トップ
>
覚悟
>
かくご
ふりがな文庫
“
覚悟
(
かくご
)” の例文
旧字:
覺悟
ひとたびは、
死
(
し
)
を
覚悟
(
かくご
)
したものが、こうして
毎日
(
まいにち
)
、おだやかな
海
(
うみ
)
を
見
(
み
)
るうちに、どうかして
生
(
い
)
きたいという
希望
(
きぼう
)
に
燃
(
も
)
えたのでした。
南方物語
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
宍戸備前守
(
ししどびぜんのかみ
)
は、わずかに八人に守られて、もう
討
(
う
)
ち
死
(
じ
)
にの
覚悟
(
かくご
)
で戦っている。そこへ、かけつけたのは
清兵衛
(
せいべえ
)
で、大声にさけんだ。
三両清兵衛と名馬朝月
(新字新仮名)
/
安藤盛
(著)
そしてその結論としての国民の
覚悟
(
かくご
)
について述べだしたが、もうそのころには、かれはかなり
狂気
(
きょうき
)
じみた
煽動
(
せんどう
)
演説家になっていた。
次郎物語:05 第五部
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
防者は皆打者の球は常に自己の前に落ち
来
(
きた
)
る者と
覚悟
(
かくご
)
せざるべからず。
基人
(
ベースマン
)
は常に自己に向って球を投げらるる者と覚悟せざるべからず。
ベースボール
(新字新仮名)
/
正岡子規
(著)
手綱
(
たづな
)
にそうとう
要意
(
ようい
)
と
覚悟
(
かくご
)
をもてば、自分とて、こんなところを
乗
(
の
)
り落とすことができないではないが、帰る
場合
(
ばあい
)
にどうしよう?
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
だが彼が帰化を決心し、日本の土となることを
覚悟
(
かくご
)
した時、言い知れぬ寂しさとやるせなさが、心の底にうずつき
迫
(
せま
)
るのを感じたであろう。
小泉八雲の家庭生活:室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ
(新字新仮名)
/
萩原朔太郎
(著)
楢夫はもう
覚悟
(
かくご
)
をきめて、向うの川を、もう一ぺん見ました。その辺に楢夫の家があるのです。そして楢夫は、もう下に落ちかかりました。
さるのこしかけ
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
死ぬ
覚悟
(
かくご
)
さえつけば、何の恐るるところもない。そこで三人は負傷している佐々記者を
担
(
かつ
)
いで、黄金の階段の方へ引返していったのだった。
月世界探険記
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
もはや諦めて
既
(
すで
)
に
覚悟
(
かくご
)
の
態
(
てい
)
であった昭青年が、この眼に出会って思わず心に
湧
(
わ
)
き出た力がありました。それは自分だけの
所罰
(
しょばつ
)
なら何でもない。
鯉魚
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
初めから
覚悟
(
かくご
)
してゐた事なので
長吉
(
ちやうきち
)
は黙つて首をたれて、何かにつけてすぐに「親一人子一人」と
哀
(
あはれ
)
ツぽい事を
云出
(
いひだ
)
す母親の意見を聞いてゐた。
すみだ川
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
その晩、それを思い出すと、腹がたってたまらず、よし、
俺
(
おれ
)
でも、大人
並
(
なみ
)
の遊びをするぞと、
覚悟
(
かくご
)
をきめていた訳です。
オリンポスの果実
(新字新仮名)
/
田中英光
(著)
『
宜
(
よろ
)
しい、
私
(
わたし
)
は
今
(
いま
)
は
実
(
じつ
)
以
(
もっ
)
て
二
(
にっ
)
ちも
三
(
さっ
)
ちも
行
(
ゆ
)
かん
輪索
(
わな
)
に
陥没
(
はま
)
ってしまったのです。もう
万事休矣
(
おしまい
)
です
覚悟
(
かくご
)
はしています。』
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
こう
覚悟
(
かくご
)
をきめると、それからはもう
為朝
(
ためとも
)
はぴったり
黙
(
だま
)
り
込
(
こ
)
んだまま、しずかに
敵
(
てき
)
の
寄
(
よ
)
せてくるのを
待
(
ま
)
っていました。
鎮西八郎
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
少々
(
せう/\
)
怪我
(
けが
)
ぐらゐはする
覚悟
(
かくご
)
で、
幻覚
(
げんかく
)
、
錯視
(
さくし
)
かと
自
(
みづか
)
ら
怪
(
あや
)
しむ、その
水
(
みづ
)
の
彩
(
いろど
)
りに、一
段
(
だん
)
と、
枝
(
えだ
)
にのびて
乗出
(
のりだ
)
すと、
余
(
あま
)
り
奇麗
(
きれい
)
さに、
目
(
め
)
が
眩
(
くら
)
んだのであらう。
十和田湖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
こいつの云う事は一々
癪
(
しゃく
)
に
障
(
さわ
)
るから妙だ。「しかし君注意しないと、
険呑
(
けんのん
)
ですよ」と赤シャツが云うから「どうせ険呑です。こうなりゃ険呑は
覚悟
(
かくご
)
です」
坊っちゃん
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
日夜
警戒
(
けいかい
)
してかれらの
