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土間
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どま
ふりがな文庫
“
土間
(
どま
)” の例文
暫
(
しばら
)
くするとドカドカと二、三人の人が、入りのすくない
土間
(
どま
)
の、私のすぐ後へ来た様子だったが、その折は貞奴の
出場
(
でば
)
になっていた。
マダム貞奴
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
土間
(
どま
)
から眼を放したお延は、ついに谷を
隔
(
へだ
)
てた向う側を
吟味
(
ぎんみ
)
し始めた。するとちょうどその時
後
(
うしろ
)
をふり向いた百合子が不意に云った。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
云いたいことを云ってしまった女房は、やっと体が軽くなったので、
土間
(
どま
)
へおりて
燈
(
ひ
)
の
微暗
(
うすぐら
)
い処で、かたかたと音をさしはじめた。
黄灯
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
小作人たちはあわてて立ち上がるなり、
草鞋
(
わらじ
)
のままの足を炉ばたから抜いて
土間
(
どま
)
に下り立つと、うやうやしく彼に向かって腰を曲げた。
親子
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
不思議に、
蛍火
(
ほたるび
)
の消えないやうに、小さな
簪
(
かんざし
)
のほのめくのを、雨と風と、人と水の
香
(
か
)
と、
入乱
(
いりみだ
)
れた、
真暗
(
まっくら
)
な
土間
(
どま
)
に
微
(
かすか
)
に認めたのである。
光籃
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
車を引き込むので
土間
(
どま
)
は広いのですが、ただ二間のようですから、引子はどこへ寝かすのかと聞きましたら、「二階です」といいます。
鴎外の思い出
(新字新仮名)
/
小金井喜美子
(著)
他の客も案外多くて、
土間
(
どま
)
の七、八分は埋められていた。これらの人々も恐らくわたしと同じような好奇心を以て入場したのであろう。
明治劇談 ランプの下にて
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
「うむ、一
緒
(
しよ
)
にしてくろ」とおつたは
軟
(
やはら
)
かにいつた。
勘次
(
かんじ
)
は
二
(
ふた
)
つを
等半
(
とうはん
)
に
交
(
ま
)
ぜてそれから
又
(
また
)
大
(
おほ
)
きな
南瓜
(
たうなす
)
を
三
(
み
)
つばかり
土間
(
どま
)
へ
竝
(
なら
)
べた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
細工場はいちだん低い
土間
(
どま
)
になっている。のみを
砥
(
と
)
ぐ砥石やら
木屑
(
きくず
)
やら土器の火入れなど、あたりのさまは、らちゃくちゃない。
私本太平記:12 湊川帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
室へ帰る時、二階へ通う
梯子段
(
はしごだん
)
の下の
土間
(
どま
)
を通ったら、
鳥屋
(
とや
)
の中で鶏がカサコソとまだ寝付かれぬらしく、ククーと淋しげに鳴いていた。
嵐
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
やがて
仕事
(
しごと
)
がおわって、
兄
(
あに
)
は
流
(
なが
)
しで
手
(
て
)
をあらっていると、
土間
(
どま
)
のかたすみで、ペスが、
弟
(
おとうと
)
のあたえた
飯
(
めし
)
を
食
(
た
)
べているのが
目
(
め
)
に
入
(
はい
)
りました。
ペスときょうだい
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
勘太郎
(
かんたろう
)
はそうひとりごとを言って、それから
土間
(
どま
)
の柱をよじ上って、ちょうど
炉端
(
ろばた
)
がぐあいよく見える
穴
(
あな
)
のあいている天井の上に隠れた。
鬼退治
(新字新仮名)
/
下村千秋
(著)
どうかすると紅葉や露伴や文壇人の噂をする事も
時偶
(
ときたま
)
はあったが、舞台の役者を
土間
(
どま
)
や
桟敷
(
さじき
)
から見物するような心持でいた。
二葉亭追録
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
最も普通の形は畠の
片端
(
かたはし
)
に、または家の
土間
(
どま
)
の隅に、小さな鼠の穴があって、爺が誤って
