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残念
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ざんねん
ふりがな文庫
“
残念
(
ざんねん
)” の例文
旧字:
殘念
送
(
おく
)
っていただいた、
美
(
うつく
)
しい
雑誌
(
ざっし
)
を
友
(
とも
)
だちに
見
(
み
)
せると、みんなが、
奪
(
うば
)
い
合
(
あ
)
って、たちまち、
汚
(
きたな
)
くしてしまいました。
残念
(
ざんねん
)
でなりません。
おかめどんぐり
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
それは
自分
(
じぶん
)
が二十
年以上
(
ねんいじょう
)
も
勤務
(
つとめ
)
をしていたのに、それに
対
(
たい
)
して
養老金
(
ようろうきん
)
も、一
時金
(
じきん
)
もくれぬことで、
彼
(
かれ
)
はそれを
思
(
おも
)
うと
残念
(
ざんねん
)
であった。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
これは
戦
(
たたか
)
いにやぶれて、海のそこに
沈
(
しず
)
んだ人びとが、
残念
(
ざんねん
)
のあまり、そういうかにに、生まれかわってきたのだろうと、人びとはいいました。
壇ノ浦の鬼火
(新字新仮名)
/
下村千秋
(著)
こんなことになるほどなら、どうしてあのまま、家にじっとしていなかったのかと、泣いて
残念
(
ざんねん
)
がりましたけれど、仕方がありませんでした。
アラビヤンナイト:04 四、船乗シンドバッド
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
いくら
気
(
き
)
ばかりあせっても、
矢種
(
やだね
)
がなくっては
戦
(
いくさ
)
はできません。
残念
(
ざんねん
)
ながら
味方
(
みかた
)
が
負
(
ま
)
けいくさかと
田村麻呂
(
たむらまろ
)
も
歯
(
は
)
ぎしりをしてくやしがりました。
田村将軍
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
▼ もっと見る
しかし、お嫁さんをもらわない和太郎さんは、ひとつ
残念
(
ざんねん
)
なことがありました。それは子どもがないということです。
和太郎さんと牛
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
それを考えると、この村を
去
(
さ
)
るのが
残念
(
ざんねん
)
でたまりませんでした。わたしは
打穀場
(
だこくば
)
のうらてをぬけて
谷
(
たに
)
へくだり、
荒
(
あ
)
れ地のほうへのぼって行きました。
百姓マレイ
(新字新仮名)
/
フィヨードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー
(著)
「これはせっかくのご
出陣
(
しゅつじん
)
ですが、じつはそのちょっと東京へいってくるつもりで……はなはだ
残念
(
ざんねん
)
だが……」
老獣医
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
何
(
なに
)
が
旦那
(
だんな
)
だ。
捕虜
(
ほりよ
)
と
言
(
い
)
へ、
奴隷
(
どれい
)
と
呼
(
よ
)
べ、
弱者
(
じやくしや
)
と
嘲
(
あざけ
)
れ。
夢
(
ゆめ
)
か、
現
(
うつゝ
)
か、
分
(
わか
)
らん、
俺
(
おれ
)
は
迚
(
とて
)
も
貴様達
(
きさまたち
)
に
抵抗
(
てむかひ
)
する
力
(
ちから
)
はない。
残念
(
ざんねん
)
だが、
貴様
(
きさま
)
に
向
(
むか
)
ふと
手足
(
てあし
)
も
痺
(
しび
)
れる、
腰
(
こし
)
も
立
(
た
)
たん。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
そして、なによりも
残念
(
ざんねん
)
に思われるのは、ケブネカイセのアッカになんか
出会
(
であ
)
ったことでした。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
もうさっそくかの女の指はずんずんわたしのするとおりに動くことができた。もちろんかの女は歌を歌うことを学ぶことはできなかった、これをひじょうに
残念
(
ざんねん
)
がっていた。
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
一方は湖だし、いまさらひきかえすことも
残念
(
ざんねん
)
だ。ゆくにしたがっていよいよ
丘陵
(
きゅうりょう
)
が多くなった。一
登
(
とう
)
一
降
(
こう
)
、骨の折れることおびただしい。どうやら地面の光景は一変した。
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
容疑
(
ようぎ
)
