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進歩
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しんぽ
ふりがな文庫
“
進歩
(
しんぽ
)” の例文
「これが
成功
(
せいこう
)
したら、まったく、
世
(
よ
)
の
中
(
なか
)
が
変
(
か
)
わってしまうだろう。いったい、この
先
(
さき
)
、どこまで
科学
(
かがく
)
の
力
(
ちから
)
は
進歩
(
しんぽ
)
するものだろうか?」
おばあさんとツェッペリン
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
自分
(
じぶん
)
が
大学
(
だいがく
)
にいた
時分
(
じぶん
)
は、
医学
(
いがく
)
もやはり、
錬金術
(
れんきんじゅつ
)
や、
形而上学
(
けいじじょうがく
)
などと
同
(
おな
)
じ
運命
(
うんめい
)
に
至
(
いた
)
るものと
思
(
おも
)
うていたが、
実
(
じつ
)
に
驚
(
おどろ
)
く
可
(
べ
)
き
進歩
(
しんぽ
)
である。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
ところがだん/\
進歩
(
しんぽ
)
するに
從
(
したが
)
つて
石塊
(
いしころ
)
に
多少
(
たしよう
)
の
細工
(
さいく
)
を
加
(
くは
)
へ、
手
(
て
)
に
握
(
にぎ
)
つて
物
(
もの
)
を
打
(
う
)
ち
壞
(
こわ
)
すに
便利
(
べんり
)
な
形
(
かたち
)
にこしらへるようになりました。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
實
(
じつ
)
に
著者
(
ちよしや
)
の
如
(
ごと
)
きは、
地震學
(
ぢしんがく
)
が
今日
(
こんにち
)
以上
(
いじよう
)
に
進歩
(
しんぽ
)
しなくとも、
震災
(
しんさい
)
の
殆
(
ほと
)
んど
全部
(
ぜんぶ
)
はこれを
免
(
まぬか
)
れ
得
(
う
)
る
手段
(
しゆだん
)
があると
考
(
かんが
)
へてゐるものゝ
一人
(
ひとり
)
である。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
爾來
(
じらい
)
日本建築
(
にほんけんちく
)
は
漸次
(
ぜんじ
)
に
進歩
(
しんぽ
)
して
堅牢
(
けんらう
)
精巧
(
せいかう
)
なものを
生
(
しやう
)
ずるに
至
(
いた
)
つたが、これは
高級建築
(
かうきふけんちく
)
の
必然的條件
(
ひつぜんてきでうけん
)
として
現
(
あらは
)
れたので、
地震
(
ぢしん
)
を
考慮
(
かうりよ
)
したためではない。
日本建築の発達と地震
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
▼ もっと見る
子供達
(
こどもたち
)
の、わけても
勉
(
つとむ
)
の
成長
(
せいちやう
)
と
進歩
(
しんぽ
)
は、
彼女
(
かのぢよ
)
の
生活
(
せいかつ
)
の
生
(
い
)
きた
日誌
(
につし
)
であつた。さうして
今
(
いま
)
やその
日誌
(
につし
)
は、
新
(
あたら
)
しい
頁
(
ページ
)
をもつて
始
(
はじ
)
まらうとしてゐるのである。
悔
(旧字旧仮名)
/
水野仙子
(著)
イヤ
然
(
さ
)
うでないと、
是
(
これ
)
から
追々
(
おひ/\
)
進歩
(
しんぽ
)
して
行
(
ゆ
)
く
此時勢
(
このじせい
)
に
連
(
つれ
)
て
実
(
じつ
)
に
此
(
この
)
世辞
(
せじ
)
といふものは
必要欠
(
ひつえうか
)
くべからざるものぢや
世辞屋
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
最早
(
もはや
)
煩縟
(
くた/″\
)
しくいふに
及
(
およ
)
ばぬ、
此
(
この
)
不思議
(
ふしぎ
)
なる
海底戰鬪艇
(
かいていせんとうてい
)
は、
今日
(
こんにち
)
世界
(
せかい
)
萬國
(
