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何年
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なんねん
ふりがな文庫
“
何年
(
なんねん
)” の例文
人
(
ひと
)
は
我
(
わ
)
が
身體
(
からだ
)
の
一部分
(
いちぶぶん
)
を、
何年
(
なんねん
)
にも
見
(
み
)
ないで
濟
(
す
)
ます
場合
(
ばあひ
)
が
多
(
おほ
)
いから……
姿見
(
すがたみ
)
に
向
(
むか
)
はなければ、
顏
(
かほ
)
にも
逢
(
あ
)
はないと
同一
(
おなじ
)
かも
知
(
し
)
れぬ。
霰ふる
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
そしてそのなきがらを
埋
(
う
)
めたお
墓
(
はか
)
を
将軍塚
(
しょうぐんづか
)
といって、千
何年
(
なんねん
)
という
長
(
なが
)
い
間
(
あいだ
)
京都
(
きょうと
)
の
鎮守
(
ちんじゅ
)
の
神様
(
かみさま
)
のように
崇
(
あが
)
められて、
何
(
なに
)
か
世
(
よ
)
の
中
(
なか
)
に
災
(
わざわ
)
いの
起
(
お
)
こる
時
(
とき
)
には
田村将軍
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
落城後
(
らくじょうご
)
それが
何年
(
なんねん
)
になるかと
仰
(
お
)
ッしゃるか——それは
漸
(
ようや
)
く一
年余
(
ねんあま
)
り
私
(
わたくし
)
が三十四
歳
(
さい
)
の
時
(
とき
)
でございました。まことに
短命
(
たんめい
)
な、つまらない一
生涯
(
しょうがい
)
でありました。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
この
希望
(
きぼう
)
も、たちまち
達
(
たっ
)
せられたのは、十
何年
(
なんねん
)
か
前
(
まえ
)
に、
父
(
ちち
)
が、おき
時計
(
どけい
)
を
買
(
か
)
った、
古道具屋
(
ふるどうぐや
)
の
主人
(
しゅじん
)
が、
有田焼
(
ありたやき
)
の
大
(
おお
)
きな
丸火鉢
(
まるひばち
)
を、とどけてくれたからでした。
時計と窓の話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
……(同族の一老人に對ひて)いや、
叔父御
(
をぢご
)
、まま
腰
(
こし
)
を
下
(
おろ
)
しめされ、
貴下
(
こなた
)
も
予
(
わし
)
も
最早
(
もう
)
舞踏時代
(
ダンスじだい
)
を
過
(
すご
)
してしまうた。お
互
(
たが
)
ひに
假面
(
めん
)
を
着
(
つ
)
けて
以來
(
このかた
)
、もう
何年
(
なんねん
)
にならうかの?
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
▼ もっと見る
其有耶無耶
(
そのうやむや
)
になつた
腦裏
(
なうり
)
に、
猶
(
なほ
)
朧朦氣
(
おぼろげ
)
に
見
(
み
)
た、
月
(
つき
)
の
光
(
ひかり
)
に
輝
(
てら
)
し
出
(
だ
)
されたる、
黒
(
くろ
)
い
影
(
かげ
)
のやうな
此
(
こ
)
の
室
(
へや
)
の
人々
(
ひと/″\
)
こそ、
何年
(
なんねん
)
と
云
(
い
)
ふ
事
(
こと
)
は
無
(
な
)
く、
恁
(
かゝ
)
る
憂目
(
うきめ
)
に
遭
(
あ
)
はされつゝ
有
(
あ
)
りしかと
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
此
(
この
)
秋海棠
(
しうかいだう
)
は
杉垣
(
すぎがき
)
のまだ
引
(
ひ
)
き
拔
(
ぬ
)
かれない
前
(
まへ
)
から、
何年
(
なんねん
)
となく
地下
(
ちか
)
に
蔓
(
はびこ
)
つてゐたもので、
古家
(
ふるや
)
の
取
(
と
)
り
毀
(
こぼ
)
たれた
今
(
いま
)
でも、
時節
(
じせつ
)
が
來
(
く
)
ると
昔
(
むかし
)
の
通
(
とほ
)
り
芽
(
め
)
を
吹
(
ふ
)
くものと
解
(
わか
)
つた
時
(
とき
)
、
御米
(
およね
)
は
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
これで
烟草
(
たばこ
)
でも
買
(
か
)
つてと
言
(
い
)
つて、
夫
(
そ
)
れ
鼻藥
(
はなぐすり
)
の
出
(
で
)
る
次第
(
しだい
)
さ、あれがお
前
(
まへ
)
素人
(
しろうと
)
だから
感心
(
かんしん
)
だと
賞
(
ほ
)
めるに、
素人
(
しろうと
)
も
素人
(
しろうと
)
、
生無垢
(
きむく
)
の
娘
(
むすめ
)
あがりだと
言
(
い
)
ふでは
無
(
な
)
いか、
旦那
(
だんな
)
とは十
何年
(
なんねん
)
の
中
(
なか
)
で
われから
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
