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振
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ぶり
ふりがな文庫
“
振
(
ぶり
)” の例文
それが好い加減に
釈
(
と
)
けましたらば別に玉子の白身四つ
振
(
ぶり
)
を本式に泡立ててやっぱり少しずつメリケン粉を振りかけながらその中へ三
食道楽:冬の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
その時の彼の心では、久し
振
(
ぶり
)
で父と一緒に成ったことを
悦
(
よろこ
)
ばないではなかったが、
矢張
(
やはり
)
郷里の山村の方に父を置いて考えたいと思った。
新生
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
背負
(
せおひ
)
て
歩行
(
あるく
)
辨慶がのそ/\と出きたりモシ/\文さん今日は
雨降
(
あめふり
)
で御互に
骨休
(
ほねやす
)
み久し
振
(
ぶり
)
なれば一
口
(
くち
)
呑
(
のむ
)
べし夫に今さんまの
生々
(
なま/\
)
としたるを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
相手が
互
(
たがひ
)
に
巴里
(
パリイ
)
ツ子同士、
流行
(
はやり
)
ツ
児
(
こ
)
同士であり、其れが
右様
(
みぎやう
)
の事情の
下
(
もと
)
に行ふ決闘であり、
其
(
その
)
上当日の決闘
振
(
ぶり
)
が非常に壮烈であつたので
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
氏は大方の場合には、田園の長者
振
(
ぶり
)
の持主であるが、
遇々
(
たまたま
)
相手を瞶められる時、博士の威厳が
眉宇
(
びう
)
に現われ、寄っ付けない程に鋭くなると。
小酒井不木氏スケッチ
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
▼ もっと見る
それだけの罪でも
碌
(
ろく
)
なことの無いのは
当然
(
あたりまえ
)
です。二十年
振
(
ぶり
)
で現在の子に
邂逅
(
めぐりあ
)
いながら、
其
(
その
)
手に
掛
(
かか
)
って殺されると云うのも自然の因縁でしょう。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
僕は、貧乏な家に生れ、学生時代をずつと苦労したゞけに、世に出てからの生活
振
(
ぶり
)
は堅実そのものであつたと思つてゐる。
世に出る前後
(新字旧仮名)
/
菊池寛
(著)
しまつた、
借
(
か
)
りものだ、と
冷
(
ひや
)
りとすると、ざつ、ざぶり、ばしやツ。
弱
(
よわ
)
つた。が、
落着
(
おちつ
)
いた。
緑蝶夫人
(
ろくてふふじん
)
の
貸
(
か
)
し
振
(
ぶり
)
を
思
(
おも
)
へ。
十和田湖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
一つは、どの様な変人であろうが、気むずかし屋さんであろうが、今申す水際立った殿御
振
(
ぶり
)
に、私はすっかり魅せられていたのでもございましょう。
人でなしの恋
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
と声を掛けたのを初めに、英也と
季
(
すゑ
)
の叔父の
清
(
きよし
)
とは四五年
振
(
ぶり
)
に
身体
(
からだ
)
をひたひたと寄せてなつかしげに語るのであつた。
帰つてから
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
宗助
(
そうすけ
)
は
着流
(
きなが
)
しの
儘
(
まゝ
)
麥藁帽
(
むぎわらばう
)
を
手
(
て
)
に
持
(
も
)
つた
友達
(
ともだち
)
の
姿
(
すがた
)
を
久
(
ひさ
)
し
振
(
ぶり
)
に
眺
(
なが
)
めた
時
(
とき
)
、
夏休
(
なつやす
)
み
前
(
まへ
)
の
彼
(
かれ
)
の
顏
(
かほ
)
の
上
(
うへ
)
に、
新
(
あた
)
らしい
何物
(
なにもの
)
かゞ
更
(
さら
)
に
付
(
つ
)
け
加
(
くは
)
へられた
樣
(
やう
)
な
氣
(
き
)
がした。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
久
(
ひさ
)
し
振
(
ぶり
)
でお
目
(
め
)
にかゝつて
何
(
なに
)
か
申
(
まをし
)
たい
事
(
こと
)
は
澤山
(
たんと
)
あるやうなれど
口
(
くち
)
へ
出
(
で
)
ませぬは
察
(