はぜつたいにかからないものときめていたのですが、そんな
小
(
ちい
)
さな
不注意
(
ふちゅうい
)
がもとで、とうとう
疑
(
うたが
)
いがかかつたというのは、
正直
(
しょうじき
)
なところ、まことに
残念
(
ざんねん
)
でもあり、また
悪
(
わる
)
いことは
金魚は死んでいた
(新字新仮名)
/
大下宇陀児
(著)
此
(
この
)
菊塢
(
きくう
)
の
狂歌
(
きやうか
)
二
首
(
しゆ
)
発句
(
ほつく
)
一
句
(
く
)
あり、(手紙と
其書
(
そのしよ
)
も
移転
(
ひつこし
)
まぎれに
捜
(
さが
)
しても知れぬは
残念
(
ざんねん
)
)
兎
(
と
)
にも
角
(
かく
)
にも
一個
(
いつこ
)
の
豪傑
(
がうけつ
)
「
山師
(
やまし
)
来
(
き
)
て
何
(
なに
)
やら
植
(
う
)
ゑし
隅田川
(
すみだがは
)
」と
白猿
(
はくゑん
)
が、
芭蕉
(
ばせう
)
の句をもじりて笑ひしは
隅田の春
(新字旧仮名)
/
饗庭篁村
(著)
お
席開
(
せきびら
)
きといふので、
私
(
わたくし
)
もお
招
(
まね
)
きに
預
(
あづか
)
つたが、
其時
(
そのとき
)
は
是非
(
ぜひ
)
伊豆屋
(
いづや
)
さんなんぞと一
緒
(
しよ
)
に、
参席
(
あが
)
る
積
(
つも
)
りでございましたが、
残念
(
ざんねん
)
な事には
退引
(
のつぴ
)
きならぬ
要事
(
よう
)
があつて、
到頭
(
たうとう
)
参席
(
あが
)
りませぬでしたが……。
大仏餅。袴着の祝。新まへの盲目乞食
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
その
辺
(
へん
)
からでも
竜宮
(
りゅうぐう
)
の
御殿
(
ごてん
)
まではまだ
半里位
(
はんみちくらい
)
はたっぷりあるのでございます……。
何分
(
なにぶん
)
絵心
(
えごころ
)
も
何
(
なに
)
も
持
(
も
)
ち
合
(
あ
)
わせない
私
(
わたくし
)
の
力
(
ちから
)
では、
何
(
なん
)
のとりとめたお
話
(
はなし
)
もできないのが、
大
(
たい
)
へんに
残念
(
ざんねん
)
でございます。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
その
度
(
たび
)
に
羽
(
はね
)
を
縮
(
ちぢ
)
めて
残念
(
ざんねん
)
さうに
顔
(
かほ
)
をしかめるのだつた。
火を喰つた鴉
(新字旧仮名)
/
逸見猶吉
(著)
なんだかこのまゝ帰るのは
残念
(
ざんねん
)
だなあ
小熊秀雄全集-22:火星探険―漫画台本
(新字旧仮名)
/
小熊秀雄
(著)
「おばあさん、
残念
(
ざんねん
)
でしたね。ここらの
人
(
ひと
)
たちは、みんな
見
(
み
)
なかったのです。」と、
家
(
うち
)
じゅうの
人
(
ひと
)
は、おばあさんをなぐさめました。
おばあさんとツェッペリン
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
『
私
(
わたくし
)
は
何
(
なに
)
も
貴方
(
あなた
)
を
自分
(
じぶん
)
の
信仰
(
しんこう
)
に
向
(
むか
)
わせようと
云
(
い
)
う
権利
(
けんり
)
を
主張
(
しゅちょう
)
はせんのです。』
院長
(
いんちょう
)
は
自分
(
じぶん
)
を
解
(
わか
)
ってくれ
人
(
て
)
の
無
(
な
)
いので、さも
残念
(
ざんねん
)
と
云
(
い
)
うように。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
「それは
残念
(
ざんねん
)
でございますこと、ではおみやげをさし
上
(
あ
)
げますから、しばらくお
待
(
ま
)
ち
下
(
くだ
)
さいまし。」
舌切りすずめ
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
それに、ぼくは、ゆうべオヤユビくんに失礼なことをしたのが
残念
(
ざんねん
)
でたまりませんから、こんどはひとつ、会場まで、オヤユビくんをせなかにのせていってやりましょう。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
あなたにお知らせするまもなかったは
残念
(
ざんねん
)
ながら、まことにいい終わりでありました
告げ人
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
お
爺
(
じい
)
さんは、ごんごろ
鐘
(
がね
)
の
出征
(
しゅっせい
)
の
日
(
ひ
)
を、一
日
(
にち
)
まちがえてしまって、ついにごんごろ
鐘
(
がね
)
にお
別
(
わか
)
れが
出来
(
でき
)
なかったことを、たいそう
残念
(
ざんねん
)
がり、
口
(
くち
)
を
大
(
おお
)
きくあけたまま、
鐘
(
かね
)
のなくなった
鐘楼
(
しゅろう
)
の
方
