トップ
>
六
>
むつ
ふりがな文庫
“
六
(
むつ
)” の例文
車掌も乗客も全く事柄を物質的に考える事が出来れば簡単であるが、そこに人間としての感情がはいるからどうも事が
六
(
むつ
)
かしくなる。
雑記(Ⅰ)
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
鈴木が言ふには、洋食といふものはあれで本式にすると
六
(
むつ
)
ヶしい作法がある。
媒妁人
(
なかうど
)
が
媒妁人
(
なかうど
)
だから、下手なことをすると笑はれる。
出発
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
ことの
起原
(
おこり
)
といふのは、
醉漢
(
ゑひどれ
)
でも、
喧嘩
(
けんくわ
)
でもない、
意趣斬
(
いしゆぎり
)
でも、
竊盜
(
せつたう
)
でも、
掏賊
(
すり
)
でもない。
六
(
むつ
)
ツばかりの
可愛
(
かはい
)
いのが
迷兒
(
まひご
)
になつた。
迷子
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
「
雫石
(
しづくいし
)
、橋場間、まるで滅茶苦茶だ。レールが四間も突き出されてゐる。
枕木
(
まくらぎ
)
も何もでこぼこだ。十日や十五日でぁ、
一寸
(
ちょっと
)
六
(
むつ
)
ヶ
敷
(
し
)
ぃな。」
化物丁場
(新字旧仮名)
/
宮沢賢治
(著)
左様
(
さう
)
ですツてネ——其事は私も新聞で見ましたの、——
六
(
むつ
)
ヶ
敷
(
しい
)
文句ばかり書いてあるので、
能
(
よ
)
くは解りませぬでしたが、何でも兼さんに
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
▼ もっと見る
「いいえね、格別、
六
(
むつ
)
かしいことではないのだよ——わたしと二人、
夫婦
(
めおと
)
ごっこをしてあそんでおくれな——いいでしょう?」
雪之丞変化
(新字新仮名)
/
三上於菟吉
(著)
証書は風早の手に移りて、遊佐とその妻と彼と
六
(
むつ
)
の目を
以
(
も
)
て子細にこれを点検して、その夢ならざるを
明
(
あきら
)
めたり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
それはね……そのラマンさんという
和蘭
(
オランダ
)
人のお医者の話によると、ジキタリスという草を、何とかいう
六
(
むつ
)
ヶしい名前の石と一緒に煮詰めた昔から在る毒薬で
鉄鎚
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
彼れ何を
斯
(
か
)
く考うるや、
眼
(
まなこ
)
徒
(
いたず
)
らに
空
(
くう
)
を眺めて動かざるは
六
(
むつ
)
かしき問題ありて
开
(
そ
)
を解かん
為
(
た
)
め苦めるにや
血の文字
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
相手
(
あひて
)
の
女
(
をんな
)
の
子
(
こ
)
の
年
(
とし
)
は、
六
(
むつ
)
つ
許
(
ばかり
)
に
見
(
み
)
えた。
赤
(
あか
)
い
幅
(
はゞ
)
のあるリボンを
蝶々
(
てふ/\
)
の
樣
(
やう
)
に
頭
(
あたま
)
の
上
(
うへ
)
に
喰付
(
くつつ
)
けて、
主人
(
しゆじん
)
に
負
(
ま
)
けない
程
(
ほど
)
の
勢
(
いきほひ
)
で、
小
(
ちひ
)
さな
手
(
て
)
を
握
(
にぎ
)
り
固
(
かた
)
めてさつと
前
(
まへ
)
へ
出
(
だ
)
した。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
玉川ゴルフ場から十分ぐらいの
半径
(
はんけい
)
の中なら、一軒一軒当っていっても
多寡
(
たか
)
が知れているではないか。どうして分らぬのか、分らんでいる方が
六
(
むつ
)
ヶ
敷
(
し
)
いと思うが……
恐怖の口笛
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
世間馴れぬお梅はこんな
六
(
むつ
)
ヶ
敷
(
しい
)
事件の後仕末について、祖母から相談を掛けられるのを恐れてゐた。
孫だち
(旧字旧仮名)
/
正宗白鳥
(著)
ブレークネーは常識の活用と、チャンスの利用とによって、どんな
六
(
むつ
)
ヶ
敷
(
し
)
い関門をも打ち開き、少しも超自然的の力を借りない。そこが「紅はこべ」叢書の生命である。
歴史的探偵小説の興味
(新字新仮名)
/
小酒井不木
(著)
無理に恐怖をかくし、泣きたいのを我慢して、
六
(
むつ
)
かしい顔をしているのもなかなかにいじらしい。
水晶の栓
(新字新仮名)
/
モーリス・ルブラン
(著)
越
(
こし
)
申上
置
(
おか
)
ざれば
叶
(
かな
)
ふ可らずと是も明朝
明六時
(
あけむつ
)
のお太鼓に登城の用意を申付られたり
既
(
すで
)
にして
翌日
(
よくじつ
)
御城
(
おんしろ
)
のお太鼓
六
(
むつ
)
の
刻限
(
こくげん
)
鼕々
(
とう/\
)
