澄江堂雑記
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
凡
(
およ
)
そ
是等
(
これら
)
一味の友にわが見得せる所を
如実
(
さながら
)
に分かち伝へんが為めに語らんとはするなり。
予が見神の実験
(新字旧仮名)
/
綱島梁川
(著)
是等
(
これら
)
の池の水に半紙を浸してそれを乾かして貯え置き、病人があると夫を小さく切って汲みたての清水に入れて飲ませる。それが薬になる。
木曾御岳の話
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
是等
(
これら
)
の㕝どもをおもひはかるに、越後のうちには地火をいだす
火脉
(
くわみやく
)
の地
多
(
おほ
)
く、いまだ陽火を
得
(
え
)
ずして
発
(
はつ
)
せざるも多かるべし。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
是等
(
これら
)
は肉の大部分を
取
(
と
)
りたる後、尚ほ
殘
(
のこ
)
りて
付着
(
ふちやく
)
し居る部分をば骨と共に前述の土器に入れて煮たる事を示すものの如し。
コロボックル風俗考
(旧字旧仮名)
/
坪井正五郎
(著)
と云うものは
凡
(
すべ
)
て
是等
(
これら
)
の現象界の奥に自己の本体はあって、此流俗と浮沈するのは徹底に浮沈するのではない。しばらく
冗談半分
(
じょうだんはんぶん
)
に浮沈して居るのである。
高浜虚子著『鶏頭』序
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
猶
(
な
)
お
四辺
(
あたり
)
には様々の空瓶を
堆
(
うずたか
)
きほど重ねあり、目科は外の品よりも
是等
(
これら
)
の瓶に
尤
(
もっと
)
も其眼を注ぎ殊に其瓶の口を仔細に
検
(
あらた
)
むる様子なれば余は初て合点行けり
血の文字
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
ああ、この紅い花、私は、鶏の肝臓を切った時に出る血の色を思うような赤い色をしている。或時は、全く
是等
(
これら
)
の草花も咲いていない、沙原ばかりを歩いて来た。
日没の幻影
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
特
(
こと
)
に
此
(
この
)
印度洋
(
インドやう
)
では
是等
(
これら
)
の
苦難
(
くなん
)
の
外
(
ほか
)
に、
今一個
(
いまひとつ
)
最
(
もつと
)
も
恐怖
(
おそ
)
る
可
(
べ
)
き『
海賊船
(
かいぞくせん
)
の
襲撃
(
しゆうげき
)
』といふ
禍
(
わざわい
)
がある。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
そして独逸語で頭を痛めてゐるときに、
是等
(
これら
)
の言葉はすらすらと私の心に
這入
(
はひ
)
つて来た、のみならず翁の持つ一つの語気が少年以来の私に或る親しみを持たせるのであつた。
日本大地震
(新字旧仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
我我よりも
後
(
のち
)
に生れるものは
是等
(
これら
)
の歌を読んだにしろ、
何
(
なん
)
の感銘も受けないかも知れない。
澄江堂雑記
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
凡
(
およ
)
そ
是等
(
これら
)
は当時の古風家に嫌われる事であるが、幸に私の著訳は世間の人気に役じて渇する者に水を与え、
大旱
(
たいかん
)
に夕立のしたようなもので、その売れたことは実に驚く程の数でした。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
廉直
(
れんちよく
)
なる
方針
(
はうしん
)
を
取
(
と
)
る
地方
(
ちはう
)
の
新聞紙
(
しんぶんし
)
、
芝居
(
しばゐ
)
、
學校
(
がくかう
)
、
公會演説
(
こうくわいえんぜつ
)
、
教育
(
けういく
)
ある
人間
(
にんげん
)
の
團結
(
だんけつ
)
、
是等
(
これら
)
は
皆
(
みな
)
必要
(
ひつえう
)
缺
(
か
)
ぐ
可
(
べ
)
からざるものである。
又
(
また
)
社會
(
しやくわい
)
自
(
みづか
)
ら
悟
(
さと
)
つて
驚
(
おどろ
)
くやうに
爲
(
し
)
なければならぬとか
抔
(
など
)
との
事
(
こと
)
で。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
是等
(
これら
)
は果して日本国民の不易の
若
(
も
)
しくは先天的特質なりと言ふを得べきか
国民性と文学
(新字旧仮名)
/
綱島梁川
(著)
農耕が発達するに
連
(
つ
)
れて、平地の生存に堪えられない
是等
(
これら
)
狩猟を生命とする民衆の一団は、狩場であった森林の喪失と獲物の減少と
相待
(
あいま
)
って
山の今昔
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
是等
(
これら
)
の㕝どもをおもひはかるに、越後のうちには地火をいだす
火脉
(
くわみやく
)
の地
多
(
おほ
)
く、いまだ陽火を
得
(
え
)
ずして
発
(
はつ
)
せざるも多かるべし。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
是
常用漢字
中学
部首:⽇
9画
等
常用漢字
小3
部首:⽵
12画
“是”で始まる語句
是
是非
是方
是迄
是丈
是程
是々
是処
是認
是真