トップ
>
宿屋
>
やどや
ふりがな文庫
“
宿屋
(
やどや
)” の例文
「
宿屋
(
やどや
)
へ帰っておいで」とかれは言った。「犬といっしょに待っておいで。あとで
口上
(
こうじょう
)
で言って
寄
(
よ
)
こすから(ことずてをするから)」
家なき子:01 (上)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
けれども、まだ
宿屋
(
やどや
)
が見つかりません。それで王子は、今夜はどこで
夜
(
よ
)
をあかしたものだろうかと、とほうにくれてしまいました。
なぞ
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
使いの人物にも老臣の
宿屋
(
やどや
)
七左衛門をえらび、ほかに心の利く家臣二名を添えて立たせ、何か重大な内意を含ませてやったようである。
新書太閤記:08 第八分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
男
(
おとこ
)
は、さまざまな
空想
(
くうそう
)
にふけりました。そして
幾日
(
いくにち
)
も
幾日
(
いくにち
)
も
旅
(
たび
)
をつづけました。
男
(
おとこ
)
は、
夜
(
よる
)
になるとさびしい
宿屋
(
やどや
)
に
泊
(
と
)
まりました。
おかしいまちがい
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
この驕々たる三馬が一日思い立って日本橋から遠い四谷の端れまで
駕輿
(
かご
)
をやったのは、狂歌師
宿屋
(
やどや
)
飯盛
(
めしもり
)
としての雅望と、否
仇討たれ戯作
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
▼ もっと見る
高信
(
たかのぶ
)
さんが、そこへ、ひよつくり
顕
(
あら
)
はれた、
神職
(
かんぬし
)
らしいのに
挨拶
(
あいさつ
)
すると、
附添
(
つきそ
)
つて
来
(
き
)
た
宿屋
(
やどや
)
の
番頭
(
ばんとう
)
らしいのが、づうと
出
(
で
)
て
十和田湖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
これで
諭吉
(
ゆきち
)
は、ぶじに
船
(
ふね
)
にのり、いのちびろいをしたわけですが、
神戸
(
こうべ
)
の
宿屋
(
やどや
)
についてみると、
東京
(
とうきょう
)
の
塾頭
(
じゅくとう
)
の
小幡
(
おばた
)
から、
手紙
(
てがみ
)
がきていました。
福沢諭吉:ペンは剣よりも強し
(新字新仮名)
/
高山毅
(著)
そこでマタンは、もうひとばん、そこの
宿屋
(
やどや
)
にとめてもらうことになりました。夜がふけてねるときになると、マタンは宿屋の主人にいいました。
名なし指物語
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
出し御見付にて
叱
(
しか
)
られ候と申立るに今一人も進み出
恐
(
おそ
)
れながら申します私しは神田佐久間町一丁目
番組
(
ばんぐみ
)
宿屋
(
やどや
)
上州屋
軍助
(
ぐんすけ
)
方手代利三郎と申者私の金を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
斯
(
か
)
う
降
(
ふ
)
られては
野宿
(
のじゆく
)
でもしなければなるまい、
宿屋
(
やどや
)
は
此近所
(
このきんじよ
)
にはなし、うム
向
(
むか
)
うに
灯
(
ひ
)
が
見
(
み
)
えるが
人家
(
じんか
)
があるのだらう。
鰍沢雪の夜噺(小室山の御封、玉子酒、熊の膏薬)
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
この
歌
(
うた
)
を
聞
(
き
)
いて、
大工
(
だいく
)
はほっとしました。そうして
生
(
い
)
き
返
(
かえ
)
ったように、
元気
(
げんき
)
をとりもどして、
宿屋
(
やどや
)
に
帰
(
かえ
)
って
寝
(
ね
)
ました。
鬼六
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
宗助
(
そうすけ
)
と
御米
(
およね
)
は一
週
(
しう
)
ばかり
宿屋
(
やどや
)
住居
(
ずまひ
)
をして、
夫
(
それ
)
から
今
(
いま
)
の
所
(
ところ
)
に
引
(
ひ
)
き
移
(
うつ
)
つた。
其時
(
そのとき
)
は
叔父
(
をぢ
)
夫婦
(
ふうふ
)
が
色々
(
いろ/\
)
世話
(
せわ
)
を
燒
(
や
)
いて
呉
(
く
)
れた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
船
(
ふな
)
のりは、その時、なぜともなく
宿屋
(
やどや
)
の前で会ったシルクハットをかぶったみょうな男のことと、そのとき