と
鳴響
(
なりひゞ
)
けば松平伊豆守殿には登城門よりハヤ
駕籠
(
かご
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
窓
(
まど
)
から
半身
(
はんしん
)
を
乘
(
の
)
り
出
(
だ
)
してゐた
例
(
れい
)
の
娘
(
むすめ
)
が、あの
霜燒
(
しもや
)
けの
手
(
て
)
をつとのばして、
勢
(
いきほひ
)
よく
左右
(
さいう
)
に
振
(
ふ
)
つたと
思
(
おも
)
ふと、
忽
(
たちま
)
ち
心
(
こころ
)
を
躍
(
をど
)
らすばかり
暖
(
あたたか
)
な
日
(
ひ
)
の
色
(
いろ
)
に
染
(
そ
)
まつてゐる
蜜柑
(
みかん
)
が
凡
(
およ
)
そ
五
(
いつ
)
つ
六
(
むつ
)
つ
蜜柑
(旧字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
御
説
(
せつ
)
に
曰
(
いはく
)
「
凡
(
およそ
)
物
(
もの
)
方体
(
はうたい
)
は(四角なるをいふ)
必
(
かならず
)
八を以て一を
囲
(
かこ
)
み
円体
(
ゑんたい
)
は(丸をいふ)六を以て一を
囲
(
かこ
)
む
定理
(
ぢやうり
)
中の
定数
(
ぢやうすう
)
誣
(
しふ
)
べからず」云々。雪を
六
(
むつ
)
の
花
(
はな
)
といふ事 御
説
(
せつ
)
を以しるべし。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
然
(
しか
)
りといえども今の文明の有様にては、充分を希望するはとても
六
(
むつ
)
ヶしきことなれば、必ずしも充分にあらずとも、なるべきだけ充分に近づくことの出来るよう、
精々
(
せいぜい
)
注意せざるべからず。
家庭習慣の教えを論ず
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
その時の私の心事は実に淋しい有様で人に話したことはないが今打明けて
懺悔
(
ざんげ
)
しましょう維新前後無茶苦茶の形勢を見てとてもこの有様では独立は
六
(
むつ
)
かしい他年一日外国人から
如何
(
いか
)
なる侮辱を
福沢諭吉
(新字新仮名)
/
服部之総
(著)
文「馬鹿云え、
下
(
くだ
)
り
飴
(
あめ
)
じゃアあるまいし、これは天地
積陰
(
せきいん
)
温かなる時は雨ふり寒なる時は雪と成る、陰陽
凝
(
こっ
)
て雪となるものだわ、それに草木の花は
五片
(
ごひら
)
雪の花は
六片
(
むひら
)
だから
六
(
むつ
)
の花というわさ」
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
彼は、哲学などにも多少の興味を持つてゐるらしく、話材がなくなると勿体振つた口調で昔の学者の名前をあげては色々な場合にそれらの所説を引用して、
六
(
むつ
)
ヶし
気
(
げ
)
に眉をよせるのが癖だつた。
夏ちかきころ
(新字旧仮名)
/
牧野信一
(著)
「そう考えるから
六
(
むつ
)
ヶ
敷
(
し
)
くなるんだよ。なにも深谷氏の恐れていた奴が、必ずしも犯人だとは限るまい」と東屋氏は改まって、「……とにかく、この辺に、白鮫号の
重心板
(
センター・ボード
)
が喰い込んだ跡がある筈だ」
死の快走船
(新字新仮名)
/
大阪圭吉
(著)
と三輪さんは大変に
六
(
むつ
)
ヶ
敷
(
しく
)
してしまった。
ぐうたら道中記
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
六
(
むつ
)
つ
追
(
お
)
ひ
出
(
だ
)
そ。
とんぼの眼玉
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
夫婦
(
ふうふ
)
はこれに
刎起
(
はねお
)
きたが、
左右
(
さいう
)
から
民子
(
たみこ
)
を
圍
(
かこ
)
つて、
三人
(
さんにん
)
六
(
むつ
)
の
目
(
め
)
を
注
(
そゝ
)
ぐと、
小暗
(
をぐら
)
き
方
(
かた
)
に
蹲
(
うづくま
)
つたのは、
何
(
なに
)
ものかこれ
唯
(
たゞ
)
一
羽
(
は
)
の
雁
(
かり
)
なのである。
雪の翼
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
東京帝国大学の卒業証書も検閲のために差出したが、この日本文は事務の役人にとって自分の場合のラテン語以上に
六
(
むつ
)
かしそうであった。
ベルリン大学
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
僕
(
ぼく
)
はまず家へ帰ったらおっ
母
(
か
)
さんの前へ行って百けたぐらいの
六
(
むつ
)
かしい
勘定
(
かんじょう
)
を一ぺんにやって見せるんだ、それからきっと図画だってうまくできるにちがいない。
みじかい木ぺん
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
そして、「
六
(
むつ
)
ヶ敷げに理窟を
捏
(
こ
)