さつ
)
して
下
(
くだ
)
され、では
私
(
わたし
)
は
御別
(
おわか
)
れに
致
(
いた
)
します、
隨分
(
ずいぶん
)
からだを
厭
(
いと
)
ふて
煩
(
わづ
)
らはぬ
樣
(
やう
)
に
十三夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
蟠「そうか、
此処
(
こちら
)
へ通せ、おゝ婆アか、久し
振
(
ぶり
)
だな、
何時
(
いつ
)
も達者で結構々々、
何
(
ど
)
うだ近頃は
金儲
(
かねもうけ
)
でも有るかな」
後の業平文治
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
西園寺陶庵侯の雨声会が
久
(
ひさ
)
し
振
(
ぶり
)
に近日開かれるといふ事だ。招かれる文士のなかには例年通り今から、即吟の
下拵
(
したごしら
)
へに
取蒐
(
とりかゝ
)
つてゐる
向
(
むき
)
もあるらしいと聞いてゐる。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
変な形をした
舳
(
へさき
)
に、槍を持った『海の
荒神
(
あらがみ
)
』の像がほりつけてある。檣には星の軍艦旗が、青く、美しくひらひらとひるがえり、敵ながらも勇ましい出征
振
(
ぶり
)
である。
昭和遊撃隊
(新字新仮名)
/
平田晋策
(著)
「昨日からばかに具合が
好
(
い
)
いんだ。
足台
(
クッション
)
も片付けさせたし、久し
振
(
ぶり
)
に一杯味わってみようと思う」
海浜荘の殺人
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
全体磯吉は無口の男で又た口の
利
(
き
)
きようも
下手
(
へた
)
だがどうかすると
啖火交
(
たんかまじ
)
りで今のように威勢の可い物の言い
振
(
ぶり
)
をすることもある、お源にはこれが
頗
(
すこぶ
)
る
嬉
(
うれ
)
しかったのである。
竹の木戸
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
一
體
(
たい
)
私
(
わたし
)
は、この
頃
(
ころ
)
流
(
りう
)
行のいはゆる
藝術寫眞
(
げいじゆつしやしん
)
には、何の
感興
(
かんけう
)
も持たない。あの
變
(
へん
)
に
氣取
(
きと
)
つた、いかにも
思
(
おも
)
はせ
振
(
ぶり
)
な、しかも一
種
(
しゆ
)
の
型
(
かた
)
にはまつた
印畫
(
いんぐわ
)
のとこがいゝといふのであらう?
写真と思ひ出:――私の写真修行――
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
右作、「狂夫之言」あるいは「時勢論」と題号し、主家または右京家等へ差出し、
殊
(
こと
)
に
墨夷
(
ぼくい
)
仮条約御渡し相成り御老中方御上京これ有る趣き承り、右は
外夷
(
がいい
)
御処置
振
(
ぶり
)
の儀と相察し
吉田松陰
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
お糸さんも細いすきとほつた声で、中音に
都々逸
(
どどいつ
)
や
端唄
(
はうた
)
を歌ふ。
素人
(
しろうと
)
ばなれのした立派な歌ひ
振
(
ぶり
)
であつた。さう云ふ中で私も負けぬ気でうろおぼえの
御所車
(
ごしよぐるま
)
などを歌ふのである。ある晩お糸さんが
二黒の巳
(新字旧仮名)
/
平出修
(著)
今度も私の江戸勤番に付て家来一人
振
(
ぶり
)
の金を渡して呉れた。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
保嗣の公達
振
(
ぶり
)
にうたれてもの思いに耽けるようになった。
無月物語
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
久
(
しさ
)
し
振
(
ぶり
)
で
裏門
(
うらもん
)
が
開
(
あ
)
いたと
思
(
おも
)
つたら
東京景物詩及其他
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
義雄は時刻を
違
(
たが
)
えず夕飯前に帰って来た。何年
振
(
ぶり
)
にあの碓氷川の水音が聞けることか、そんな話が義雄の方からも岸本の方からも出た。
新生
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
冷した珈琲はやっぱり
平日
(
いつも
)
の通り小匙二杯の珈琲へホンの
少
(
すこし
)
の水と玉子の
殻
(
から
)
を二つ
振
(
ぶり
)
細かく砕いて入れて火の上で
攪
(
か
)
き廻しながら
煎
(
せん
)
じます。
