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設
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もう
ふりがな文庫
“
設
(
もう
)” の例文
この型を以て未来に
臨
(
のぞ
)
むのは、天の展開する未来の内容を、人の頭で
拵
(
こしら
)
えた
器
(
うつわ
)
に
盛終
(
もりおお
)
せようと、あらかじめ待ち
設
(
もう
)
けると一般である。
イズムの功過
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
「それは
感心
(
かんしん
)
ですね。このあいだの
教員会議
(
きょういんかいぎ
)
のときに、この
学校
(
がっこう
)
にも
託児所
(
たくじしょ
)
を
設
(
もう
)
けたらという、
先生
(
せんせい
)
がたのご
意見
(
いけん
)
が
出
(
で
)
たのですよ。」
汽車は走る
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
何か教師の言いだすことを待ち
設
(
もう
)
けている恰好はしていたが、じつのところそれは何年かの学校生活で養われた一つの習慣であった。
白い壁
(新字新仮名)
/
本庄陸男
(著)
文部省でこしらえたり、美術院でやったりする展覧会に、特別室を
設
(
もう
)
ける必要があり、その特別室へも
陳列
(
ちんれつ
)
を許さない作品もある。
国民性の問題
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
今日
(
こんにち
)
から
振
(
ふ
)
り
返
(
かえ
)
って
考
(
かんが
)
えると、この
海
(
うみ
)
の
修行場
(
しゅぎょうば
)
は
私
(
わたくし
)
の
為
(
た
)
めに
神界
(
しんかい
)
で
特
(
とく
)
に
設
(
もう
)
けて
下
(
くだ
)
すったお
浚
(
さら
)
いの
場所
(
ばしょ
)
ともいうべきものなのでございました。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
▼ もっと見る
法医学界の一権威
宗像隆一郎
(
むなかたりゅういちろう
)
博士が、丸の内のビルディングに宗像研究室を
設
(
もう
)
け、犯罪事件の研究と探偵の事業を始めてからもう数年になる。
悪魔の紋章
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
ところが結婚の日の朝、思い
設
(
もう
)
けぬ月のものが、突然まいりましたのには、さすがに戦慄を禁ずることが出来ませんでした。
秘密の相似
(新字新仮名)
/
小酒井不木
(著)
扨
(
さ
)
て
其他
(
そのた
)
には、
彼
(
か
)
の
第
(
だい
)
一の
穴
(
あな
)
にもある
如
(
ごと
)
く、
周圍
(
しうゐ
)
と
中央
(
ちうわう
)
とに、
幅
(
はゞ
)
四五
寸
(
すん
)
の
溝
(
みぞ
)
が
穿
(
うが
)
つてあるが、
彼
(
か
)
の
如
(
ごど
)
く
床壇
(
ゆかだん
)
は
設
(
もう
)
けて
無
(
な
)
い。
探検実記 地中の秘密:29 お穴様の探検
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
それと似た仕掛けを、例の装置の中に
設
(
もう
)
けてさえ置くと、興奮の種類を分けることが出来るばかりか、さまざまの興奮の強さを知ることが出来る。
キド効果
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
第六十九条
避
(
さ
)
クヘカラサル予算ノ不足ヲ
補
(
おぎな
)
フ
為
(
ため
)
ニ又ハ予算ノ
外
(
ほか
)
ニ
生
(
しょう
)
シタル必要ノ費用ニ
充
(
あ
)
ツル
為
(
ため
)
ニ予備費ヲ
設
(
もう
)
クヘシ
大日本帝国憲法
(旧字旧仮名)
/
日本国
(著)
中
(
なか
)
に一
所
(
ところ
)
、
湖神
(
こしん
)
が
設
(
もう
)
けの
休憩所
(
きうけいしよ
)
——
応接間
(
おうせつま
)
とも
思
(
おも
)
ふのを
視
(
み
)
た。
村雨
(
むらさめ
)
又
(
また
)
一
時
(
しきり
)
はら/\と、
露
(
つゆ
)
しげき
下草
(
したぐさ
)
を
分
(
わ
)
けつゝ
辿
(
たど
)
ると、
藻
(
も
)
を
踏
(
ふ
)
むやうな
湿潤
(
しつじゆん
)
な
汀
(
みぎは
)
がある。
十和田湖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
むしろ彼らの便利を標準とすれば
簡便
(
かんべん
)
なる裏門を
設
(
もう
)
け、
面倒
(
めんどう
)
な礼を
省
(
はぶ
)
くのが相互の便利とするのではあるまいか。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