空中
(
くうちゅう
)
からきこえた声のことをふっと思いだした。
透明人間
(新字新仮名)
/
ハーバート・ジョージ・ウェルズ
(著)
終電車
(
しゆうでんしや
)
の
通
(
とほ
)
り
過
(
すぎ
)
る
頃
(
ころ
)
につかまへた
客
(
きやく
)
は
宿屋
(
やどや
)
へ
行
(
い
)
つてから
翌朝
(
よくあさ
)
まで
泊
(
とま
)
りたいと
言出
(
いひだ
)
す
始末
(
しまつ
)
であつた。
吾妻橋
(新字旧仮名)
/
永井荷風
、
永井壮吉
(著)
昨年は
宿屋
(
やどや
)
もなく、道路も悪く、旅行に
不便
(
ふべん
)
であったところが、今年は大いに改良され、車も通ずれば旅館もできるという
風
(
ふう
)
で、台湾の旅といえば、難儀とのみ思うが
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
宿屋
(
やどや
)
について、
奥
(
おく
)
のせまい
室
(
へや
)
にはいっていきますと、コスマはぼんやり考えこんでいました。
活人形
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
英吉利
(
イギリス
)
の
海岸
(
かいがん
)
へ
行
(
ゆ
)
けば
何所
(
どこ
)
にでも、
海
(
うみ
)
の
中
(
なか
)
に
泳
(
およ
)
いでる
澤山
(
たくさん
)
の
機械
(
きかい
)
が
見
(
み
)
られる、
子供等
(
こどもら
)
は
木
(
き
)
の
鍬
(
くわ
)
で
沙
(
すな
)
ッ
掘
(
ぽじ
)
りをしてゐる、そして一
列
(
れつ
)
に
並
(
なら
)
んでる
宿屋
(
やどや
)
、それから
其
(
その
)
後
(
うし
)
ろには
停車場
(
ステーシヨン
)
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
ずつと
坂
(
さか
)
の
下
(
した
)
の
方
(
はう
)
の三
浦屋
(
うらや
)
という
宿屋
(
やどや
)
の
方
(
はう
)
へ
飛
(
と
)
んで
行
(
ゆ
)
くのもあります。
村
(
むら
)
で
染物
(
そめもの
)
をする
峯屋
(
みねや
)
へも、
俵屋
(
たはらや
)
のお
婆
(
ばあ
)
さんの
家
(
うち
)
へも、
和泉屋
(
いづみや
)
の
和太郎
(
わたらう
)
さんのお
家
(
うち
)
へも
飛
(
と
)
んで
行
(
ゆ
)
きました。
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
その後
間
(
ま
)
もなく、ちやうど三
浦
(
うら
)
三
崎
(
さき
)
の
宿屋
(
やどや
)
に
滯在
(
たいざい
)
中に訃音に
接
(
せつ
)
した時、
私
(
わたし
)
はまだあまりにまざまざしいその
折
(
をり
)
の
印象
(
いんせう
)
を
思
(
おも
)
ひ出させられるだけに、
哀悼
(
あいとう
)
の
氣
(
き
)
持も一そう
痛切
(
つうせつ
)
だつた。
文壇球突物語
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
(
一寸
(
ちょっと
)
おたずねいたしますが、この
辺
(
へん
)
に
宿屋
(
やどや
)
があるそうですがどっちでしょうか。)
泉ある家
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
十九日、朝起きて、
顔
(
かお
)
洗
(
あら
)
うべき所やあると問えば、家の前なる
流
(
ながれ
)
を指さしぬ。ギヨオテが伊太利紀行もおもい出でられておかし。温泉を
環
(
めぐ
)
りて立てる家数三十戸ばかり、
宿屋
(
やどや
)
は七戸のみ。
みちの記
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
むかし、
鳥取
(
とっとり
)
のある町に、新しく小さな一
軒
(
けん
)
の
宿屋
(
やどや
)
が出来ました。
神様の布団
(新字新仮名)
/
下村千秋
(著)
頂上
(
ちようじよう
)
近
(
ちか
)
くに
茶店
(
ちやみせ
)
、
宿屋
(
やどや
)
數軒
(
すうけん
)
あり、
冬季
(
とうき
)
でも
登攀
(
とうはん
)
不可能
(
ふかのう
)
でない。
火山の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
宿屋
(
やどや
)
の
夜具
(
やぐ
)
のこころよさかな
一握の砂
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
獣医
(
じゅうい
)
にはていねいに世話になった礼を言って、手をにぎってさようならを言った。そして
宿屋
(
やどや
)
に帰ると、
雌牛
(
めうし
)
をうまやにつないだ。
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
