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將
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まさ
ふりがな文庫
“
將
(
まさ
)” の例文
新字:
将
讀者
(
どくしや
)
諸君
(
しよくん
)
は
未
(
ま
)
だ
御記臆
(
ごきおく
)
だらう。
我
(
わ
)
が
弦月丸
(
げんげつまる
)
が
將
(
まさ
)
に子ープルス
港
(
かう
)
を
出發
(
しゆつぱつ
)
せんとした
時
(
とき
)
、
何故
(
なにゆゑ
)
ともなく
深
(
ふか
)
く
私
(
わたくし
)
の
眼
(
まなこ
)
に
留
(
とゞま
)
つた
一隻
(
いつさう
)
の
怪
(
あやし
)
の
船
(
ふね
)
を。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
キケロ身を以て逃れ、
將
(
まさ
)
にブルツスの陣に投ぜんとして、遂に刺客の及ぶところとなりぬ。時に西暦前四十三年十二月七日なり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
その枝も葉も今
將
(
まさ
)
に水に入らんとするほど重げに
撓々
(
たわ/\
)
に湖面に蔽ひかぶさつてゐるところや、藻の花が處々に
簇
(
む
)
れ咲いたり
華厳滝
(旧字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
そして、義雄、氷峰、勇が三人で撮影した寫眞が挿んであつて、義雄の見出しには「
將
(
まさ
)
に實業家とならんとする田村義雄氏」
泡鳴五部作:03 放浪
(旧字旧仮名)
/
岩野泡鳴
(著)
愛
(
あい
)
ちやんは
其扇子
(
そのせんす
)
と
手套
(
てぶくろ
)
とを
取上
(
とりあ
)
げ、
將
(
まさ
)
に
其處
(
そこ
)
を
立去
(
たちさ
)
らうとして、
姿見鏡
(
すがたみ
)
の
傍
(
そば
)
にあつた
小
(
ちひ
)
さな
壜
(
びん
)
に
眼
(
め
)
が
止
(
と
)
まりました。
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
▼ もっと見る
彼
(
かの
)
堆
(
うづたか
)
く
積
(
つ
)
める
蛇
(
くちなは
)
の
屍
(
しかばね
)
も、
彼等
(
かれら
)
將
(
まさ
)
に
去
(
さ
)
らむとするに
際
(
さい
)
しては、
穴
(
あな
)
を
穿
(
うが
)
ちて
盡
(
こと/″\
)
く
埋
(
うづ
)
むるなり。さても
清風
(
せいふう
)
吹
(
ふ
)
きて
不淨
(
ふじやう
)
を
掃
(
はら
)
へば、
山野
(
さんや
)
一點
(
いつてん
)
の
妖氛
(
えうふん
)
をも
止
(
とゞ
)
めず。
蛇くひ
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
此年月は壽阿彌が剃髮する二月前である。これに
由
(
よ
)
つて觀れば、壽阿彌が
將
(
まさ
)
に出家せむとして、戸主たる姪清常のために此文を作つたことは明である。
寿阿弥の手紙
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
老子
(
らうし
)
は
楚
(
そ
)
の
苦縣
(
こけん
)
の
厲郷
(
らいきやう
)
、
曲仁里
(
きよくじんり
)
の
人
(
ひと
)
也
(
なり
)
。
姓
(
せい
)
は
李氏
(
りし
)
、
名
(
な
)
は
耳
(
じ
)
、
字
(
あざな
)
は
伯陽
(
はくやう
)
、
諡
(
おくりな
)
を
聃
(
たん
)
と
曰
(
い
)
ふ。
周
(
しう
)
の
(一)
守藏室
(
しゆざうしつ
)
の
史
(
し
)
也
(
なり
)
。
孔子
(
こうし
)
、
周
(
しう
)
に
適
(
ゆ
)
き、
將
(
まさ
)
に
禮
(
れい
)
を
老子
(
らうし
)
に
問
(
と
)
はんとす。
国訳史記列伝:03 老荘申韓列伝第三
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
春は去つて
將
(
まさ
)
に夏ならんとする
市井
(
しせち
)
の情調の
猶
(
なほ
)
掬すべきものあるを思ひ、却て愁思を動した事があつた。
十年振:一名京都紀行
(旧字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