アンドレイ、エヒミチは
知識
(
ちしき
)
と
廉直
(
れんちょく
)
とを
頗
(
すこぶ
)
る
好
(
この
)
みかつ
愛
(
あい
)
していたのであるが、さて
彼
(
かれ
)
は
自分
(
じぶん
)
の
周囲
(
まわり
)
にはそう
云
(
い
)
う
生活
(
せいかつ
)
を
設
(
もう
)
けることは
到底
(
とうてい
)
出来
(
でき
)
ぬのであった。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
京都、奈良、伊勢、出来ることなら須磨明石舞子をかけて、永久日本の美的博物館たらしむ可きで、
其処
(
そこ
)
に煙突の一本も能う可くば
設
(
もう
)
けたくないものである。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
住居
(
ぢうきよ
)
の大小は
家族
(
かぞく
)
の多少に因る事
勿論
(
もちろん
)
なれど
塲合
(
ばあひ
)
に由つては
一個
(
いつこ
)
の大部屋を
設
(
もう
)
くる代りに
數個
(
すうこ
)
の小部屋を作る事も有りしと思はる。
瓢形
(
ひやうかた
)
の
竪穴
(
たてあな
)
の如き即ち其例なり。
コロボックル風俗考
(旧字旧仮名)
/
坪井正五郎
(著)
当もなく待っているのも随分辛くもあり、長くもあったが、当があって今か今かと待ち
設
(
もう
)
けるのはそれ以上に長く辛かった。一分が十分にも三十分にも思えるのだった。
支倉事件
(新字新仮名)
/
甲賀三郎
(著)
「行動がいかにも規則正しい、まるで予定の行動のようだ。塀の切り戸から死骸の出るのを、待ち
設
(
もう
)
けていて運んで行ったようだ。彼らはいったい何者なのであろう?」
娘煙術師
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
城内には
施薬院
(
せやくいん
)
のやうなものを
設
(
もう
)
けて、領内のあらゆる名医がそこに詰めあひ、いかなる身分の者でも
勿論
(
もちろん
)
無料で診察して取らせる、投薬もして
遣
(
や
)
るといふのであるから
梟娘の話
(新字旧仮名)
/
岡本綺堂
(著)
ゆえにこれらの花は自分の花粉を自分の
柱頭
(
ちゅうとう
)
に伝うることができず、
是非
(
ぜひ
)
ともそれを持ってきてくれる何者かに
依頼
(
いらい
)
せねばならないように、自然がそう
鉄則
(
てっそく
)
を
設
(
もう
)
けている。
植物知識
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
余輩
(
よはい
)
常に思うに、今の諸華族が様々の仕組を
設
(
もう
)
けて様々のことに財を費し、様々の
憂
(
うれい
)
を
憂
(
うれえ
)
て様々の
奇策
(
きさく
)
妙計
(
みょうけい
)
を
運
(
めぐ
)
らさんよりも、むしろその財の
未
(
いま
)
だ
空
(
むな
)
しく
消散
(
しょうさん
)
せざるに
当
(
あたり
)
て
旧藩情
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
源太郎は気がつくと直ぐに、手を上げて
藪
(
やぶ
)
の
彼方
(
あなた
)
を指すのであった。思い
設
(
もう
)
けぬ不覚である。
大菩薩峠:04 三輪の神杉の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
同じく祭りのための
設
(
もう
)
けとは知られながら、いと長き竿を鉾立に立てて、それを心にして四辺に棒を取り回し枠の如くにしたるを、白布もて総て包めるものありて、何とも悟り得ず。
知々夫紀行
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
文化の
沢
(
たく
)
は此の
島村
(
しまむら
)
にも及んで、粗末ながら小学校の
設
(
もう
)
けがある。お光八つにもなると路が遠いに
伴
(
つれ
)
もないからよせと
父母
(
ふたおや
)
の拒むも聞かないで、
往来
(
ゆきもどり
)
一里の路を日々弁当さげて通う。
漁師の娘
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
艇
(
てい
)
の
上部艇首
(
じやうぶていしゆ
)
の
方
(
かた
)
に
位
(
くらゐ
)
して、
一個
(
いつこ
)
の
橢圓形
(
だゑんけい
)
の
觀外塔
(
くわんぐわいたふ
)
が
設
(
もう
)
けられて、
塔上
(
たふじやう
)
には、
一本
(
いつぽん
)
の
信號檣
(
しんがうマスト
)
の
他
(
ほか
)
には
何物
(
なにもの
)
も
無
(
な
)
く、
其
(
その
)
一端
(
いつたん
)
には
自動開閉
(
じどうかいへい
)
の
鐵扉
(
てつぴ
)
が
設
(
もう
)
けられて、
艇
(
てい
)
の
將
(
まさ
)
に
海底
(
かいてい
)
に
沈
(
しづ
)
まんとするや