広子
(
ひろこ
)
は化粧道具や何かを入れた
銀細具
(
ぎんざいく
)
のバッグを下げたまま、
何年
(
なんねん
)
にもほとんど来たことのない
表慶館
(
ひょうけいかん
)
の
廊下
(
ろうか
)
を歩いて行った。彼女の心は彼女自身の予期していたよりも静かだった。
春
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
けれど
遠
(
とほ
)
まはしに
聞
(
き
)
き
出
(
だ
)
した
處
(
ところ
)
によると、
田之浦
(
たのうら
)
の
者
(
もの
)
で
倅夫婦
(
せがれふうふ
)
は
百姓
(
ひやくしやう
)
をして
可
(
か
)
なりの
生活
(
くらし
)
をして
居
(
ゐ
)
るが、
其
(
その
)
夫婦
(
ふうふ
)
のしうちが
氣
(
き
)
に
喰
(
くは
)
ぬと
言
(
い
)
つて十
何年
(
なんねん
)
も
前
(
まへ
)
から
一人
(
ひとり
)
で
此處
(
こゝ
)
に
住
(
す
)
んで
居
(
ゐ
)
るらしい
都の友へ、B生より
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
『
何故
(
なぜ
)
だらう』と
帽子屋
(
ばうしや
)
は
呟
(
つぶや
)
いて、『お
前
(
まへ
)
の
時計
(
とけい
)
で
何年
(
なんねん
)
だかゞ
解
(
わか
)
るかい?』
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
私
(
わたくし
)
の
考
(
かんが
)
へるには、
今
(
いま
)
一個
(
ひとつ
)
の
堅固
(
けんご
)
な
紀念塔
(
きねんたふ
)
を
作
(
こしら
)
へて、
其
(
その
)
深山
(
しんざん
)
へ
持
(
も
)
つて
行
(
い
)
つて
建
(
た
)
てゝ
來
(
く
)
るのだ、
紀念塔
(
きねんたう
)
の
表面
(
ひやうめん
)
には、ちやんと
朝日島
(
あさひじま
)
と
刻
(
きざ
)
んで、
此處
(
こゝ
)
は
日本帝國
(
につぽんていこく
)
の
領地
(
りようち
)
で
御坐
(
ござ
)
る、
何年
(
なんねん
)
、
何月
(
なんげつ
)
、
何日
(
なんにち
)
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
「おめえ、いってえ
弟子
(
でし
)
に
来
(
き
)
てから、
何年
(
なんねん
)
経
(
た
)
つと
思
(
おも
)
っているんだ」
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
こうして
何年
(
なんねん
)
も、
何年
(
なんねん
)
もこいで
行
(
い
)
かなければならないという
鬼
(
おに
)
が
島
(
しま
)
へ、ほんの目をつぶっている
間
(
ま
)
に
来
(
き
)
たのです。
桃太郎
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
あのときから、
何年
(
なんねん
)
たったであろうか、
戦時中
(
せんじちゅう
)
、
空襲
(
くうしゅう
)
で、このあたりは
焼
(
や
)
け
野原
(
のはら
)
になってしまいました。
はたらく二少年
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「おとなしくなさい、はゝゝ。」と
國手
(
ドクトル
)
に
笑
(
わら
)
はれて、「はい。」と
袖
(
そで
)
をおさへて
歸
(
かへ
)
ると、
其
(
そ
)
の
晩
(
ばん
)
あたりから、
此
(
こ
)
の
何年
(
なんねん
)
にもつひぞない、
妙
(
めう
)
な、
不思議
(
ふしぎ
)
な
心持
(
こゝろもち
)
に
成
(
な
)
る。
大阪まで
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
これと
申
(
もう
)
すも
皆
(
みな
)
神様
(
かみさま
)
の
御加護
(
ごかご
)
、お
蔭
(
かげ
)
で
他所
(
よそ
)
の
銀杏
(
いちょう
)
とは
異
(
こと
)
なり、
何年
(
なんねん
)
経
(
た
)
てど
枝
(
えだ
)
も
枯
(
か
)
れず、
幹
(
みき
)
も
朽
(
く
)
ちず、
日本国中
(
にほんこくじゅう
)
で
無類
(
むるい
)
の
神木
(
しんぼく
)
として、
今
(
いま
)
もこの
通
(
とお
)
り
栄
(
さか
)
えて
居
(
い
)
るような
次第
(
しだい
)
じゃ。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
その
有耶無耶
(
うやむや
)
になった
脳裡
(
のうり
)
に、なお
朧朦気
(
おぼろげ
)
に
見
(
み
)
た、
月
(
つき
)
の
光
(
ひかり
)
に
輝
(
てら
)
し
出
(
だ
)
されたる、
黒
(
くろ
)
い
影
(
かげ
)
のようなこの
室
(
へや
)
の
人々
(
ひとびと
)
こそ、
何年
(
なんねん
)
と
云
(
い
)
うことは
無
(
な
)
く、かかる
憂目
(
うきめ
)
に
遭
(
あ
)
わされつつありしかと