ばんこく
)
の
海軍社會
(
かいぐんしやくわい
)
に
於
(
おい
)
て、
互
(
たがひ
)
に
其
(
その
)
改良
(
かいりよう
)
と
進歩
(
しんぽ
)
とを
競
(
きそ
)
ひつゝある
海底潜行艇
(
かいていせんかうてい
)
の
一種
(
いつしゆ
)
である。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
雪
(
ゆき
)
が
降
(
ふ
)
つても
掘
(
ほ
)
り、
雨
(
あめ
)
が
降
(
ふ
)
つても
掘
(
ほ
)
り、どんな
事
(
こと
)
が
有
(
あ
)
つても
暇
(
ひま
)
さへあれば
掘
(
ほ
)
り
進
(
すゝ
)
む。
其方法
(
そのはうはふ
)
も
亦
(
また
)
進歩
(
しんぽ
)
を
生
(
しやう
)
じて、
從來
(
じうらい
)
の
遣
(
や
)
り
方
(
かた
)
とは
大
(
おほ
)
いに
異
(
こと
)
なつた
掘
(
ほ
)
り
方
(
かた
)
をするに
至
(
いた
)
つたのである。
探検実記 地中の秘密:01 蛮勇の力
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
洞窟
(
どうくつ
)
や
洞穴
(
ほらあな
)
の中に
暮
(
く
)
らしていたこと、その人たちが木の
幹
(
みき
)
で小屋をつくることをおぼえるまでには、長い長い時代がたったこと、そして、
一部屋
(
ひとへや
)
しかない
丸太小屋
(
まるたごや
)
から
進歩
(
しんぽ
)
して
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
讀者自身
(
どくしやじしん
)
、
面白
(
おもしろ
)
いと
思
(
おも
)
へば
面白
(
おもしろ
)
い。
詰
(
つ
)
まらないと
思
(
おも
)
へば
詰
(
つ
)
まらない。——さういふ
態度
(
たいど
)
を、
無遠慮
(
ぶゑんりよ
)
に、
押
(
お
)
し
進
(
すゝ
)
めて
行
(
ゆ
)
くのである。さうすると、その
讀者
(
どくしや
)
の
能力次第
(
のうりよくしだい
)
に、
必
(
かなら
)
ず
進歩
(
しんぽ
)
があると
思
(
おも
)
ふ。
読書の態度
(旧字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
滅
(
ほろ
)
びるといつて、
敢
(
あへ
)
て
此
(
こ
)
の
部落
(
ぶらく
)
が
無
(
な
)
くなるといふ
意味
(
いみ
)
ではない、
衰
(
おとろ
)
へるといふ
意味
(
いみ
)
ではない、
人
(
ひと
)
と
家
(
いへ
)
とは
榮
(
さか
)
えるので、
進歩
(
しんぽ
)
するので、
繁昌
(
はんじやう
)
するので、やがて
其
(
その
)
電柱
(
でんちう
)
は
眞直
(
まつすぐ
)
になり、
鋼線
(
はりがね
)
は
張
(
はり
)
を
持
(
も
)
ち
三尺角
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
なに すぐ
治
(
なほ
)
るよ
火星
(
くわせい
)
の
医学
(
ゐがく
)
は
進歩
(
しんぽ
)
してゐるよ
小熊秀雄全集-22:火星探険―漫画台本
(新字旧仮名)
/
小熊秀雄
(著)
自分
(
じぶん
)
が
大學
(
だいがく
)
にゐた
時分
(
じぶん
)
は、
醫學
(
いがく
)
も
猶且
(
やはり
)
、
錬金術
(
れんきんじゆつ
)
や、
形而上學
(
けいじゝやうがく
)
などと
同
(
おな
)
じ
運命
(
うんめい
)
に
至
(
いた
)
るものと
思
(
おも
)
ふてゐたが、
實
(
じつ
)
に
驚
(
おどろ
)
く
可
(
べ
)
き
進歩
(
しんぽ
)
である。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
またその
次
(
つ
)
ぎには
石
(
いし
)
を
組
(
く
)
み
合
(
あは
)
せて
棺
(
かん
)
を
造
(
つく
)
ることをしないで、
蓋
(
ふた
)
と
身
(
み
)
とは
別々
(
べつ/\
)
として、
石
(
いし
)
をくり
拔
(
ぬ
)
いて、
大
(
おほ
)
きな
棺
(
かん
