“撓曲”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とうきょく50.0%
どうきょく50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ジャヴェルのうちに起こったことは、直線的な心の撓曲とうきょくであり、魂の脱線であり、不可抗の力をもってまっすぐに突進し神に当たって砕け散る、清廉の崩壊であった。確かにそれは異常なことだった。
之に気づかない鑑賞者は、強いてこの風俗的なものを思想的なものへ撓曲どうきょくして解釈することによって、初めて文化的認識へ押し込もうとする、甚だ不正直な評論家と云わざるを得ない。
認識論とは何か (新字新仮名) / 戸坂潤(著)