“戦時中”の読み方と例文
旧字:戰時中
読み方割合
せんじちゅう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あのときから、何年なんねんたったであろうか、戦時中せんじちゅう空襲くうしゅうで、このあたりは野原のはらになってしまいました。
はたらく二少年 (新字新仮名) / 小川未明(著)
そういえば、いま自分じぶんたちのあそんでいるみちが、またなんといたんでいることであろうとがついたのでした。戦時中せんじちゅうにあいたあなが、まだそのままになっているのです。
考えこじき (新字新仮名) / 小川未明(著)
その一けんいえへ、戦時中せんじちゅうに、疎開そかいしてきた、家族かぞくがありました。からだのよわそうなおとこが、よく二かいまどから、ぼんやりと、彼方かなたやまをながめて、なにかかんがえていました。
しいたげられた天才 (新字新仮名) / 小川未明(著)