おじいさんは、
困
(
こま
)
った
末
(
すえ
)
に、とうとうからすに
悲
(
かな
)
しい
別
(
わか
)
れを
告
(
つ
)
げて、それを
宿屋
(
やどや
)
の
主人
(
しゅじん
)
から、
金持
(
かねも
)
ちに
売
(
う
)
ってもらうことにいたしました。
からすの唄うたい
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
宿屋
(
やどや
)
の主人はすみっこに立って、このありさまをながめていました。主人はあきれすぎて、なんといったらいいのかわかりませんでしたが
「テーブルよ、ごはんの用意」と、金貨をうむロバと、「こん棒、ふくろから」
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
さあ、
皆
(
みんな
)
帰
(
かへ
)
れ。
而
(
そ
)
して
誰
(
たれ
)
か
宿屋
(
やどや
)
へ
行
(
い
)
つて、
私
(
わたし
)
の
大鞄
(
おほかばん
)
を
脊負
(
しよ
)
つて
来
(
き
)
て
貰
(
もら
)
はう。——
中
(
なか
)
にすべて
仕事
(
しごと
)
に
必要
(
ひつえう
)
な
道具
(
だうぐ
)
がある。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
明日
(
あす
)
午前
会
(
あ
)
ひたし、と
薄墨
(
うすずみ
)
の
走
(
はし
)
り
書
(
がき
)
の簡単極るもので、表に裏神保町の
宿屋
(
やどや
)
の
名
(
な
)
と
平岡常
(
ひらをかつね
)
次郎といふ差出人の姓名が、表と同じ乱暴さ加減で書いてある。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
いっぽう、
宿屋
(
やどや
)
のまえは、ものめずらしげにあつまってきた村の人びとで、
黒山
(
くろやま
)
の人だかりになっている。
透明人間
(新字新仮名)
/
ハーバート・ジョージ・ウェルズ
(著)
そこでふたりは、その日の夕方たどりついた道ばたの
宿屋
(
やどや
)
に、いっしょにとまることになりました。
名なし指物語
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
此噺
(
このはなし
)
日外
(
いつぞや
)
下
(
しも
)
の
日待
(
ひまち
)
の
時
(
とき
)
開始
(
ひらきはじ
)
めしより、いざや一
会
(
くわい
)
催
(
もよほ
)
さんと、
四方赤良大人
(
よものあからうし
)
、
朱楽管江大人
(
あけらくわんかううし
)
、
鹿都辺真顔
(
しかつべまがほ
)
、
大屋
(
おほや
)
の
裏住
(
うらずみ
)
、
竹杖
(
たけづゑ
)
の
為軽
(
すがる
)
、つむりの光、
宿屋
(
やどや
)
の
飯盛
(
めしもり
)
を始めとして
落語の濫觴
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
大阪
(
おおさか
)
までは十五
里
(
り
)
(やく六十キロ)あるとききました。お
金
(
かね
)
がないものですから、すきばらをかかえて、とぼとぼとあるきつづけました。
宿屋
(
やどや
)
にとまることもできません。
福沢諭吉:ペンは剣よりも強し
(新字新仮名)
/
高山毅
(著)
大きなぼだい
樹
(
じゅ
)
のあるターコール
僧正
(
そうじょう
)
の家から、一
里
(
り
)
ばかりはなれた町のはずれに、きたない
宿屋
(
やどや
)
がありました。見すぼらしい年とった男は、そこへ
僧正
(
そうじょう
)
を
案内
(
あんない
)
してきました。
活人形
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
毎夜
(
まいよ
)
泊
(
とま
)
りの
客
(
きやく
)
を
連込
(
つれこ
)
む
本所
(
ほんじよ
)
の
河岸
(
かし
)
の
宿屋
(
やどや
)
を
出
(
で
)
て、
電車通
(
でんしやどほり
)
でその
客
(
きやく
)
とわかれ、
道子
(
みちこ
)
は
三
(
み
)
ノ
輪
(
わ
)
の
裏通
(
うらどほ
)
りにあるアパートへ
帰
(
かへ
)
つて
来
(
く
)
ると、
窓
(
まど
)
の
下
(
した
)
は
隣
(
となり
)
の
寺
(
てら
)
の
墓地
(
ぼち
)
になつてゐる
木
(
こ
)
の
間
(
ま
)
から
吾妻橋
(新字旧仮名)
/
永井荷風
、
永井壮吉
(著)
諸国
(
しょこく
)
諸道
(
しょどう
)
からここに
雲集
(
うんしゅう
)
した人々は、あすの日を待ちかまえて、空を気にしたり、足ごしらえの
用意
(
ようい
)
をしたり、またはその日の
予想
(
よそう
)
や
往年
(
おうねん
)
の思い出ばなしなどで、どこの
宿屋
(
やどや
)
もすしづめのさわぎ。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