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
その「もういちど故郷を見る機会」がやって来るとは思い
設
(
もう
)
けなかった。
故郷
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
正月の十五日には
小字中
(
こあざじゅう
)
の人々この家に集まり
来
(
き
)
たりてこれを祭る。またオシラサマという神あり。この神の像もまた同じようにして造り
設
(
もう
)
け、これも正月の十五日に
里人
(
さとびと
)
集まりてこれを祭る。
遠野物語
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
待ち
設
(
もう
)
けたよりももっと早く——園は少し恥らいながら三和土の片隅に脱ぎ捨ててある
紅緒
(
べにお
)
の
草履
(
ぞうり
)
から素早く眼を転ぜねばならなかった——しめやかながらいそいそ近づく足どりが入口の障子を
星座
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
露國
(
ロコク
)
は
政治上
(
せいぢぜう
)
に
立
(
たち
)
て
世界
(
せかい
)
に
雄視
(
ゆうし
)
すと
雖
(
いへど
)
もその
版圖
(
はんと
)
の
彊大
(
きようだい
)
にして
軍備
(
ぐんび
)
の
充實
(
じゆうじつ
)
せる
丈
(
だけ
)
に、
民人
(
みんじん
)
の
幸福
(
こうふく
)
は
饒
(
ゆたか
)
ならず、
貴族
(
きぞく
)
と
小民
(
せうみん
)
との
間
(
あいだ
)
に
鐵柵
(
てつさく
)
の
設
(
もう
)
けらるゝありて、
自
(
おのづ
)
からに
平等
(
びようどう
)
を
苦叫
(
くけう
)
する
平民
(
へいみん
)
の
聲
(
こゑ
)
を
起
(
おこ
)
し
罪と罰(内田不知庵訳)
(旧字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
両替屋阿波屋三郎兵衛の寄進で、本堂の再建が出来れば、春徳寺も昔の姿を取戻すわけで、その日の
設
(
もう
)
けは、三日も前からの大騒動、住職の春厳和尚、子供のように喜んだのも無理のないことです。
銭形平次捕物控:239 群盗
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
是
(
これ
)
を
以
(
もっ
)
て
九天邪
(
きゅうてんじゃ
)
を
斬
(
き
)
るの
使
(
つかい
)
を
設
(
もう
)
け、十
地
(
ち
)
悪を罰するの
司
(
し
)
を
列
(
つら
)
ね、
魑魅魍魎
(
ちみもうりょう
)
をして以て
其奸
(
そのかん
)
を
容
(
い
)
るる無く、
夜叉羅刹
(
やしゃらせつ
)
をして
其暴
(
そのぼう
)
を
肆
(
ほしいまま
)
にするを得ざらしむ。
矧
(
いわ
)
んや
此
(
こ
)
の
清平
(
せいへい
)
の世
坦蕩
(
たんとう
)
のときにおいてをや。
牡丹灯籠 牡丹灯記
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
終
(
おは
)
りに
臨
(
のぞ
)
み
熊
(
くま
)
に就て一言すべし、熊の巣穴は山中に無数あるにも
拘
(
かか
)
はらず、藤原村に於て年々得る所の
熊
(
くま
)
は数頭のみ、之れ猟師の
勇気
(
いうき
)
と
胆力
(
たんりよく
)
と甚少きを以てなり、即ち
陥穽
(
かんせい
)
を
設
(
もう
)
けて熊を
猟
(
りやう
)
するあり
利根水源探検紀行
(新字旧仮名)
/
渡辺千吉郎
(著)
冷気
(
れいき
)
のこもったうすぐらい
拝殿
(
はいでん
)
に、二つの
円座
(
えんざ
)
が
設
(
もう
)
けられた。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
人世
(
じんせい
)
の
風波
(
ふうは
)
は思い
設
(
もう
)
けぬ方面より起る。小山の妻君熱心に
食道楽:冬の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
この地獄には吸入室とか
罨法室
(
あんほうしつ
)
とかの
設
(
もう
)
けもある。
別府温泉
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
待ち
設
(
もう
)
けた老女はその
後
(
あと
)
からも現われる様子をいっこう見せないので、お延はいつもの予期から出てくる自然の調子をまず
外
(
はず
)
させられた。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
パノラマ国の旅人は、様々の奇怪な景色の後で、この思いも
設
(
もう
)
けぬ眺望に、又しても一驚を
吃
(
きっ
)
しなければなりません。
パノラマ島綺譚
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
人間
(
にんげん