ねに來たのぢやらう。用事だけ訊いて成るべく返すやうにせい。」
避病院
(旧字旧仮名)
/
正宗白鳥
(著)
丁度
(
ちょうど
)
その頃、捜査本部では、雁金検事と大江山捜査課長とが
六
(
むつ
)
ヶ
敷
(
し
)
い顔をして向いあっていた。机の上には、青竜王が痣蟹の洋服の間から見付けた建築図の
破片
(
はへん
)
が
載
(
の
)
っていた。
恐怖の口笛
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
と、闇太郎は、笑いそうになったが、急に何を思い当ったのか、
六
(
むつ
)
かしげに眉を寄せて
雪之丞変化
(新字新仮名)
/
三上於菟吉
(著)
兎
(
と
)
ても
六
(
むつ
)
ヶ
敷
(
し
)
いことと一同
断念
(
あきら
)
めて居たので御座いますよ、
能
(
よ
)
くまア、奥様御都合がおつきなさいましたことネ——山木家は永阪教会に取つては根でもあり、花でもありなので御座いまする上に
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
述
(
のべ
)
次に御
六
(
むつ
)
か
敷
(
しく
)
とも御母公へ伺ひ度儀あり此廿二三
年
(
ねん
)
以前
(
いぜん
)
に御召使ひの女中に澤の井と申者候ひしやと
尋
(
たづね
)
らるゝに母公答て私し共紀州表に
住居
(
ぢうきよ
)
致し候節召使の女も五六人
宛
(
づつ
)
置候が澤の井
瀧津
(
たきつ
)
皐月
(
さつき
)
と申す名は
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
それであとからあとから縫い手が押しかけてくれればともかく、そうでないとすると一分に一針平均はよほど
六
(
むつ
)
ヶしいであろう。
千人針
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
子守
(
こもり
)
がまた
澤山
(
たくさん
)
寄
(
よ
)
つて
居
(
ゐ
)
た。
其中
(
そのなか
)
に
年嵩
(
としかさ
)
な、
上品
(
じやうひん
)
なのがお
守
(
もり
)
をして
六
(
むつ
)
つばかりの
女
(
むすめ
)
の
兒
(
こ
)
が
着附
(
きつけ
)
萬端
(
ばんたん
)
姫樣
(
ひいさま
)
といはれる
格
(
かく
)
で
一人
(
ひとり
)
居
(
ゐ
)
た。
迷子
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
この
六
(
むつ
)
ヶ
敷
(
し
)
い
同胞
(
はらから
)
さがしがそんなに簡単に解けようとは考えてはいなかったからである。
三人の双生児
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
現在既知の科学的知識を少しの
遺漏
(
いろう
)
もなく
知悉
(
ちしつ
)
するという事が実際に言葉通りに可能であるかどうか。おそらくこれは
六
(
むつ
)
かしい事であろう。
科学上における権威の価値と弊害
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
いや、実際
六
(
むつ
)
、
七歳
(
ななつ
)
ぐらいの時に覚えている。母親の雛を思うと、遥かに竜宮の、幻のような気がしてならぬ。
雛がたり
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
若し窓辺によって
射
(
い
)
るとして、的の下っている樹まで十メートルを
距
(
へだ
)
て置きたらんには、中々あたること
六
(
むつ
)
ヶ
敷
(
し
)
く、
殊
(
こと
)
に風に樹のゆれて的のクルクル動き出すに於ては、更に難中の難であって
白銅貨の効用
(新字新仮名)
/
海野十三
、
佐野昌一
(著)
科学に対する興味を養成するには、
六
(
むつ
)
かしくて嘘だらけの通俗科学書や
浅薄
(
せんぱく
)
で中味のないいわゆる科学雑誌などを読んでもたいして効能はない。
家庭の人へ
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
それよりも、
見事
(
みごと
)
なのは、
釣竿
(
つりざを
)
の
上下
(
あげおろし
)
に、
縺
(
もつ
)
るゝ
袂
(
たもと
)
、
飜
(
ひるがへ
)
る
袖
(
そで
)
で、
翡翠
(
かはせみ
)
が
六
(
むつ
)
つ、十二の
翼
(
つばさ
)
を
飜
(
ひるがへ
)
すやうなんです。
人魚の祠
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
たいへん
六
(
むつ
)
ヶ
敷
(
し
)
そうなお探しものでいらっしゃいますのネ。あたくしにお委せ下されば、イエもう永年の経験でこつは
弁
(
わきま
)
えて居りますから、すぐに貴女さまのご姉妹を探しだしてごらんに入れますわ。
三人の双生児
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
このような
六
(
むつ
)
ヶしい問題は私には到底分りそうもない。あるいは専門の学者にも分らないほど六ヶしい事かもしれない。
厄年と etc.