一粒
(
ひとつぶ
)
の
団子
(
だんご
)
を、その穴へ転がし落してしまうのである。
海上の道
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
『
何
(
ど
)
うぞ
此方
(
こつち
)
へお上りやはつとくれやす。』と、
土間
(
どま
)
の
床几
(
しやうぎ
)
に腰をかけてゐる二人を
強
(
し
)
ひて、奧まつた一室に案内した。
東光院
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
蝋燭をかざして
根太板
(
ねだいた
)
の落ちた
土間
(
どま
)
を見下すと、竹の皮の草履が
一足
(
いつそく
)
あるので、其れを
穿
(
は
)
いて、竹の葉を
避
(
よ
)
けて前に進むと、蜘蛛の巣が顔に引掛る。
蓬生
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
(著)
突如
(
とつじょ
)
、はでな
色彩
(
いろどり
)
が格子さきにひらめいたかと思うと、山の手のお姫様ふうの若いひとが、吹きこむ雨とともに髪を振り乱して三尺の
土間
(
どま
)
に立った。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
もうそろそろ夜風の寒くなりかけた頃の
晦日
(
みそか
)
であったが、日が暮れたばかりのせいか、格子戸内の
土間
(
どま
)
には客は一人もいず、鉄の棒で境をした畳の上には
梅雨晴
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
館内は、
土間
(
どま
)
も二階も三階も、ぎっしりと客が詰まって居るらしく、
蒸
(
む
)
し暑い人いきれで
濛々
(
もう/\
)
と煙って居た。
小僧の夢
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
大変寒いので気がついてみますと、もう夜は明けかかり、
儂
(
わし
)
は元の室の
土間
(
どま
)
の上に
転
(
ころ
)
がっているという
始末
(
しまつ
)
。
赤外線男
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
ちょうどそのころ、サーカスの中では、まんなかの丸い
土間
(
どま
)
に、はなやかな
曲馬
(
きょくば
)
がおこなわれていました。
サーカスの怪人
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
同時にまた博奕打ちらしい男も二三人の面会人と一しょに看守のあとについて行ってしまった。僕は
土間
(
どま
)
のまん中に立ち、機械的に巻煙草に火をつけたりした。
冬
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
今夜
(
こんや
)
も
又
(
また
)
木戸番
(
きどばん
)
か、
何
(
なん
)
たら
事
(
こと
)
だ
面白
(
おもしろ
)
くもないと
肝癪
(
かんしやく
)
まぎれに
店前
(
みせさき
)
へ
腰
(
こし
)
をかけて
駒下駄
(
こまげた
)
のうしろでとん/\と
土間
(
どま
)
を
蹴
(
け
)
るは二十の
上
(
うへ
)
を七つか十か
引眉毛
(
ひきまゆげ
)
に
作
(
つく
)
り
生際
(
はへぎは
)
にごりえ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
しかし、
昼飯
(
ひるめし
)
もまだなのを思うと、少し心配になった。心配しいしい
土間
(
どま
)
でぞうりを作っていると、川本
大工
(
だいく
)
のおかみさんが、気ぜわしそうな足どりでやってきた。
二十四の瞳
(新字新仮名)
/
壺井栄
(著)
礼に往って見ると、
奥
(
おく
)
は正月前らしく奇麗に
掃
(
は
)
かれて、
土間
(
どま
)
にはちゃんと
塩鮭
(
しおざけ
)
の二枚もつるしてある。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
あがり口の
浅
(
あさ
)
い
土間
(
どま
)
にあるげた
箱
(
ばこ
)
が、
門外
(
もんがい
)
の
往来
(
おうらい
)
から見えてる。家はずいぶん古いけれど、
根継
(
ねつ
)
ぎをしたばかりであるから、ともかくも
敷居
(
しきい
)
鴨居
(
かもい
)
の
狂
(
くる
)
いはなさそうだ。
老獣医
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
観人
(
みるひと
)
群
(
ぐん
)
をなして大入なれば、
猿
(
さる
)
の如き
童
(
わらべ
)
ども
樹
(
き
)
にのぼりてみるもあり。
小娘
(
ちひさきむすめ
)
が
笊
(
ざる
)
を
提
(
さげ
)
て
冰々
(
こほり/\
)
とよびて
土間
(
どま
)
の中を
売
(
う