しかし
汽車
(
きしや
)
が
今
(
いま
)
將
(
まさ
)
に
隧道
(
トンネル
)
の
口
(
くち
)
へさしかからうとしてゐる
事
(
こと
)
は、
暮色
(
ぼしよく
)
の
中
(
なか
)
に
枯草
(
かれくさ
)
ばかり
明
(
あかる
)
い
兩側
(
りやうがは
)
の
山腹
(
さんぷく
)
が、
間近
(
まぢか
)
く
窓側
(
まどがは
)
に
迫
(
せま
)
つて
來
(
き
)
たのでも、すぐに
合點
(
がてん
)
の
行
(
ゆ
)
く
事
(
こと
)
であつた。
蜜柑
(旧字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
僕
(
ぼく
)
が
此小學校
(
このせうがくかう
)
に
入
(
はひ
)
る
僅
(
わづ
)
か
四年前
(
よねんぜん
)
に
此學校
(
このがくかう
)
は
創立
(
さうりつ
)
されたので、
其
(
それ
)
より
更
(
さら
)
に
十年前
(
じふねんぜん
)
のこと、
正月元日
(
しやうぐわつぐわんじつ
)
の
朝
(
あさ
)
でした、
新年
(
しんねん
)
の
初光
(
しよくわう
)
は
今
(
いま
)
將
(
まさ
)
に
青海原
(
あをうなばら
)
の
果
(
はて
)
より
其第一線
(
そのだいゝつせん
)
を
投
(
な
)
げ、
東雲
(
しのゝめ
)
の
横雲
(
よこぐも
)
は
黄金色
(
こんじき
)
に
染
(
そま
)
り
日の出
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
軈
(
やが
)
て
今度
(
こんど
)
は、
愛
(
あい
)
ちやんが
其
(
そ
)
の
頭
(
あたま
)
を
下
(
した
)
へやり、
再
(
ふたゝ
)
び
始
(
はじ
)
めやうとすると
針鼠
(
はりねずみ
)
が、
自分
(
じぶん
)
を
仲間外
(
なかまはづ
)
れにしたと
云
(
い
)
つて
大
(
おほい
)
に
怒
(
いか
)
り、
將
(
まさ
)
に
匍
(
は
)
ひ
去
(
さ
)
らうとする
素振
(
そぶり
)
が
見
(
み
)
えました。
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
處々に
抽
(
ぬ
)
け出でたる
截石
(
きりいし
)
の
將
(
まさ
)
に
墜
(
おち
)
んとして僅に懸りたるさま、唯だ蔓草にのみ支へられたるかと疑はる。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
そして、その結果が、出來ることなら、そこにこの冬を通して立て籠り、アイノ語を習得し、
將
(
まさ
)
に滅亡せんとするアイノ人種の古來有してゐた文學を收集したくなつた。
泡鳴五部作:04 断橋
(旧字旧仮名)
/
岩野泡鳴
(著)
人
(
ひと
)
に
血
(
ち
)
を
吸
(
す
)
はれたあはれな
者
(
もの
)
の、
將
(
まさ
)
に
死
(
し
)
なんとする
耳
(
みゝ
)
に、
與吉
(
よきち
)
は
福音
(
ふくいん
)
を
傳
(
つた
)
へたのである、この
與吉
(
よきち
)
のやうなものでなければ、
實際
(
じつさい
)
また
恁
(
かゝ
)
る
福音
(
ふくいん
)
は
傳
(
つた
)
へられなかつたのであらう。
三尺角
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
大佐
(
たいさ
)
功
(
こう
)
成
(
な
)
り
將
(
まさ
)
に
朝日島
(
あさひじま
)
を
出發
(
しゆつぱつ
)
せんとする
瞬時
(
わづか
)
前
(
まへ
)
、
震天動地
(
しんてんどうち
)
の
大海嘯
(
おほつなみ
)
の
爲
(
ため
)
に、
秘密造船所
(
ひみつざうせんじよ
)
の
倉庫
(
さうこ
)
碎
(
くだ
)
けて、十二の
樽
(
たる
)
の
流失
(
りうしつ
)
した
事
(
こと
)
から、
遂
(
つひ
)
に
今回
(
こんくわい
)
の
大使命
(
だいしめい
)
に
立到
(
たちいた
)
つた
迄
(
まで
)
の
大略
(
あらまし
)
を
述
(
の
)
べ
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
夫
(
そ
)
れ
(二)
學
(
がく
)
は
載籍
(
さいせき
)
極
(
きは
)
めて
博
(
ひろ
)
けれども、
猶
(
な
)
ほ
信
(
しん
)
を
六蓺
(
りくげい
)
に
考
(
かんが
)
ふ。
