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傳授
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でんじゆ
ふりがな文庫
“
傳授
(
でんじゆ
)” の例文
新字:
伝授
第一、兵書の講義や軍學の
傳授
(
でんじゆ
)
なんてものは、あんな間拔なものぢやありませんよ。あつしは何んにも知らないが、あんな間拔けな理窟なら横町の隱居だつて知つて居まさア。
銭形平次捕物控:259 軍学者の妾
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
盡す樣子
是
(
これ
)
天晴
(
あつぱれ
)
の若者なり此者を
貰
(
もら
)
ひ受て我養子となし無刀流の劔法を
傳授
(
でんじゆ
)
せば
虎
(
とら
)
の
翼
(
つばさ
)
を
添
(
そゆ
)
るが如く古今無双の名人と成べし我が
流儀
(
りうぎ
)
を後世に殘すは是に増たる事あらじ幸ひ兄は親の
家督
(
かとく
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
「お琴を縛るのに、寢卷の上へ
袷
(
あはせ
)
を羽織らしたのもをかしい。
庇
(
かば
)
ひ過ぎたんだ。それから繩の結び目は、植木屋や仕事師や、船乘や、岡つ引ぢやない、あれは小道具の方から來た武道の
傳授
(
でんじゆ
)
物だ」
銭形平次捕物控:077 八五郎の恋
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
傳授
(
でんじゆ
)
したる
甲斐
(
かひ
)
ありと悦ぶ事限りなく爰に於て
丸龜
(
まるがめ
)
の道場は養子半四郎に
任
(
まか
)
せんと五左衞門は我名の一字を
讓
(
ゆづ
)
つて後藤半四郎
秀國
(
ひでくに
)
と
名乘
(
なのら
)
せ
門弟中
(
もんていぢう
)
へも右の
趣
(
おもむ
)
きを
吹聽
(
ふいちやう
)
なし五左衞門は是より
猶
(
なほ
)
我
(
わ
)
が
流名
(
りうめい
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
傳
部首:⼈
13画
授
常用漢字
小5
部首:⼿
11画
“傳授”で始まる語句
傳授事