トップ
>
授
>
さづ
ふりがな文庫
“
授
(
さづ
)” の例文
(七)
舜禹
(
しゆんう
)
の
間
(
あひだ
)
(八)
岳牧
(
がくぼく
)
咸
(
みな
)
薦
(
すす
)
む。
乃
(
すなは
)
ち
之
(
これ
)
を
(九)
位
(
くらゐ
)
に
試
(
こころ
)
み、
職
(
しよく
)
を
典
(
つかさど
)
らしむること
數
(
すう
)
十
年
(
ねん
)
、
(一〇)
功用
(
こうよう
)
既
(
すで
)
に
興
(
おこ
)
り、
然
(
しか
)
る
後
(
のち
)
政
(
まつりごと
)
を
授
(
さづ
)
く。
国訳史記列伝:01 伯夷列伝第一
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
授
(
さづ
)
け
賜
(
たま
)
ふ所ならん然るに久八は養父五兵衞に
事
(
つか
)
ふること
昔
(
むかし
)
に
優
(
まさ
)
りて孝行を
盡
(
つく
)
し
店
(
みせ
)
の者勝手元の下男に至る迄
憐
(
あは
)
れみを
懸
(
かけ
)
正直
(
しやうぢき
)
實義
(
じつぎ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
此樣
(
こん
)
な
身
(
み
)
に
成
(
な
)
つても
其方
(
そちら
)
への
義理
(
ぎり
)
ばかり
思
(
おも
)
つて
情
(
なさけ
)
ない
事
(
こと
)
を
言
(
い
)
ひ
出
(
だ
)
し
居
(
を
)
る、
多少
(
たせう
)
教育
(
けういく
)
も
授
(
さづ
)
けてあるに
狂氣
(
きやうき
)
するといふは
如何
(
いか
)
にも
恥
(
はづ
)
かしい
事
(
こと
)
で
うつせみ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
尚
(
な
)
ほ
其
(
そ
)
の
人
(
ひと
)
が、
嘗
(
かつ
)
て
修學旅行
(
しうがくりよかう
)
をした
時
(
とき
)
、
奈良
(
なら
)
の
然
(
さ
)
る
尼寺
(
あまでら
)
の
尼
(
あま
)
さんに
三體
(
さんたい
)
授
(
さづ
)
けられたと
云
(
い
)
ふ。
其
(
そ
)
の
中
(
なか
)
から
一體
(
いつたい
)
私
(
わたし
)
に
分
(
わ
)
けられた
阿羅漢
(
あらかん
)
の
像
(
ざう
)
がある。
松の葉
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
然
(
しかれ
)
ども
余
(
よ
)
が
机上
(
きしやう
)
它
(
た
)
の
編筆
(
へんひつ
)
に
忙
(
せはし
)
く
屡
(
しば/\
)
稿
(
かう
)
を
脱
(
だつす
)
るの
期約
(
きやく
)
を
失
(
うしな
)
ひしゆゑ、
近日
(
このごろ
)
務
(
つとめ
)
て老人が
稿本
(
かうほん
)
の
残冊
(
ざんさつ
)
を
訂
(
てい
)
し、
以
(
もつて
)
其乞
(
そのこひ
)
に
授
(
さづ
)
く。
北越雪譜:05 北越雪譜二編凡例
(新字旧仮名)
/
山東京山
(著)
▼ もっと見る
然
(
しかれ
)
ども
余
(
よ
)
が
机上
(
きしやう
)
它
(
た
)
の
編筆
(
へんひつ
)
に
忙
(
せはし
)
く
屡
(
しば/\
)
稿
(
かう
)
を
脱
(
だつす
)
るの
期約
(
きやく
)
を
失
(
うしな
)
ひしゆゑ、
近日
(
このごろ
)
務
(
つとめ
)
て老人が
稿本
(
かうほん
)
の
残冊
(
ざんさつ
)
を
訂
(
てい
)
し、
以
(
もつて
)
其乞
(
そのこひ
)
に
授
(
さづ
)
く。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
よしや一
斗
(
と
)
の「モルヒ子」に
死
(
し
)
なぬ
例
(
ためし
)
ありとも
月夜
(
つきよ
)
に
釜
(
かま
)
を
抜
(
ぬ
)
かれぬ
工風
(
くふう
)
を
廻
(
めぐ
)
らし
得
(
う
)
べしとも、
当世
(
たうせい
)
小説
(
せうせつ
)
の
功徳
(
くどく
)
を
授
(
さづ
)
かり
少
(
すこ
)
しも其
利益
(
りやく
)
を
蒙
(
かうむ
)
らぬ事
曾
(
かつ
)
て
有
(
あ
)
るべしや。
為文学者経
(新字旧仮名)
/
内田魯庵
、
三文字屋金平
(著)
早速