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
「……
兄
(
あに
)
、これからも
氣
(
き
)
をつけさつしやい、
内
(
うち
)
では
昔
(
むかし
)
から
年越
(
としこ
)
しの
今夜
(
こんや
)
がの。……」
忘
(
わす
)
れて
居
(
ゐ
)
た、
如何
(
いか
)
にもその
夜
(
よ
)
は
節分
(
せつぶん
)
であつた。
私
(
わたし
)
が
六
(
むつ
)
つから
九
(
こゝの
)
つぐらゐの
頃
(
ころ
)
だつたと
思
(
おも
)
ふ。
火の用心の事
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
それは
六
(
むつ
)
ヶ
敷
(
し
)
い医学的な証明でない。つまり仮りに真一にシャム兄弟的なもう一人の人間があって、それと妾とが同じ日に同じ母から分娩されたとしたら、これは常識からいっても
所謂
(
いわゆる
)
三つ子である。
三人の双生児
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
第一本文が
無闇
(
むやみ
)
に
六
(
むつ
)
かしい上にその註釈なるものが、どれも大抵は何となく
黴
(
かび
)
臭い雰囲気の中を手捜りで連れて行かれるような感じのするものであった。
変った話
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
こつさいりんしんかとて
柴
(
しば
)
をかつぎて、
※
(
あね
)
さん
被
(
かぶ
)
りにしたる
村里
(
むらざと
)
の
女房
(
にようばう
)
、
娘
(
むすめ
)
の、
朝
(
あさ
)
疾
(
と
)
く
町
(
まち
)
に
出
(
い
)
づる
状
(
さま
)
は、
京
(
きやう
)
の
花賣
(
はなうり
)
の
風情
(
ふぜい
)
なるべし。
六
(
むつ
)
ツ
七
(
なゝ
)
ツ
茸
(
きのこ
)
を
薄
(
すゝき
)
に
拔
(
ぬ
)
きとめて、
手
(
て
)
すさみに
持
(
も
)
てるも
風情
(
ふぜい
)
あり。
寸情風土記
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
それが羨ましくなって真似をしたことがあったが、なかなか呼吸が
六
(
むつ
)
かしくて結局は両手の指を痛くするだけで十分に目的を達することが出来なかった。
喫煙四十年
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
しかしその切断の時間を「精密に」予報する事は
六
(
むつ
)
かしい、いわんやその場処を予報する事は更に困難である。
地震雑感
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
かなりテヒニークの
六
(
むつ
)
ヶしいブラームスのものでも鮮やかに弾きこなすそうである。技術ばかりでなくて相当な理解をもった芸術的の演奏が出来るらしい。
アインシュタイン
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
ロンドンの動物園にいたある大鴉などは人が寄って来ると“Who are you ?”と
六
(
むつ
)
かしい声で咎めるので観客の人気者となったという話である。
鴉と唱歌
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
“六”の意味
《名詞》
六(ろく)
6。五より一多い数。カ行、ハ行の前では促音便になる。
(出典:Wiktionary)
六
常用漢字
小1
部首:⼋
4画
“六”を含む語句
六歳
六ヶ敷
六日
六合
六個
四六時中
六月
六ヶ
小六
六花
六十
十六夜
許六
六尺
中六番町
六時
六浦
六角
丈六
二六時中
...