“冷気”のいろいろな読み方と例文
旧字:冷氣
読み方割合
れいき80.0%
さむけ10.0%
ひえ10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
およそ天よりかたちしてくだものあめゆきあられみぞれひようなり。つゆ地気ちき粒珠りふしゆするところしもは地気の凝結ぎようけつする所、冷気れいき強弱つよきよわきによりて其形そのかたちことにするのみ。
岩井もさすがにぞっくりと冷気さむけだった面持で
魔都 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
地獄の鉄の壁から伝はつてくる大地の冷気ひえはぐくまれ、常に人生といふ都の外濠伝ひに、影の如く立ち並ぶ冬枯の柳の下を、影の如くそこはかと走り続けて来た、所謂自然生じねんじよの放浪者
雲は天才である (新字旧仮名) / 石川啄木(著)