)
る。
笊
(
ざる
)
のなかへ木の
青葉
(
あをば
)
をしき雪の
冰
(
こほり
)
の
塊
(
かたまり
)
をうる也。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
今晩も電燈が点いたので、鶴見は
出居
(
でい
)
から
土間
(
どま
)
に降りて、定めの椅子を引き出して腰をおろす。鶴見の席は卓の幅の狭い側面を一人で占めることになっているのである。
夢は呼び交す:――黙子覚書――
(新字新仮名)
/
蒲原有明
(著)
こうみえてもまだ
貴樣等
(
きさまら
)
の
臺所
(
だいどころ
)
の
土間
(
どま
)
におすはりして、おあまりを
頂戴
(
ちやうだい
)
したこたあ、
唯
(
たゞ
)
の一どだつてねえんだ。
餘
(
あんま
)
り
大
(
おほ
)
きな
口
(
くち
)
を
叩
(
たゝ
)
きあがると、おい、
暗
(
くれ
)
え
晩
(
ばん
)
はきをつけろよ
ちるちる・みちる
(旧字旧仮名)
/
山村暮鳥
(著)
土間
(
どま
)
からすぐ
梯子段
(
はしごだん
)
が付いている、八畳一間ぎり、食事は運んで上げましょというのを、それには及ばないと、
母屋
(
おもや
)
に食べに
行
(
い
)
く、大概はみんなと
一同
(
いっしょ
)
に
膳
(
ぜん
)
を並べて食うので
郊外
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
やがて奥から、色の白い、眼の細い、
意地
(
いじ
)
の悪そうな
女中
(
じょちゅう
)
が、手に大きい
皿
(
さら
)
を持って出て来たが、その時もまだ二人は、どうしたものかと
思案
(
しあん
)
にくれて
土間
(
どま
)
につったっていた。
最後の胡弓弾き
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
と、
土間
(
どま
)
で
木
(
き
)
ぎれをけずっている
諭吉
(
ゆきち
)
に
声
(
こえ
)
をかけました。
諭吉
(
ゆきち
)
は、すぐにでてきましたが
福沢諭吉:ペンは剣よりも強し
(新字新仮名)
/
高山毅
(著)
室内
(
しつない
)
一部分には
土間
(
どま
)
有りて
此所
(
ここ
)
は火を
焚
(
た
)
き、
水瓶
(
みづがめ
)
を置く爲に用ゐられたるならん。
土器
(
どき
)
石器
(
せきき
)
の中には小さき物あり、
美
(
うつく
)
しき物あり。
是等
(
これら
)
が
床
(
とこ
)
の上に直に
置
(
お
)
かれたりとは考ふる能はず。
コロボックル風俗考
(旧字旧仮名)
/
坪井正五郎
(著)
床屋は
土間
(
どま
)
で、穴の明いた腰かけの板に客が掛け、床屋は後に
廻
(
まわ
)
って仕事をする。
幕末維新懐古談:05 その頃の床屋と湯屋のはなし
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
そして足音もなく
土間
(
どま
)
へおりて戸をあけた。外ではすぐしずまった。女はいろいろ細い声で
訴
(
うった
)
えるようにしていた。男は
酔
(
よ
)
っていないような声でみじかく何か
訊
(
き
)
きかえしたりしていた。
泉ある家
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
母が毎度の事で天気の
好
(
い
)
い日などには、おチエ
此方
(
こっち
)
に
這入
(
はいっ
)
て来いと云て、表の庭に
呼込
(
よびこ
)
んで
土間
(
どま
)
の草の上に坐らせて、自分は
襷掛
(
たすきが
)
けに身構えをして乞食の
虱狩
(
しらみがり
)
を始めて、私は加勢に
呼出
(
よびだ
)
される。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
中々
(
なか/\
)
届
(
とゞ
)
いたもので、
土間
(
どま
)
を
広
(
ひろ
)
く取つて、
卓子
(
テーブル
)
に白いテーブル
掛
(
かけ
)
が
懸
(
かゝ
)
つて、
椅子
(
いす
)
が
有
(
あ
)
りまして、
烟草盆
(
たばこぼん
)
が出て
居
(
を
)
り、
花瓶
(
くわびん
)
に花を
挿
(
さ
)
し
中々
(
なか/\
)
気取
(
きど
)
つたもので、
菓子台
(
くわしだい
)
にはゆで
玉子
(
たまご
)
に
何
(
なに
)
か菓子が
有
(
あ
)
ります
明治の地獄
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
もっとも入口は小さなもので、中へ入るとその二間四面の
漆喰
(
しっくい
)
で固めてある
土間
(
どま
)
に、深さ一
丈
(
じょう
)
、長さ六尺、幅六寸ほどの穴が
穿
(
うが
)
たれてありまして、その穴の両側に四角な大きな柱が置かれてあります。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
