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頭振
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かぶ
ふりがな文庫
“
頭振
(
かぶ
)” の例文
婆さんは一人で、きかぬ気らしく
頭振
(
かぶ
)
りを振りながら言い続けるのである。私は、
揉手
(
もみで
)
をせんばかりに、はいはいして
霜凍る宵
(新字新仮名)
/
近松秋江
(著)
小平太は苦しそうに、ただ「いいや」とばかり
頭振
(
かぶ
)
りを
棹
(
ふ
)
ってみせた。
四十八人目
(新字新仮名)
/
森田草平
(著)
ト云うは
慥
(
たしか
)
に昇の声。お勢はだらしもなく
頭振
(
かぶ
)
りを振りながら
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
「いいや、こんなことに年寄りの出るところやおへん」と
一克
(
いっこく
)
そうに、わざと
仰山
(
ぎょうさん
)
に
頭振
(
かぶ
)
りをふったかと思うと
霜凍る宵
(新字新仮名)
/
近松秋江
(著)
ト
頭振
(
かぶ
)
りを振る娘の顔を視て、母親は
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
▼ もっと見る
「わたし聞きまへん。この年になるけど初めてや」と、強く
頭振
(
かぶ
)
りをふって呆れている。
霜凍る宵
(新字新仮名)
/
近松秋江
(著)
「もう、あれからしばらく経ったから、病気も大分良くなったでしょう。私自分で一遍往って様子を見て来たいと思うんですが」というと、小村は口をきくよりも先きに
頭振
(
かぶ
)
りをふって
狂乱
(新字新仮名)
/
近松秋江
(著)
「うう」と、女は
頭振
(
かぶ
)
りをふって、「ほんまどす」という。
黒髪
(新字新仮名)
/
近松秋江
(著)
「いいえ。そんな人知らない」
頭振
(
かぶ
)
りをふった。
うつり香
(新字新仮名)
/
近松秋江
(著)
頭
常用漢字
小2
部首:⾴
16画
振
常用漢字
中学
部首:⼿
10画
“頭”で始まる語句
頭
頭巾
頭髪
頭脳
頭蓋骨
頭腦
頭上
頭陀袋
頭痛
頭顱