“撓々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たよたよ28.6%
たわ/\28.6%
たよ/\14.3%
たわたわ14.3%
たわわ14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
哥太寛餞別しました、金銀づくりの脇差を、片手に、」と、を張つたが、撓々と成つて、も乱るゝまゝに、き博多の伊達巻へ。
印度更紗 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
その枝も葉も今に水に入らんとするほど重げに撓々に湖面に蔽ひかぶさつてゐるところや、藻の花が處々にれ咲いたり
華厳滝 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)
哥太寛餞別しました、金銀づくりの脇差を、片手に、」と、つたが、撓々つて、るゝまゝに、博多伊達卷へ。
印度更紗 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
突然爺様の背中へまると、手水鉢のに、南天の実の撓々と、霜に伏さった冷い緋鹿子真白小腕で、どんつくの肩をたたくじゃないか。
南地心中 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
でも色づかぬは、実際と聞けば、小蕪のように干乾びた青い葉を束ねて売る、黄色な実だ、と思っている、こうした雪国では、蒼空の下に、白い日で暖く蒸す茱萸の実の、枝も撓々な処など
朱日記 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)