(
ほう
)
を
見
(
み
)
ていた。
ごんごろ鐘
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
刑事
(
けいじ
)
は、
真実
(
しんじつ
)
残念
(
ざんねん
)
そうに、ため
息
(
いき
)
をしているのであつた。
金魚は死んでいた
(新字新仮名)
/
大下宇陀児
(著)
「そう、それでは」と
床屋
(
とこや
)
さんは
残念
(
ざんねん
)
そうに答えた。
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
林太郎は
残念
(
ざんねん
)
そうにその場をひきあげました。
あたまでっかち
(新字新仮名)
/
下村千秋
(著)
「
残念
(
ざんねん
)
だッ」
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
ひばりは、こう、ほおじろに
向
(
む
)
かっていいました。おとなしいほおじろだったけれど、
卑怯者
(
ひきょうもの
)
と
見
(
み
)
られたことが
残念
(
ざんねん
)
だったのです。
平原の木と鳥
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ええ、
生甲斐
(
いきがい
)
の
無
(
な
)
い
生活
(
せいかつ
)
だ、
如何
(
いか
)
にも
残念
(
ざんねん
)
なことだ、この
苦痛
(
くつう
)
な
生活
(
せいかつ
)
がオペラにあるような、アポテオズで
終
(
おわ
)
るのではなく、これがああ
死
(
し
)
で
終
(
おわ
)
るのだ。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
ごちそうがすむと、
藤太
(
とうだ
)
はいとまごいをして
帰
(
かえ
)
りかけました。
龍王
(
りゅうおう
)
はいろいろに
引
(
ひ
)
き
止
(
と
)
めましたが、
藤太
(
とうだ
)
はぜひ
帰
(
かえ
)
るといってきかないものですから、
龍王
(
りゅうおう
)
は
残念
(
ざんねん
)
がって
田原藤太
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
ほんとうに、海の旅をするのには、
申
(
もう
)
しぶんのないお天気でした。ただ、ひとつ、
残念
(
ざんねん
)
なのは、空がすっかり晴れわたっていないので、灰色のうす
絹
(
ぎぬ
)
をひいたようになっていることでした。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
残念
(
ざんねん
)
ながら、その
空洞
(
くうどう
)
は、
文字通
(
もじどお
)
りの
空洞
(
くうどう
)
で
何
(
なに
)
もない。
金魚は死んでいた
(新字新仮名)
/
大下宇陀児
(著)
若者
(
わかもの
)
は、せっかくここまできながら、
望
(
のぞ
)
みの
島
(
しま
)
に
着
(
つ
)
くこともできず、
空
(
むな
)
しく
海底
(
かいてい
)
のもくずになってしまうのかと
残念
(
ざんねん
)
がりました。
一本の銀の針
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
今日
(
きょう
)
は
久
(
ひさ
)
し
振
(
ぶ
)
りでごちそうだったなあ。
大根
(
だいこん
)
もうまかった。
馬
(
うま
)
もうまかった。あれでうっかりしていて、
馬吉
(
うまきち
)
に
逃
(
に
)
げられなければ、なおよかったのだけれど、
残念
(
ざんねん
)
なことをした。
山姥の話
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
正坊
(
まさぼう
)
は、
町
(
まち
)
の
名
(
な
)
を
聞
(
き
)
きもらしたのが
残念
(
ざんねん
)
でした。おそらくそのことは、
永久
(
えいきゅう
)
に、
彼
(
かれ
)
にとって
残念
(
ざんねん
)
であったにちがいない。
びんの中の世界
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
保名
(
やすな
)
はそれを
残念
(
ざんねん
)
なことに
思
(
おも
)
って、どうかして
先祖
(
せんぞ
)
の
仲麻呂
(
なかまろ
)
のような
学者
(
がくしゃ
)
になって、
阿倍
(
あべ
)
の
家
(
いえ
)
を
興
(
おこ
)
したいと
思
(
おも
)
いましたが、
子供
(
こども
)
の
時
(
とき
)
から
馬
(
うま
)
に
乗
(
の
)
ったり
弓
(
ゆみ
)
を
射
(
い
)
たりすることはよくできても
葛の葉狐
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
彼
(
かれ
)
は、
東京
(
とうきょう
)
へ
帰
(
かえ
)
ったら、ここへきて、いちばん
先
(
さき
)
にお
友
(
とも
)
だちとなったこの
少女
(
しょうじょ
)
へ、
手紙
(
てがみ
)
を
出
(
だ
)
