“雋鋭”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しゆんえい40.0%
せんえい40.0%
しゅんえい20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
是等これらはおなじく、神経の雋鋭しゆんえいになつたための一つの証候であるが、これは気稟きひんに本づく方嚮はうかうの違ひであるとつていいだらう。
結核症 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
「口ぶえ」の連作に何ものをも避けぬ取材の大胆を誇つてゐる。「乾草」の連作に未だ嘗なかつた感覚の雋鋭せんえいを弄んでゐる。
僻見 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
これより先良三は、優善が山田椿庭ちんていの塾にったのとほとんど同時に、伊沢柏軒の塾にって、柏軒にその才の雋鋭しゅんえいなるを認められ、せつを折って書を読んだ。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)