(
さつそく
)
藥
(
くすり
)
を
調合
(
てうがふ
)
し、
土地
(
とち
)
の
醫者
(
いしや
)
に
方劑
(
はうざい
)
を
授
(
さづ
)
けたが、
其
(
そ
)
の
夜
(
よ
)
玄竹
(
げんちく
)
は、
塔頭
(
たつちう
)
の
梅
(
うめ
)
の
坊
(
ばう
)
といふのへ
案内
(
あんない
)
されて、
精進料理
(
しやうじんれうり
)
の
饗應
(
きやうおう
)
を
受
(
う
)
け、
下男
(
げだん
)
とともに一
泊
(
ぱく
)
して、
翌朝
(
よくてう
)
歸
(
かへ
)
ることになつた。
死刑
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
まづ
何
(
なに
)
よりも
原書
(
げんしよ
)
の
讀書力
(
どくしよりよく
)
に
乏
(
とぼ
)
しいのは
意外
(
いぐわい
)
でありました。それで
授
(
さづ
)
ける
讀本
(
とくほん
)
は
難
(
むづか
)
しいのかといふのに、
决
(
けつ
)
してさう
難
(
むづか
)
しい
書物
(
しよもつ
)
ではありません。
西洋
(
せいやう
)
では
高等小學校
(
かうとうせうがくかう
)
の
程度位
(
ていどぐらゐ
)
でせう。
女教邇言
(旧字旧仮名)
/
津田梅子
(著)
これから先の一年/\は自分の身にいかなる新しい苦痛を
授
(
さづ
)
けるのであらう。
長吉
(
ちやうきち
)
は
今年
(
ことし
)
の十二月ほど
日数
(
ひかず
)
の早くたつのを悲しく思つた事はない。
観音
(
くわんおん
)
の
境内
(
けいだい
)
にはもう
年
(
とし
)
の
市
(
いち
)
が立つた。
すみだ川
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
假
(
かり
)
に今のレフレツクスのやうなのが、そのころの
私
(
わたし
)
に
授
(
さづ
)
けられてゐたとしたら?
写真と思ひ出:――私の写真修行――
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
アンドレイ、エヒミチはハヾトフが
自分
(
じぶん
)
を
散歩
(
さんぽ
)
に
誘
(
さそ
)
つて
氣晴
(
きばらし
)
を
爲
(
さ
)
せやうと
云
(
い
)
ふのか、
或
(
あるひ
)
は
又
(
また
)
自分
(
じぶん
)
に
那樣仕事
(
そんなしごと
)
を
授
(
さづ
)
けやうと
云
(
い
)
ふ
意
(
つもり
)
なのかと
考
(
かんが
)
へて、
左
(
と
)
に
右
(
かく
)
服
(
ふく
)
を
着換
(
きか
)
へて
共
(
とも
)
に
通
(
とほり
)
に
出
(
で
)
たのである。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
然
(
さ
)
なくば
此處
(
こゝ
)
で
自害
(
じがい
)
すると
半狂亂
(
はんきゃうらん
)
の
面持
(
おもゝち
)
、
是非
(
ぜひ
)
なく、
自得
(
じとく
)
の
法
(
はふ
)
により、
眠劑
(
ねむりぐすり
)
を
授
(
さづ
)
けましたところ、
案
(
あん
)
の
如
(
ごと
)
くに
效力
(
きゝめ
)
ありて、
死
(
し
)
せるにひとしき
其
(
その
)
容態
(
ようだい
)
、
手前
(
てまへ
)
其間
(
そのあひだ
)
に
書状
(
しょじゃう
)
して、
藥力
(
やくりき
)
の
盡
(
つく
)
るは
今宵
(
こよひ
)
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
これは
理科
(
りか
)
その
他
(
た
)
に
關
(
かん
)
して、ごく
簡單
(
かんたん
)
な
知識
(
ちしき
)
を
授
(
さづ
)
けるために
出來
(
でき
)
たもので、
學校
(
がつこう
)
で
習
(
なら
)
ふことを、
一々
(
いち/\
)
實物
(
じつぶつ
)
に
照
(
てら
)
して
復習
(
ふくしゆう
)
することが
出來
(
でき
)
ます。それですからいつも
熱心
(
ねつしん
)
な
男
(
をとこ
)
の
子
(
こ
)
や
女
(
をんな
)
の
子
(
こ
)
が
一
(
いつ
)
ぱいです。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
詣
(
まう
)
づる
人
(
ひと