宿屋
(
やどや
)
安けし
一握の砂
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
「さようでございます。おじいさんにつれられて
街々
(
まちまち
)
を
歩
(
ある
)
いて、
唄
(
うた
)
をうたったからすはこれでございます。」と、
宿屋
(
やどや
)
の
主人
(
しゅじん
)
は
答
(
こた
)
えました。
からすの唄うたい
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
どこへ行っても食べるには金が
要
(
い
)
るし、
宿屋
(
やどや
)
へとまれば
宿銭
(
やどせん
)
を取られる。それにねむる場所を見つけるくらいはたいしたことではなかった。
家なき子:01 (上)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
日がくれてから、ふたりはとある
宿屋
(
やどや
)
につきました。ふたりはここにとまることにしました。若者は、へやへはいろうとして、またもや大声で
こわいことを知りたくて旅にでかけた男の話
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
そして
宿屋
(
やどや
)
の
女主人
(
おんなしゅじん
)
はおそろしさのために、寝こんでしまったのか。なんというおそろしいことをやる男だ
透明人間
(新字新仮名)
/
ハーバート・ジョージ・ウェルズ
(著)
「
夫
(
それ
)
で
何處
(
どこ
)
に」と
宗助
(
そうすけ
)
が
聞
(
き
)
いたとき、
彼
(
かれ
)
は
自分
(
じぶん
)
の
今
(
いま
)
泊
(
とま
)
つてゐる
宿屋
(
やどや
)
の
名前
(
なまへ
)
を、
宗助
(
そうすけ
)
に
教
(
をし
)
へた。それは
三條
(
さんでう
)
邊
(
へん
)
の三
流位
(
りうぐらゐ
)
の
家
(
いへ
)
であつた。
宗助
(
そうすけ
)
は
其
(
その
)
名前
(
なまへ
)
を
知
(
し
)
つてゐた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
たいへん
不自由
(
ふじゆう
)
していたので、
宿屋
(
やどや
)
にとまっている、じょうずなわかい木ぐつ屋のうわさを聞くと、われもわれもと、木ぐつの注文をしに、やってきたのでありました。
名なし指物語
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
まるで、
大名
(
だいみょう
)
が
東海道
(
とうかいどう
)
をとおって、
宿屋
(
やどや
)
にとまるときとおなじような
用意
(
ようい
)
をしたわけでした。
福沢諭吉:ペンは剣よりも強し
(新字新仮名)
/
高山毅
(著)
私
(
わたし
)
は
身延山
(
みのぶさん
)
へ
参詣
(
さんけい
)
に
参
(
まゐ
)
つた者ですが、雪の
為
(
た
)
めに
難渋
(
なんじふ
)
して
宿屋
(
やどや
)
もなにもないやうでございますが、まことに
何
(
ど
)
うも
御厄介
(
ごやくかい
)
でございませうが
今晩
(
こんばん
)
たゞ
夜
(
よ
)
を
明
(
あか
)
す
丈
(
だ
)
けでよろしうございます
鰍沢雪の夜噺(小室山の御封、玉子酒、熊の膏薬)
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
寝静
(
ねしづ
)
まつた
宿屋
(
やどや
)
の
方
(
はう
)
へ
拳
(
こぶし
)
を
突出
(
つきだ
)
して
呵々
(
から/\
)
と
笑
(
わら
)
つた。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
「どこへ
行
(
ゆ
)
くんだ。
宿屋
(
やどや
)
があるのか。」
吾妻橋
(新字旧仮名)
/
永井荷風
、
永井壮吉
(著)
「こんやの
宿屋
(
やどや
)
はどこにしようか」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
わたしはすぐにこの問題を
解
(
と
)
くことができた。というのは、そのとき村の
広告屋
(
こうこくや
)
が赤いぼうしをかぶってやって来て、
宿屋
(
やどや
)
の前に止まった。
家なき子:01 (上)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
こうして、うちにかえるとちゅう、日がくれましたので、とある
宿屋
(
やどや
)
にとまりました。宿屋はお
客
(
きゃく
)
でいっぱいでした。
「テーブルよ、ごはんの用意」と、金貨をうむロバと、「こん棒、ふくろから」
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
宿
常用漢字
小3
部首:⼧
11画
屋
常用漢字
小3
部首:⼫
9画
“宿屋”で始まる語句
宿屋店
宿屋掟
宿屋飯盛