生無垢きむく)” の例文
貧乏人の子かは知らないが、お駒は生無垢きむくの素人娘だ。賣女ばいた夜鷹よたかおとるやうに言はれて、親の俺はどんな心持だと思ふ
これで烟草たばこでもつてとつて、鼻藥はなぐすり次第しだいさ、あれがおまへ素人しろうとだから感心かんしんだとめるに、素人しろうと素人しろうと生無垢きむくむすめあがりだとふではいか、旦那だんなとは十何年なんねんなか
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
貧乏人の子かは知らないが、お駒は生無垢きむくの素人娘だ。売女ばいた夜鷹よたかに劣るように言われて、親の俺はどんな心持だと思う
その清潔さと、生無垢きむくな純情らしさは非凡です。