(三)
詩書
(
ししよ
)
(四)
缺
(
か
)
けたりと
雖
(
いへど
)
も、
然
(
しか
)
れども
(五)
虞夏
(
ぐか
)
の
文
(
ぶん
)
知
(
し
)
る
可
(
べ
)
き
也
(
なり
)
。
堯
(
げう
)
將
(
まさ
)
に
位
(
くらゐ
)
を
(六)
遜
(
のが
)
れんとするや、
虞舜
(
ぐしゆん
)
に
讓
(
ゆづ
)
る。
国訳史記列伝:01 伯夷列伝第一
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
わたくしは壽阿彌の手紙と題する此文を草して
將
(
まさ
)
に稿を
畢
(
をは
)
らむとした。然るに何となく心に
慊
(
あきたら
)
ぬ
節
(
ふし
)
があつた。何事かは知らぬが、
當
(
まさ
)
に
做
(
な
)
すべくして做さざる所のものがあつて存する如くであつた。
寿阿弥の手紙
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
彼等
(
かれら
)
が
將
(
まさ
)
にこれを
石盤
(
せきばん
)
に
書
(
か
)
きつけんとした
時
(
とき
)
に、
白兎
(
しろうさぎ
)
は
啄
(
くち
)
を
容
(
い
)
れて、『
不必要
(
ふひつえう
)
で
御座
(
ござ
)
います、
陛下
(
へいか
)
よ、
申
(
まを
)
す
迄
(
まで
)
もなく』と
甚
(
はなは
)
だ
恭
(
うや/\
)
しく、
併
(
しか
)
し
眉
(
まゆ
)
を
顰
(
ひそ
)
めて
申
(
まを
)
し
上
(
あ
)
げました。
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
われは身の既に死して無際空間の氣海に漂へるを覺えたり。我身は
將
(
まさ
)
に昇りて天に
在
(
ま
)
せる父の
許
(
もと
)
に往かんとす。然るに一物の重く我頭上を壓するあり。是れ我罪障なるべし。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
之
(
こ
)
れは
海上法
(
かいじやうほふ
)
に
從
(
したが
)
つて、
船
(
ふね
)
の
將
(
まさ
)
に
他船
(
たせん
)
に
追越
(
おひこ
)
されんとする
時
(
とき
)
に
表示
(
へうし
)
する
夜間信號
(
やかんしんがう
)
である。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
(一三)
關令
(
くわんれい
)
尹喜
(
ゐんき
)
曰
(
いは
)
く、『
子
(
し
)
將
(
まさ
)
に
隱
(
かく
)
れんとす、
彊
(
し
)
ひて
我
(
わ
)
が
爲
(
た
)
めに
書
(
しよ
)
を
著
(
あら
)
はせ』と。
是
(
ここ
)
に
於
(
おい
)
て
老子
(
らうし
)
廼
(
すなは
)
ち
書上下篇
(
しよしやうかへん
)
を
著
(
あら
)
はし、
道徳
(
だうとく
)
の
意
(
い
)
を
言
(
い
)
ふこと五千
餘言
(
よげん
)
にして
去
(
さ
)
れり。
其
(
そ
)
の
終
(
をは
)
る
所
(
ところ
)
を
知
(
し
)
る
莫
(
な
)
し。
国訳史記列伝:03 老荘申韓列伝第三
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
劉填
(
りうてん
)
密
(
ひそか
)
に
計
(
はかりごと
)
を
案
(
あん
)
じ、
※
(
せん
)
に
命
(
めい
)
じて
鏡中
(
きやうちう
)
雙鸞
(
さうらん
)
の
圖
(
づ
)
を
造
(
つく
)
らしむ、
圖
(
づ
)
する
處
(
ところ
)
は、
陽王
(
やうわう
)
其
(
そ
)
の
寵姫
(
ちようひ
)
の
肩
(
かた
)
を
抱
(
いだ
)
き、
頬
(
ほゝ
)
を
相合
(
あひあは
)
せて、
二人
(
ふたり
)
ニヤ/\として
將
(
まさ
)
に
寢
(
い
)
ねんと
欲
(
ほつ
)
するが
如
(
ごと
)
きもの。
舌
(
した
)
たるくして
面
(
おもて
)
を
向
(
む
)
くべからず。
聞きたるまゝ
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
將
部首:⼨
11画
“將”を含む語句
將來
將棋
女將
大將
將軍
將棊
少將
青大將
餓鬼大將
將軍家
將門
勇將
將監
右近將監殿
大將面
右近衞大將
右近將監
加納將監
佐久間將監
今將
...