襲撃
(
しゅうげき
)
をふせぐのが
上策
(
じょうさく
)
であるが、かれらは
凶悪無慚
(
きょうあくむざん
)
な
無頼漢
(
ぶらいかん
)
七人で、諸君は数こそ多いが、少年である以上、苦戦は
覚悟
(
かくご
)
せねばならぬ
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
継
(
つ
)
ぐ目的で丁稚奉公に住み込んだ身の将来これを本職にしようという
覚悟
(
かくご
)
も自信もあったのではなかったただ春琴に忠実である余り彼女の好むところのものを
春琴抄
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
で、マア、その娘もおれの所へ来るという
覚悟
(
かくご
)
、おれも行末はその女と
同棲
(
いっしょ
)
になろうというつもりだった。
太郎坊
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
もともと
死
(
し
)
ぬる
覚悟
(
かくご
)
で
居
(
お
)
ったのでございますから、
死
(
し
)
ということは
私
(
わたくし
)
には
何
(
なん
)
でもないものでございましたが、ただ
四辺
(
あたり
)
の
暗
(
くら
)
いのにはほとほと
弱
(
よわ
)
って
了
(
しま
)
いました。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
老夫
(
らうふ
)
曰
(
いはく
)
、人の心は物にふれてかはるもの也、はじめ熊に
逢
(
あひ
)
し時はもはや
死地
(
こゝでしす
)
事と
覚悟
(
かくご
)
をばきはめ命も
惜
(
をし
)
くなかりしが、熊に
助
(
たすけ
)
られてのちは
次第
(
しだい
)
に命がをしくなり
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
覚悟
(
かくご
)
はすっかりできていたけれど、さてどういう行動に出たものか、それだけが心がかりだった。『どこへ行くのだ? 止れ! 白状しないと、殺しちまうぞ!』
はつ恋
(新字新仮名)
/
イワン・ツルゲーネフ
(著)
然
(
しか
)
るに
脱走
(
だっそう
)
の兵、常に利あらずして
勢
(
いきおい
)
漸
(
ようや
)
く
迫
(
せま
)
り、また
如何
(
いかん
)
ともすべからざるに至りて、
総督
(
そうとく
)
を始め一部分の人々は
最早
(
もはや
)
これまでなりと
覚悟
(
かくご
)
を改めて敵の軍門に
降
(
くだ
)
り
瘠我慢の説:02 瘠我慢の説
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
ただ
如来
(
にょらい
)
のはからいに任せて自然の解決を待つと、心を長くするの
覚悟
(
かくご
)
が何よりたいせつと存じ候う。
廃める
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
胸中すでに成竹ある千々岩は、さらに山木を語らいて、時々川島家に行きては、その模様を探らせ、かつは自己——千々岩はいたく
悔悛
(
かいしゅん
)
覚悟
(
かくご
)
せる由をほのめかしつ。
小説 不如帰
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
ついに
覚悟
(
かくご
)
をして、あとは母親の
熱意
(
ねつい
)
で、小さな
竹行李
(
たけごうり
)
と、風呂敷一つに衣類や毛布を包み込んだ。
親は眺めて考えている
(新字新仮名)
/
金森徳次郎
(著)
そこで、
覚悟
(
かくご
)
をきめて、強盗の仲間のような顔をして、強盗について行き、盗品をわけるところへ行って、強盗の顔を見定め住家もつきとめてやろうと云う気になった。
女強盗
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
大病
(
たいびやう
)
でも自分で死ぬと
覚悟
(
かくご
)
をし、
医者
(
いしや
)
も
見放
(
みはな
)
した事も知つて
居
(
を
)
り、
御看病
(
ごかんびやう
)
は十分に
届
(
とゞ
)
き、自分も
最
(
も
)
う死ぬと
諦
(
あきら
)
めが
附
(
つ
)
いてしまつても、とろ/\と
病気
(
びやうき
)
労
(
づか
)
れで
寝附
(
ねつ
)
いた時に
明治の地獄
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
だが、
今度
(
こんど
)
の
仕事
(
しごと
)
ばかりァそうじゃァねえ。この
生人形
(
いきにんぎょう
)
さえ
仕上
(
しあ
)
げたら、たとえあすが
日
(
ひ
)
、
血
(
ち
)
へどを
吐
(
は
)
いてたおれても、
決
(
けっ
)
して
未練
(
みれん
)
はねえと、
覚悟
(
かくご
)
をきめての
真剣勝負
(
しんけんしょうぶ
)
だ。
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
不良だからつまらないことばかり研究している。温厚な正三君もこうなると自衛上やむをえない。
覚悟
(
かくご
)
をきめて身がまえた。しかしその時、
鐘
(
かね
)
を鳴らしおわった小使いの関が
苦心の学友
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
モンクスはいよいよ、
覚悟
(
かくご
)
をきめたらしい。
足踏
(
あしぶ
)
みしながらすきをうかがっていたが、相手がいつまでも動かないので、思いきってだッと飛び
込
(
こ
)
み、
富田
(
とみた
)
六
段
(
だん
)
の
頬
(
ほお
)
へものすごい
横打
(
スイング
)
!