驚
(
おどろ
)
きと、
土間
(
どま
)
を
駆
(
か
)
け
降
(
お
)
りたのが、
殆
(
ほとん
)
ど
同時
(
どうじ
)
であった。
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
伊藤は私を
土間
(
どま
)
の
隅
(
すみ
)
の方につれて行って言った。
何が私をこうさせたか:――獄中手記――
(新字新仮名)
/
金子ふみ子
(著)
中/\
(
なかなか
)
に
土間
(
どま
)
にすわれば
蚤
(
のみ
)
もなし 水
俳句への道
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
そこで
土間
(
どま
)
へ
手
(
て
)
を
支
(
つか
)
へて、「
何
(
ど
)
ういふ
御修行
(
ごしゆぎやう
)
が
積
(
つ
)
んで、あのやうに
生死
(
しやうじ
)
の
場合
(
ばあひ
)
に
平氣
(
へいき
)
でお
在
(
いで
)
なされた」と、
恐入
(
おそれい
)
つて
尋
(
たづ
)
ねました。
旅僧
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
卯平
(
うへい
)
は
狹
(
せま
)
いながらにどうにか
土間
(
どま
)
も
拵
(
こしら
)
へて
其處
(
そこ
)
へは
自在鍵
(
じざいかぎ
)
を
一
(
ひと
)
つ
吊
(
つる
)
して
蔓
(
つる
)
のある
鐵瓶
(
てつびん
)
を
懸
(
かけ
)
たり
小鍋
(
こなべ
)
を
掛
(
か
)
けたりすることが
出來
(
でき
)
る
樣
(
やう
)
にした。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
すると、そこのうすぐらい
土間
(
どま
)
のすみに、
生意気
(
なまいき
)
なかっこうをした少年がひとり、
樽床几
(
たるしょうぎ
)
にこしかけ、
頬杖
(
ほおづえ
)
をつきながら
箸
(
はし
)
を持っていた。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
入口の
障子
(
しょうじ
)
をがたがたと
開
(
あ
)
けて、学生マントを着た
小兵
(
こがら
)
な学生が、雨水の光る
蛇目傘
(
じゃのめがさ
)
を
半畳
(
はんだたみ
)
にして、
微暗
(
うすくら
)
い
土間
(
どま
)
へ入って来た。
黄灯
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
一座の俳優は団十郎、菊五郎、左団次、仲蔵、半四郎、宗十郎、
家橘
(
かきつ
)
、小団次、小紫などで、観客は桟敷にも
土間
(
どま
)
にも一杯に詰まっていた。
明治劇談 ランプの下にて
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
健三は時々薄暗い
土間
(
どま
)
へ下りて、
其所
(
そこ
)
からすぐ
向側
(
むこうがわ
)
の石段を下りるために、馬の通る往来を横切った。彼はこうしてよく仏様へ
攀
(
よ
)
じ
上
(
のぼ
)
った。
道草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
「おお、ここのにわとりは、ねこを
追
(
お
)
いかけるな。」と、
土間
(
どま
)
の
方
(
ほう
)
を
見
(
み
)
て、おしょうさんは、さもおどろいたように、
大
(
おお
)
きな
声
(
こえ
)
でいいました。
子供は悲しみを知らず
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
そういうと、おかあさんはいきなり
土間
(
どま
)
へおり、
裏庭
(
うらにわ
)
へでていきました。林太郎はもう
夢中
(
むちゅう
)
になり、はだしのままおっかさんの後をおいかけました。
あたまでっかち
(新字新仮名)
/
下村千秋
(著)
夜中にふと眼がさめると台所の
土間
(
どま
)
の井戸端で虫の声が恐ろしく高く響いているが、傍には母も父も居ない。戸の外で
椶櫚
(
しゅろ
)
の葉がかさかさと鳴っている。
追憶の冬夜
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
“土間”の意味
《名詞》
屋内で床を張らずに直接地面となっている場所。
歌舞伎の劇場で舞台正面の見物席。
(出典:Wiktionary)
“土間”の解説
土間(どま)は、家屋内にあって床板を敷かずに、地面のままかにした空間。主に玄関近くに設けられ、屋内では靴を脱ぐ習慣がある日本などにおいても、土間は土足のまま屋外と出入りでき、台所や作業場、土汚れがつくもの保管場所などとして使う。
(出典:Wikipedia)
土
常用漢字
小1
部首:⼟
3画
間
常用漢字
小2
部首:⾨
12画
“土間”で始まる語句
土間炉
土間桟敷
土間口
土間穿