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
明治
(
めいじ
)
何年
(
なんねん
)
、
何月
(
なんげつ
)
、
何日
(
なんにち
)
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
「だって、お
母
(
かあ
)
さんは、よく、
私
(
わたし
)
みたいな
不幸
(
ふこう
)
なものはない、
芝居
(
しばい
)
なんか、もう
何年
(
なんねん
)
見
(
み
)
たことがないと、おっしゃるじゃありませんか?」と、さき
子
(
こ
)
はいいました。
金歯
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
私
(
わたくし
)
が
三浦
(
みうら
)
へ
縁
(
えん
)
づいた
時
(
とき
)
に、
香織
(
かおり
)
は
親元
(
おやもと
)
へ
戻
(
もど
)
りましたが、それでも
所中
(
しょっちゅう
)
鎌倉
(
かまくら
)
からはるばる
私
(
わたくし
)
の
所
(
ところ
)
へ
訪
(
たず
)
ねてまいり、そして
何年
(
なんねん
)
経
(
た
)
っても
私
(
わたくし
)
の
事
(
こと
)
を『
姫
(
ひい
)
さま
姫
(
ひい
)
さま』と
呼
(
よ
)
んで
居
(
お
)
りました。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
潮
(
しほ
)
は
其
(
そ
)
の
時々
(
とき/″\
)
變
(
かは
)
るのであらうが、
祭
(
まつり
)
の
夜
(
よ
)
は、
思出
(
おもひだ
)
しても、
何年
(
なんねん
)
にも、いつも
暗
(
くら
)
いやうに
思
(
おも
)
はれる。
時候
(
じこう
)
が
丁
(
ちやう
)
ど
梅雨
(
つゆ
)
にかゝるから、
雨
(
あめ
)
の
降
(
ふ
)
らない
年
(
とし
)
の、
月
(
つき
)
ある
頃
(
ころ
)
でも、
曇
(
くも
)
るのであらう。
祭のこと
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
もう
何年
(
なんねん
)
も
何年
(
なんねん
)
も
船
(
ふね
)
をこいで行くと、
遠
(
とお
)
い
遠
(
とお
)
い
海
(
うみ
)
のはてに、
鬼
(
おに
)
が
島
(
しま
)
という
所
(
ところ
)
がある。
悪
(
わる
)
い
鬼
(
おに
)
どもが、いかめしいくろがねのお
城
(
しろ
)
の中に
住
(
す
)
んで、ほうぼうの
国
(
くに
)
からかすめ
取
(
と
)
った
貴
(
とうと
)
い
宝物
(
たからもの
)
を
守
(
まも
)
っている。
桃太郎
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
「
年
(
とし
)
が
若
(
わか
)
いそうだが、もう、
何年
(
なんねん
)
ばかりたつと、ちょうどよくなるかな。」とたずねました。しかし、これは、
木
(
き
)
や、
人間
(
にんげん
)
のようなものではありません。
坑夫
(
こうふ
)
は
笑
(
わら
)
いながら
金が出ずに、なしの産まれた話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
彼
(
かれ
)
は、
小学校
(
しょうがっこう
)
を
卒業
(
そつぎょう
)
すると、すぐ
都会
(
とかい
)
の
呉服屋
(
ごふくや
)
へ
奉公
(
ほうこう
)
に
出
(
だ
)
されました。それから、もう
何年
(
なんねん
)
たったでしょう。
彼
(
かれ
)
は、
勉強
(
べんきょう
)
して、
末
(
すえ
)
にはいい
商人
(
しょうにん
)
になろうと
思
(
おも
)
っているのでした。
隣村の子
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
何年
(
なんねん
)
か
前
(
まえ
)
にも、どこかで
見
(
み
)
たことがあるような
記憶
(
きおく
)
がしました。やせこけた、あばら
骨
(
ぼね
)
の
出
(
で
)
た
馬
(
うま
)
が、
全身
(
ぜんしん
)
に
水
(
みず
)
をあびたようにあせにぬれて、
重
(
おも
)
い
車
(
くるま
)
をひきかねているのでした。
道の上で見た話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ツンドラ
地帯
(
ちたい
)
って、
沼地
(
ぬまち
)
みたいな、こけばかりはえているところがある。そこへ
火
(
ひ
)
がつくと、なかなかきえない。
何年
(
なんねん
)
ということなく、
燐
(
りん
)
の
火
(
ひ
)
のようなのが
下
(
した
)
からもえ
上
(
あ
)
がる。
赤土へくる子供たち
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
それから、
何年
(
なんねん
)
たったでしょう。
日月ボール
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
何
常用漢字
小2
部首:⼈
7画
年
常用漢字
小1
部首:⼲
6画
“何年”で始まる語句
何年位
何年振
何年生
何年分
何年頃
何年程前