柔道と拳闘の転がり試合
(新字新仮名)
/
富田常雄
(著)
われわれは最後の瞬間まで勇士としての
覚悟
(
かくご
)
を失いますまい。勇士の子孫としての
誇
(
ほこ
)
りを。あなたはあまりに衰えました、わしたちがいかにあなたに信頼しているかを思ってください。
俊寛
(新字新仮名)
/
倉田百三
(著)
そしてそのため自分もやはりしかられるものと
覚悟
(
かくご
)
しているらしく思われた。
家なき子:01 (上)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
手ぜまなのは、
覚悟
(
かくご
)
のまえさ。越したところで、どうせ今度の家も広くはないよ。あるいは、ここよりも
窮屈
(
きゅうくつ
)
になるかもしれん。
次郎物語:05 第五部
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
彼女
(
かのじょ
)
が、
手術
(
しゅじゅつ
)
を
受
(
う
)
けることを
覚悟
(
かくご
)
したと
知
(
し
)
ったときに、
彼女
(
かのじょ
)
の
身
(
み
)
を
案
(
あん
)
じた
周囲
(
しゅうい
)
の
人
(
ひと
)
たちは、それは、よく
決心
(
けっしん
)
したといって、
喜
(
よろこ
)
んだのでした。
世の中のこと
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
彼は
覚悟
(
かくご
)
を
極
(
き
)
めて、安全
硝子
(
ガラス
)
の貼ってある窓の傍に駈けつけた。そのとき下から、三等水兵が、真赤な顔をして上ってきた。
空襲葬送曲
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
目をつぶって、
覚悟
(
かくご
)
をしろ、逃げようとしても、それは
無駄
(
むだ
)
だぞ——と、おそろしい
威迫
(
いはく
)
の目をもって、
胴田貫
(
どうたぬき
)
の大刀を面前にふりかぶった。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
戦地で、
覚悟
(
かくご
)
を決めた月光も明るい晩のこと、ふっと、あなたへ手紙を書きましたが、やはり返事は来ませんでした。
オリンポスの果実
(新字新仮名)
/
田中英光
(著)
其
(
そ
)
の
覚悟
(
かくご
)
のことで、
足
(
あし
)
は
相応
(
さうおう
)
に
達者
(
たツしや
)
、いや
屈
(
くつ
)
せずに
進
(
すゝ
)
んだ
進
(
すゝ
)
んだ。すると、
段々
(
だん/″\
)
又
(
また
)
山
(
やま
)
が
両方
(
りやうはう
)
から
逼
(
せま
)
つて
来
(
き
)
て、
肩
(
かた
)
に
支
(
つか
)
へさうな
狭
(
せま
)
いことになつた、
直
(
す
)
ぐに
上
(
のぼり
)
。
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
おれは生徒をあやまらせるか、辞職するか二つのうち一つに極めてるんだから、もし赤シャツが勝ちを制したら、早速うちへ帰って荷作りをする
覚悟
(
かくご
)
でいた。
坊っちゃん
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
そのうち船はもうずんずん沈みますから、私はもうすっかり
覚悟
(
かくご
)
してこの人たち二人を
抱
(
だ
)
いて、
浮
(
うか
)
べるだけは浮ぼうとかたまって船の沈むのを待っていました。
銀河鉄道の夜
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
姫
(
ひめ
)
は
最初
(
さいしょ
)
から
心
(
こころ
)
に
固
(
かた
)
く
覚悟
(
かくご
)
して
居
(
お
)
られることとて、ただの一
度
(
ど
)
も
愚痴
(
ぐち
)
めきたことはお
口
(
くち
)
に
出
(
だ
)
されず、それにお
体
(
からだ
)
も、かぼそいながら
至
(
いた
)
って
御丈夫
(
おじょうぶ
)
であった
為
(
た
)
め
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
「いや、弟の罪は兄の罪だ、ぼくがはじめこの計画をたてたとき、ぼくはすでに、
覚悟
(
