“頭振”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かぶ60.0%
かぶり30.0%
とうぶり10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
婆さんは一人で、きかぬ気らしく頭振かぶりを振りながら言い続けるのである。私は、揉手もみでをせんばかりに、はいはいして
霜凍る宵 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
「いえ。」と、軽く頭振かぶりって、口を圧されたような疲れた声を出して、「極りが悪いから……」と潰したように言い足した。
別れたる妻に送る手紙 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
このヒレ肉は三十人前に牛一頭振とうぶり即ち七きんほどを用いてあります。ヒレ肉は左右に二本あって一本が大概三斤半位です。
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)