)
を
造
(
つく
)
るように
進歩
(
しんぽ
)
して
來
(
き
)
ました。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
今
(
いま
)
や
社會
(
しやくわい
)
は一
回轉
(
くわいてん
)
した。
各個人
(
かくこじん
)
は
極端
(
きよくたん
)
に
生命
(
せいめい
)
を
重
(
おも
)
んじ
財産
(
ざいさん
)
を
尊
(
たつと
)
ぶ、
都市
(
とし
)
は十
分
(
ぶん
)
に
發達
(
はつたつ
)
して、
魁偉
(
くわいゐ
)
なる
建築
(
けんちく
)
が
公衆
(
こうしゆ
)
を
威嚇
(
ゐかく
)
する。
科學
(
くわがく
)
は
日
(
ひ
)
に
月
(
つき
)
に
進歩
(
しんぽ
)
する。
日本建築の発達と地震
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
要
(
よう
)
するに
地震學
(
ぢしんがく
)
進歩
(
しんぽ
)
の
現状
(
げんじよう
)
に
於
(
おい
)
ては、
何時
(
いつ
)
地震
(
ぢしん
)
に
襲
(
おそ
)
はれても
差支
(
さしつか
)
へないように
平常
(
へいじよう
)
の
心懸
(
こゝろが
)
けが
必要
(
ひつよう
)
である。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
当時
(
とうじ
)
から
見
(
み
)
ると、なるほど、
世
(
よ
)
の
中
(
なか
)
は
進歩
(
しんぽ
)
したが、のんびりとしたところがなくなって、
暮
(
く
)
らしづらくなりました。おじいさんのいわれたことは、みんなほんとうなのでした。
おばあさんとツェッペリン
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
されば
今世紀
(
こんせいき
)
に
於
(
おい
)
て
最
(
もつと
)
も
進歩
(
しんぽ
)
發達
(
はつたつ
)
して
居
(
を
)
ると
稱
(
せう
)
せらるゝ
佛國
(
フツこく
)
シエルブル
造船所
(
ざうせんじよ
)
の
一等潜行艇
(
いつとうせんかうてい
)
でも、
此
(
この
)
二個
(
にこ
)
の
缺點
(
けつてん
)
のある
爲
(
ため
)
に
充分
(
じゆうぶん
)
の
働作
(
はたらき
)
も
出來
(
でき
)
ず、
首尾
(
しゆび
)
よく
敵艦
(
てきかん
)
に
接近
(
せつきん
)
しながら
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
御覽
(
ごらん
)
なさい、
世界
(
せかい
)
の
始
(
はじめ
)
から、
今日
(
こんにち
)
に
至
(
いた
)
るまで、
益〻
(
ます/\
)
進歩
(
しんぽ
)
して
行
(
ゆ
)
くものは
生存競爭
(
せいぞんきやうさう
)
、
疼痛
(
とうつう
)
の
感覺
(
かんかく
)
、
刺戟
(
しげき
)
に
對
(
たい
)
する
反應
(
はんおう
)
の
力
(
ちから
)
などでせう。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
ヨーロッパの
地中海
(
ちちゆうかい
)
にあるマルタ
島
(
とう
)
の
大
(
おほ
)
きな
石
(
いし
)
の
墓
(
はか
)
、あれはどるめんがだん/\
進歩
(
しんぽ
)
して
複雜
(
ふくざつ
)
な
型
(
かた
)
になつたもので、ずいぶん
珍
(
めづら
)
しいものゝ
一
(
ひと
)
つであります。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
建築
(
けんちく
)
に
耐震的考慮
(
たいしんてきかうりよ
)
を
加
(
くは
)
ふるとは、
地震
(
ぢしん
)
の
現象
(
げんしやう
)
を
考究
(
かうきう
)
して、
材料
(
ざいれう
)
構造
(
こうざう
)
に
特殊
(
とくしゆ
)
の
改善
(
かいぜん
)
を
加
(
くは
)
ふることで、これは
餘程
(
よほど
)
人智
(
じんち
)
が
發達
(
はつたつ
)
し、
社會
(
しやくわい
)
が
進歩
(
しんぽ
)
してからのことである。