かくご
)
していたのだ」
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
味方
(
みかた
)
は
残
(
のこ
)
らず
討
(
う
)
ち
死
(
じ
)
にと
覚悟
(
かくご
)
をきめたりしたこともありましたが、その
度
(
たび
)
ごとにいつも
義家
(
よしいえ
)
が、
不思議
(
ふしぎ
)
な
智恵
(
ちえ
)
と
勇気
(
ゆうき
)
と、それから
神様
(
かみさま
)
のような
弓矢
(
ゆみや
)
の
技
(
わざ
)
で
敵
(
てき
)
を
退
(
しりぞ
)
けて
八幡太郎
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
チイッと
覚悟
(
かくご
)
をし直してこれからの世を
渡
(
わた
)
って行きゃあ、二度と
汝
(
てめえ
)
に銭金の苦労はさせねえ。
貧乏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
受けよう
怒罵
(
どば
)
も
打擲
(
ちょうちゃく
)
も辞する所にあらずという
覚悟
(
かくご
)
の上で来たのであったがそれでも長く
堪
(
た
)
え
忍
(
しの
)
んだ者は少く大抵は
辛抱
(
しんぼう
)
出来ずにしまった
素人
(
しろうと
)
などはひと月と続かなかった。
春琴抄
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
糟谷
(
かすや
)
も
殺
(
ころ
)
すの一
言
(
ごん
)
を耳にして思わず手をゆるめる。
芳輔
(
よしすけ
)
は殺せ殺せとさけんで
転倒
(
てんとう
)
しながらも、
真
(
しん
)
に殺さんと
覚悟
(
かくご
)
した母の
血相
(
けっそう
)
を見ては、たちまち色を
変
(
か
)
えて
逃
(
に
)
げだしてしまった。
老獣医
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
殊
(
こと
)
に啓吉は、その女が死後の嗜みとして、男用の
股引
(
ももひき
)
を
穿
(
は
)
いているのを見た時に悲劇の第五幕目を見たような、深い
感銘
(
かんめい
)
を受けずにはいなかった。それは明かに
覚悟
(
かくご
)
の自殺であった。
死者を嗤う
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
あなた方は、わたしを取巻いて、わたしの一言一句を重んじて、わたしの足もとで死ぬ
覚悟
(
かくご
)
でいらっしゃる。つまりわたしは、あなた方の生死を、わたしの手に
握
(
にぎ
)
っているわけです。
はつ恋
(新字新仮名)
/
イワン・ツルゲーネフ
(著)
『そのような
哀
(
あわ
)
れな話、して下さるな。そのようなこと、決してないのです』と夫人が言うに対しても、『心からの話、
真面目
(
まじめ
)
のことです』と言い、『仕方ない!』と死を
覚悟
(
かくご
)
していた。
小泉八雲の家庭生活:室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ
(新字新仮名)
/
萩原朔太郎
(著)
診
(
み
)
て
貰
(
もら
)
つたが、
橋本先生
(
はしもとせんせい
)
に
診
(
み
)
て
戴
(
いたゞ
)
いてもむづかしいと
云
(
い
)
はれた、さういふ
御名医方
(
ごめいゝがた
)
が
見放
(
みはな
)
すくらゐの
病気
(
びやうき
)
だから、
僕
(
ぼく
)
も
覚悟
(
かくご
)
をして
居
(
ゐ
)
たけれども、少し横になつてうと/\
眠
(
ね
)
られると思つたら
明治の地獄
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
“覚悟(悟り)”の解説
悟り(さとり、sa: bodhi)は、迷いの世界を超え、真理を体得すること。覚、悟、覚悟、証、証得、証悟、菩提などともいう菩提はsa: bodhiの音写。。仏教において悟りは、涅槃や解脱とも同義とされる。
日常用語としては、理解すること、知ること、気づくこと、感づくことなどを意味する。
(出典:Wikipedia)
覚
常用漢字
小4
部首:⾒
12画
悟
常用漢字
中学
部首:⼼
10画
“覚”で始まる語句
覚
覚束
覚醒
覚書
覚明
覚期
覚束無
覚際
覚者
覚快