)
があつて
神佛
(
しんぶつ
)
から
授
(
さづ
)
かつたものと
思
(
おも
)
へば、
屹
(
きつ
)
と
病氣
(
びやうき
)
が
治
(
なほ
)
りませう。
私
(
わたし
)
も
幸福
(
かうふく
)
なんです。
人魚の祠
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
天も
憐
(
あはれ
)
み斯る孝子を
授
(
さづ
)
け給ふならんと心の中にて天地を拜し半四郎と
倶
(
とも
)
に
頓
(
やが
)
て伊豫の松山に到り則ち半四郎は頼まれし五十兩の金を
親類
(
しんるゐ
)
へ渡し夫より又後藤と同道して
讃州
(
さんしう
)
へぞ立歸りける
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
此坊
(
このばう
)
やをたしかに
授
(
さづ
)
けて
下
(
くだ
)
さつたのですもの。
この子
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
敢行
(
しての
)
けう
意
(
こゝろ
)
なら
救
(
すく
)
はるゝ
術
(
すべ
)
を
授
(
さづ
)
けう。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
つい、その
一時代前
(
ひとじだいまへ
)
には、そこは
一面
(
いちめん
)
の
大竹藪
(
おほたけやぶ
)
で、
氣
(
き
)
の
弱
(
よわ
)
い
旗本
(
はたもと
)
は、いまの
交番
(
かうばん
)
の
處
(
ところ
)
まで
晝
(
ひる
)
も
駈
(
か
)
け
拔
(
ぬ
)
けたと
言
(
い
)
ふのである。
酒井家
(
さかゐけ
)
に
出入
(
でいり
)
の
大工
(
だいく
)
の
大棟梁
(
おほとうりやう
)
が
授
(
さづ
)
けられて
開拓
(
かいたく
)
した。
春着
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
勤
(
つと
)
め中天より
授
(
さづ
)
かる金とは云ながら千
辛
(
しん
)
萬
苦
(
く
)
せし金の中八十兩と申大金を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
午飯
(
おひる
)
に、けんちんを
食
(
た
)
べて
吐
(
は
)
いた。——
夏
(
なつ
)
の
事
(
こと
)
だし、
先生
(
せんせい
)
の
令夫人
(
れいふじん
)
が
心配
(
しんぱい
)
をなすつて、お
實家方
(
さとかた
)
がお
醫師
(
いしや
)
だから、
玉章
(
ふみ
)
を
頂
(
いたゞ
)
いて
出向
(
でむ
)
くと、
診察
(
しんさつ
)
して、
打傾
(
うちかたむ
)
いて、
又
(
また
)
一封
(
いつぷう
)
の
返信
(
へんしよ
)
を
授
(
さづ
)
けられた。
麻を刈る
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
第一
(
だいいち
)
儼然
(
げんぜん
)
として
絽
(
ろ
)
の
紋付
(
もんつき
)
を
着
(
き
)
たあんまだといふ、
天
(
てん
)
の
授
(
さづ
)
くるところである。
木菟俗見
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
彼
(
あ
)
の
白痴殿
(
ばかどの
)
の
女房
(
にようぼう
)
になつて、
世
(
よ
)
の
中
(
なか
)
へは
目
(
め
)
もやらぬ
換
(
かはり
)
にやあ、
嬢様
(
ぢやうさま
)
は
如意自在
(
によゐじざい
)
、
男
(
をとこ
)
はより
取
(
ど
)
つて、
飽
(
あ
)
けば、
息
(
いき
)
をかけて
獣
(
けもの
)
にするわ、
殊
(
こと
)
に
其
(
そ
)
の
洪水
(
こうずゐ
)
以来
(
いらい
)
、
山
(
やま
)
を
穿
(
うが
)
つたこの
流
(
ながれ
)
は
天道様
(
てんたうさま
)
がお
授
(
さづ
)
けの
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
授
常用漢字
小5
部首:⼿
11画
“授”を含む語句
教授
口授
授業
授受
神授
班田収授
天授
菅原伝授手習鑑
伝授
授戒
沮授
授与
傳授
授業料
授産場
授翁和尚
關谷教授
電氣學教授
授洗者
風物教授
...