“傳授”の読み方と例文
新字:伝授
読み方割合
でんじゆ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
第一、兵書の講義や軍學の傳授でんじゆなんてものは、あんな間拔なものぢやありませんよ。あつしは何んにも知らないが、あんな間拔けな理窟なら横町の隱居だつて知つて居まさア。
盡す樣子これ天晴あつぱれの若者なり此者をもらひ受て我養子となし無刀流の劔法を傳授でんじゆせばとらつばさそゆるが如く古今無双の名人と成べし我が流儀りうぎを後世に殘すは是に増たる事あらじ幸ひ兄は親の家督かとく
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
「お琴を縛るのに、寢卷の上へあはせを羽織らしたのもをかしい。かばひ過ぎたんだ。それから繩の結び目は、植木屋や仕事師や、船乘や、岡つ引ぢやない、あれは小道具の方から來た武道の傳授でんじゆ物だ」