“敷設”の読み方と例文
読み方割合
ふせつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小田原熱海あたみ間に、軽便鉄道敷設ふせつの工事が始まったのは、良平りょうへいの八つの年だった。良平は毎日村はずれへ、その工事を見物に行った。
トロッコ (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
「国内にたくさんの鉄道をしくのは人民の便利だけでなくそれ自体が軍備でもある。多く人を徴兵する代りに、鉄道敷設ふせつに費用をかけなさい」
安吾史譚:05 勝夢酔 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
この鉄道は誰が敷設ふせつしたという事は素人にはあまり参考になりません。この講堂は誰が作ったって問題にならない。
おはなし (新字新仮名) / 夏目漱石(著)