日本建築の発達と地震
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
勿論
(
もちろん
)
この
學問
(
がくもん
)
の
研究
(
けんきゆう
)
が
容易
(
ようい
)
に
進歩
(
しんぽ
)
しないのも
震災國
(
しんさいこく
)
たるの
一因
(
いちいん
)
には
相違
(
そうい
)
ないが、
然
(
しか
)
しながら
地震
(
ぢしん
)
に
對
(
たい
)
して
必要
(
ひつよう
)
な
初歩
(
しよほ
)
の
知識
(
ちしき
)
がわが
國民
(
こくみん
)
に
缺
(
か
)
けてゐることが、
震災
(
しんさい
)
擴大
(
かくだい
)
の
最大原因
(
さいだいげんいん
)
であらう。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
御覧
(
ごらん
)
なさい、
世界
(
せかい
)
の
始
(
はじめ
)
から、
今日
(
こんにち
)
に
至
(
いた
)
るまで、ますます
進歩
(
しんぽ
)
して
行
(
ゆ
)
くものは
生存競争
(
せいぞんきょうそう
)
、
疼痛
(
とうつう
)
の
感覚
(
かんかく
)
、
刺戟
(
しげき
)
に
対
(
たい
)
する
反応
(
はんのう
)
の
力
(
ちから
)
などでしょう。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
ローマネスク、ゴシツク
時代
(
じだい
)
になると、
餘程
(
よほど
)
進歩
(
しんぽ
)
して一の
纏
(
まと
)
まつたものが
出來
(
でき
)
て
來
(
き
)
た。
例
(
たと
)
へば
巴里
(
ぱり
)
のノートルダムの
寺塔
(
じたふ
)
の
有名
(
いうめい
)
な
怪物
(
くわいぶつ
)
は
繼合物
(
つぎあはせもの
)
ではなくて
立派
(
りつぱ
)
に
纏
(
まと
)
まつた
創作
(
さうさく
)
になつて
居
(
ゐ
)
る。
妖怪研究
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
火山
(
かざん
)
に
關
(
かん
)
する
迷信
(
めいしん
)
がこのように
國民
(
こくみん
)
の
腦裡
(
のうり
)
を
支配
(
しはい
)
してゐる
間
(
あひだ
)
、
學問
(
がくもん
)
が
全
(
まつた
)
く
進歩
(
しんぽ
)
しなかつたのは
當然
(
とうぜん
)
である。
昔
(
むかし
)
の
雷公
(
らいこう
)
が
今日
(
こんにち
)
我々
(
われ/\
)
の
忠實
(
ちゆうじつ
)
な
使役
(
しえき
)
をなすのに、
火山
(
かざん
)
の
神
(
かみ
)
のみ
頑固
(
がんこ
)
におはすべきはずがない。
火山の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
それよりまた
彼
(
かれ
)
は
医学
(
いがく
)
のこの
近
(
ちか
)
き二十五
年間
(
ねんかん
)
において、
如何
(
いか
)
に
長足
(
ちょうそく
)
の
進歩
(
しんぽ
)
を
為
(
な
)
したかと
云
(
い
)
うことを
考
(
かんが
)
え
初
(
はじ
)
める。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
其
(
そ
)
れより
又
(
また
)
彼
(
かれ
)
は
醫學
(
いがく
)
の
此
(
こ
)
の
近
(
ちか
)
き二十五
年間
(
ねんかん
)
に
於
(
おい
)
て、
如何
(
いか
)
に
長足
(
ちやうそく
)
の
進歩
(
しんぽ
)
を
爲
(
な
)
したかと
云
(
い
)
ふ
事
(
こと
)
を
考
(
かんが
)
へ
初
(
はじ
)
める。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
“進歩”の解説
進歩(しんぽ)とは、望ましい方向へ物事や文化、文明などが進んでいくことである。対義語は退歩(たいほ)。類義語は発展、及び発達。また生物学の分野では進化がよく混同される。
(出典:Wikipedia)
進
常用漢字
小3
部首:⾡
11画
歩
常用漢字
小2
部首:⽌
8画
“進歩”で始まる語句
進歩上
進歩的頭腦