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『化物丁場』
ふりがな文庫
『
化物丁場
(
ばけものちょうば
)
』
五六日続いた雨の、やっとあがった朝でした。黄金の日光が、青い木や稲を、照してはゐましたが、空には、方角の決まらない雲がふらふら飛び、山脈も非常に近く見えて、なんだかまだほんたうに霽れたといふやうな気がしませんでした。 私は、西の仙人鉱山に、 …
著者
宮沢賢治
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約11分(500文字/分)
朗読目安時間
約18分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
空
(
す
)
何
(
な
)
俄
(
には
)
扉
(
と
)
却
(
かへ
)
工合
(
ぐあひ
)
庚申
(
かうしん
)
居
(
を
)
噂
(
うはさ
)
杖
(
つゑ
)
盛岡
(
もりをか
)
頭巾
(
づきん
)
六
(
むつ
)
為
(
ため
)
黄金
(
きん
)
乱杭
(
らんぐひ
)
湧
(
わ
)
眺
(
なが
)
発
(
た
)
眼
(
め
)
睡
(
ねむ
)
焚
(
た
)
碍子
(
がいし
)
鼠
(
ねずみ
)
筈
(
はず
)
藤根
(
ふぢね
)
被
(
かぶ
)
誰
(
たれ
)
貰
(
もら
)
鍔
(
つば
)
雫石
(
しづくいし
)
霽
(
は
)
頃
(
ころ
)
馳
(
は
)
鶴嘴
(
つるはし
)
麦藁
(
むぎわら
)
一寸
(
ちょっと
)
尤
(
もっと
)
云
(
い
)
仙人
(
せんにん
)
停
(
と
)
処
(
ところ
)
処書
(
ところがき
)
北上
(
きたかみ
)
半纒
(
はんてん
)
厭
(
いや
)
叱
(
しか
)
呉
(
く
)
呑
(
の
)
小舎
(
こや
)
淋
(
さび
)
崖
(
がけ
)
嵐
(
あらし
)
往
(
い
)
敷
(
し
)
斯
(
か
)
曖昧
(
あいまい
)
枕木
(
まくらぎ
)
栗
(
くり
)
栗駒
(
くりこま
)
棚
(
たな
)
楊
(
やなぎ
)
樺
(
かば
)