“雲集”の読み方と例文
読み方割合
うんしゅう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
下では幾流れとなく板を並べた上に食器を並べて、避難民式に雲集うんしゅうした書生や壮士が入代いりかわ立代たちかわり飯を喰うので毎日毎日戦争のような騒動である。
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
諸国しょこく諸道しょどうからここに雲集うんしゅうした人々は、あすの日を待ちかまえて、空を気にしたり、足ごしらえの用意よういをしたり、またはその日の予想よそう往年おうねんの思い出ばなしなどで、どこの宿屋やどやもすしづめのさわぎ。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)