そうと
思
(
おも
)
ったのも、むなしくなったのを
残念
(
ざんねん
)
に
思
(
おも
)
いました。
北の少女
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
あの山の
奥
(
おく
)
に
住
(
す
)
む
酒呑童子
(
しゅてんどうじ
)
のために
妻
(
つま
)
や子を
取
(
と
)
られて
残念
(
ざんねん
)
でたまりません。
大江山
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
答
(
こた
)
えは
正
(
ただ
)
しかったけれど、
孝二
(
こうじ
)
に
賞
(
しょう
)
を
奪
(
うば
)
われて、
残念
(
ざんねん
)
そうに
見
(
み
)
えました。そのうちに、いずれも
出
(
で
)
つくしました。
生きぬく力
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
残念
(
ざんねん
)
に
思
(
おも
)
っていました。
鉢かつぎ
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
白鳥
(
はくちょう
)
は
残念
(
ざんねん
)
がりました。そして、
子供
(
こども
)
の
白鳥
(
はくちょう
)
に、
注意
(
ちゅうい
)
が
足
(
た
)
りないといって、しかりました。
小
(
ちい
)
さな
白鳥
(
はくちょう
)
は、ただ
驚
(
おどろ
)
いて、
目
(
め
)
をみはっているばかりでした。
魚と白鳥
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「これが、おれのものだったら、どんなに
大金持
(
おおがねも
)
ちになれるだろう……。」と、トム
吉
(
きち
)
は、
残念
(
ざんねん
)
がりました。
トム吉と宝石
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「いいや、
勘太
(
かんた
)
じいさんに
相違
(
そうい
)
ない。
俺
(
おれ
)
は、よほど、
自動車
(
じどうしゃ
)
を
停
(
と
)
めて、
声
(
こえ
)
をかけようと
思
(
おも
)
ったが、
急
(
いそ
)
いでいたものだから、つい
残念
(
ざんねん
)
なことをしてしまった。」
なつかしまれた人
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
これから、
毎朝
(
まいあさ
)
道
(
みち
)
であっても、
炭屋
(
すみや
)
の
小僧
(
こぞう
)
さんに
頭
(
あたま
)
が
上
(
あ
)
がらないと
思
(
おも
)
うと、
残念
(
ざんねん
)
でたまりません。
日の当たる門
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
といって、
子供
(
こども
)
らは
残念
(
ざんねん
)
そうにして
立
(
た
)
っていました。
中
(
なか
)
にも
一人
(
ひとり
)
の
子供
(
こども
)
はやはり
泣
(
な
)
いていました。
少年の日の悲哀
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
そして、なお
残念
(
ざんねん
)
に
思
(
おも
)
われたのは、あの
遠足
(
えんそく
)
の
日
(
ひ
)
に
山田
(
やまだ
)
がついにこなかったことでありました。
少年の日二景
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
そして、お
父
(
とう
)
さんの
霊魂
(
れいこん
)
は、きっとあんなような
清
(
きよ
)
らかなところに
住
(
す
)
んでいらっしゃるのだろうと
思
(
おも
)
ったのでした。それが、もうおそくなって、
山
(
やま
)
が
見
(
み
)
えないのは
残念
(
ざんねん
)
です。
夕焼けがうすれて
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
光
(
こう
)
一は、それ
以上
(
いじょう
)
、ほんとうだと
信
(
しん
)
じさせるようにいえないことを、
至極
(
しごく
)
残念
(
ざんねん
)
に
思
(
おも
)
いました。
真昼のお化け
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「あなたは、
先
(
せん
)
だって、
山
(
やま
)
でうさぎを
追
(
お
)
いかけて、とうとう
逃
(
に
)
がしてしまいなされたのを、
私
(
わたし
)
は、
木
(
き
)
に
止
(
と
)
まって
見
(
み
)
ていました。あなたは、たいそう
残念
(
ざんねん
)
そうでありましたね。」
からすとうさぎ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
残
常用漢字
小4
部首:⽍
10画
念
常用漢字
小4
部首:⼼
8画
“残念”で始まる語句
残念千万