“絵心”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
えごころ75.0%
えごゝろ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
料理は、見かけが第一である。たいてい、それで、ごまかせます。けれども、このロココ料理には、よほど絵心えごころが必要だ。色彩の配合について、人一倍、敏感でなければ、失敗する。
女生徒 (新字新仮名) / 太宰治(著)
そのへんからでも竜宮りゅうぐう御殿ごてんまではまだ半里位はんみちくらいはたっぷりあるのでございます……。何分なにぶん絵心えごころなにわせないわたくしちからでは、なんのとりとめたおはなしもできないのが、たいへんに残念ざんねんでございます。
予ハ先ズ奈良アタリノ絵心えごゝろノアル佛工ニ命ジテ、今宮神社ノ四面佛ニ倣ッテ線彫リニシタ勢至菩薩ノ像ニ似タモノヲ描カセル。
瘋癲老人日記 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)