)
のみずから
設
(
もう
)
けた
禁猟区
(
きんりょうく
)
にいて、こちらの
身
(
み
)
の
安全
(
あんぜん
)
をはかるということは、なんと
賢明
(
けんめい
)
なやり
方
(
かた
)
ではないか。
がん
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
近づいてみると、それは町の
辻
(
つじ
)
に
設
(
もう
)
けられた
篝火
(
かがりび
)
です。青年団員やボーイスカウトの勇しい姿も見えます。——警官の一隊がバラバラと駈けて来ました。
崩れる鬼影
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
昇降口
(
しようこうぐち
)
の高さは少くとも三尺位は有るべし。
恐
(
おそ
)
らくは
木製
(
もくせい
)
の
梯子
(
はしご
)
或は
蹈
(
ふ
)
み
臺
(
だい
)
の
設
(
もう
)
け有りしならん。
コロボックル風俗考
(旧字旧仮名)
/
坪井正五郎
(著)
それは千枝太郎が待ち
設
(
もう
)
けているところであったので、彼は是非お目通りが願いたいと頼むと、家来の一人は奥へ立って行ったが、やがて一人の侍女らしい女を連れて来て
玉藻の前
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
待ち
設
(
もう
)
けても今更人の心魂を
駭
(
おどろ
)
かす大砲の音が、家をも我等の全身をも
揺
(
ゆ
)
り
撼
(
うご
)
かして響いた。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
何
(
ど
)
う
見
(
み
)
たって
私達
(
わたくしたち
)
三
人
(
にん
)
の
為
(
た
)
めに
特別
(
とくべつ
)
に
設
(
もう
)
けてくれたとしか
思
(
おも
)
えない
恰好
(
かっこう
)
なのでございます。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
その子分として用いた者が多くは無学の
熊公
(
くまこう
)
八公
(
はちこう
)
の
類
(
るい
)
であったから、かくのごとき
紋切形
(
コンヴェンション
)
を
設
(
もう
)
け、これによりて
統御
(
とうぎょ
)
の
便
(
べん
)
を
計
(
はか
)
ったのも、あるいは止むを得なかったことであろう。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
今度はなんというだろうかな? 代官松はヒヤヒヤしながら、お粂の返辞を待ち
設
(
もう
)
けた。
娘煙術師
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
まったく世界に
誇
(
ほこ
)
るべき花であるがゆえに、どこか適当な地を選んで一大花ショウブ園を設計し、少なくも十万平方メートルぐらいある園を
設
(
もう
)
けて、各種類を
網羅
(
もうら
)
するハナショウブを
栽
(
う
)
え
植物知識
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
牡蠣船のある方の岸は車の
立場
(
たてば
)
になっていて柳の下へは車を並べ、その傍には小さな
車夫
(
しゃふ
)
の
溜
(
たまり
)
を
設
(
もう
)
けてあった。車夫小屋と並んで活動写真の客を当て込んで
椎
(
しい
)
の実などを売っている
露店
(
ろてん
)
などもあった。
牡蠣船
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
縁側へ席を
設
(
もう
)
けさして、平次は煙草入を抜きます。
銭形平次捕物控:168 詭計の豆
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
「殿、——しばらく、ただいまお
支度
(
したく
)
を
設
(
もう
)
けます」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
紋三は色々言葉を
設
(
もう
)
けて明智の判断を聞こうとしたけれど、明智は紋三が自動車を降りて、彼の下宿の方へ別れて行く時まで、ほとんど沈黙を続けていた。
一寸法師
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
灯火管制の用意に
黒色
(
こくしょく
)
電灯カバーを作ったり、
押入
(
おしいれ
)
を改造して、防毒室を設けたり、配電所に特別のスイッチを
設
(
もう
)
けたりして、骨身を
惜
(
おし
)
まないのは、感心にたえなかった。
空襲葬送曲
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
設
常用漢字
小5
部首:⾔
11画
“設”を含む語句
設計
設備
設楽
設計図
待設
設立
北設楽
建設
仮設
行者宿報設女犯
設置
敷設
施設
南設楽
設計予算
設色
附設
防弾設備
設計者
諸施設
...