食道楽:秋の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
半
町
(
ちやう
)
程行つてエスカウト河へ出たが、大小の汽船が煙を吐いて荷揚人足や荷車の
行交
(
ゆきか
)
ふ
忙
(
せは
)
しい港街の光景に久し
振
(
ぶり
)
に接する心地も悪くない。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
小泉係長の探索
振
(
ぶり
)
はソーンダイクを想わせると云っても、大して不当ではなさそうである。汽車に関する知識も深く地理も充分に調べてあるらしい。
日本探偵小説界寸評
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
夫人は久し
振
(
ぶり
)
に逢つた弟をでも、愛撫するやうに、耳近く口を寄せて囁いたり、軽く叱するやうに言つたりした。
真珠夫人
(新字旧仮名)
/
菊池寛
(著)
兄
(
あに
)
の云ふ
所
(
ところ
)
によると、佐川の娘は、今度
久
(
ひさ
)
し
振
(
ぶり
)
に
叔父
(
おぢ
)
に
連
(
つ
)
れられて、見物
旁
(
かた/″\
)
上京したので、叔父の商用が済み次第又
連
(
つ
)
れられて
国
(
くに
)
へ帰るのださうである。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
長庵と改めて
朝
(
あさ
)
から
晩
(
ばん
)
まで
當
(
あて
)
は無れど
忙
(
いそが
)
し
振
(
ぶり
)
に
歩行
(
あるき
)
廻りければ相應に
病家
(
びやうか
)
も出來たるにぞ長庵今は己れ
名醫
(
めいい
)
にでも成し心にて
辯舌
(
べんぜつ
)
奸計
(
かんけい
)
を以て
富家
(
ふうか
)
より金を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
が、これも
相互
(
たがい
)
に顔を
見識
(
みし
)
らなかったので、二十年
振
(
ぶり
)
で初めて
邂逅
(
めぐりあ
)
った現在の父と子が、
此
(
ここ
)
に
忽
(
たちま
)
ち敵となった。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
如何
(
いか
)
につらからぬ
事
(
こと
)
か
久
(
ひさ
)
し
振
(
ぶり
)
にて
御目
(
おめ
)
にかゝりし
我身
(
わがみ
)
の
願
(
ねが
)
ひ
是
(
こ
)
れ一
ツ
なり
叶
(
かな
)
へさせ
給
(
たま
)
はゞ
嬉
(
うれ
)
しかるべきを
五月雨
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
といううちに、朝直し……
遊蕩
(
あそび
)
が二度
振
(
ぶり
)
になって、また、前勘定、このつけを出されると、金が足りない、足りないどころですか、まるで始末が出来ないのです。
薄紅梅
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
この秋の大阪府の
洪水
(
おほみづ
)
も、色々の事を吾々に教へてくれた。
平常
(
ふだん
)
は
知
(
し
)
つたか
振
(
ぶり
)
をしてゐる土木の技師が実は何にも知つてゐない事を教へて呉れたのも洪水の力だ。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
「無論お供するよ。北園という女の顔も見たいし、久し
振
(
ぶり
)
で宗像君にも会いたいからね」
悪魔の紋章
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
いや
是
(
これ
)
は
若林先生
(
わかばやしせんせい
)
、さア
此方
(
こちら
)
へお
這入
(
はい
)
んなさい。どうも
久
(
ひさ
)
し
振
(
ぶり
)
でお
目
(
め
)
に
掛
(
かゝ
)
りました。
塩原多助旅日記
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
何故久し
振
(
ぶり
)
で東京を見る彼の足がそれほど進まないのか、何故一切の人の出迎えなぞを受けずに
独
(
ひと
)
りで寂しく東京へ入ろうとしているのか
新生
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
それを火から
卸
(
おろ
)
して玉子の白身二つ
振
(
ぶり
)
よく泡立たせて混てレモン油でも少し
滴
(
た
)
らして型へ入れますが型がなければブリキの鉢でも何でも出来ます。
食道楽:秋の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
何処
(
どこ
)
か病身らしい歩み
振
(
ぶり
)
をして昇つて来たが、僕達に軽い会釈を無言でして物静かに
扉
(
