“生無垢”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きむく80.0%
しやうむく20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
貧乏人の子かは知らないが、お駒は生無垢きむくの素人娘だ。賣女ばいた夜鷹よたかおとるやうに言はれて、親の俺はどんな心持だと思ふ
これで烟草たばこでもつてとつて、鼻藥はなぐすり次第しだいさ、あれがおまへ素人しろうとだから感心かんしんだとめるに、素人しろうと素人しろうと生無垢きむくむすめあがりだとふではいか、旦那だんなとは十何年なんねんなか
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
素より生無垢しやうむくの娘である筈はないのですが、美しさも拔群、立居振舞も尋常な上に新嫁のやうに純情で、先妻の遺した二人の子供や、奉公人達へのあたりもよく