“實家方”の読み方と例文
新字:実家方
読み方割合
さとかた100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おもふと、やがて保養ほやうとあつて、實家方さとかたへ、かへつたのである。が、あはれ、婦人ふじん自殺じさつした。それはむかし、さりながら、田舍ゐなかものの※々づう/\しいのは、いまなによりも可恐おそろしい。
二た面 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
午飯おひるに、けんちんをべていた。——なつことだし、先生せんせい令夫人れいふじん心配しんぱいをなすつて、お實家方さとかたがお醫師いしやだから、玉章ふみいたゞいて出向でむくと、診察しんさつして、打傾うちかたむいて、また一封いつぷう返信へんしよさづけられた。
麻を刈る (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)