とびら
)
の奥へ
入
(
はひ
)
つて行つた。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
まさしくその人と思うのが、
近々
(
ちかぢか
)
と顔を会わせながら、すっと外らして窓から雨の空を
視
(
み
)
た、取っても附けない、赤の他人らしい処置
振
(
ぶり
)
に、一驚を
吃
(
きっ
)
したのである。
売色鴨南蛮
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
近来飛騨に銀山が
拓
(
ひら
)
かれて、坑夫を募集しているという噂を
聞込
(
ききこ
)
んだので、彼は同じ仲間の
熊吉
(
くまきち
)
と云う老坑夫を
誘
(
さそ
)
って、殆ど三十年
振
(
ぶり
)
で
故郷
(
ふるさと
)
の土を踏んだのである。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
送しにおもせも文右衞門が男
振
(
ぶり
)
優
(
いう
)
に
艷
(
やさし
)
く甲府の中にも多く有まじき
樣子
(
やうす
)
に
迷
(
まよ
)
ひ
終
(
つひ
)
に人知ず
返書
(
へんしよ
)
を取り
交
(
かは
)
し二世の
誓
(
ちかひ
)
を立たりけり然るにおもせの親五郎右衞門は此
事
(
こと
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
が、父は久し
振
(
ぶり
)
に、旧知の尋ねて来たことを欣んだ。溺るゝ者は、藁をでも掴むやうに、窮し切つてゐる父は、何処かに救ひの光を見付けようと、焦つてゐるのだつた。
真珠夫人
(新字旧仮名)
/
菊池寛
(著)
新年
(
ねん
)
の
頭
(
あたま
)
を
拵
(
こし
)
らえやうといふ
氣
(
き
)
になつて、
宗助
(
そうすけ
)
は
久
(
ひさ
)
し
振
(
ぶり
)
に
髮結床
(
かみゆひどこ
)
の
敷居
(
しきゐ
)
を
跨
(
また
)
いだ。
暮
(
くれ
)
の
所爲
(
せゐ
)
か
客
(
きやく
)
が
大分
(
だいぶ
)
立
(
た
)
て
込
(
こ
)
んでゐるので、
鋏
(
はさみ
)
の
音
(
おと
)
が二三ヶ
所
(
しよ
)
で、
同時
(
どうじ
)
にちよき/\
鳴
(
な
)
つた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
お陰で美満寿屋も繁昌しお寿賀さんの女将
振
(
ぶり
)
が自然に精彩を加えるようになった。
温室の恋
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
言つて、気に
障
(
さ
)
へて貰つては困りますが、
先刻
(
さつき
)
の婦人に対するあなたの応対
振
(
ぶり
)
は、まだ十分とは言へなかつたやうですね、あの方は
此方
(
こつち
)
の出やうによつては、もつとお
需
(
もと
)
めになつたかも知れませんよ。
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
箪笥の上の
抽出
(
ひきだし
)
からは保雄の
褻
(
け
)
にも
晴
(
はれ
)
にも一着しか無い脊広が引出された。去年の暮、保雄が郷里の講習会に
聘
(
へい
)
せられて行つた時、十二年
振
(
ぶり
)
に初めて新調したものだ。
執達吏
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
(著)
が、父は久し
振
(
ぶり
)
に、旧知の尋ねて来たことを
欣
(
よろこ
)
んだ。
溺
(
おぼ
)
るゝ者は、
藁
(
わら
)
をでも
掴
(
つか
)
むように、窮し切っている父は、
何処
(
どこ
)
かに救いの光を見付けようと、
焦
(
あせ
)
っているのだった。
真珠夫人
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
四半斤
(
しはんぎん
)
位皮の固い処を切捨てて
真中
(
まんなか
)
の柔い処ばかり水に漬けて
絞
(
しぼっ
)
てそれへ大きな玉葱の細かく切ったもの二つ
振
(
ぶり
)
とパセリの細かく刻んだもの大匙一杯と玉子の黄身二つと塩胡椒とを
食道楽:冬の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
肉叉
(
フォーク
)
と
小刀
(
ナイフ
)
の扱い
振
(
ぶり
)
で、
肉
(
チキン
)
を切って皿へ取分けてやる、盛装した貴婦人があった。
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
振
常用漢字
中学
部首:⼿
10画
“振”を含む語句
振舞
振返
身振
振鈴
素振
振向
武者振
振廻
男振
羽振
手振
振顧
振切
立居振舞
一振
振子
頭振
言振
棒手振
振下
...