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ちう
ふりがな文庫
“
中
(
ちう
)” の例文
何
(
なに
)
も
任務
(
にんむ
)
だからと、
何樓
(
なにや
)
かの
前
(
まへ
)
で、かけ
合
(
あ
)
つて、
値切
(
ねぎ
)
つて、
引
(
ひき
)
つけへ
通
(
とほ
)
つて
酒
(
さけ
)
に
成
(
な
)
ると、
階子
(
はしご
)
の
中
(
ちう
)
くらゐのお
上
(
のぼ
)
り
二人
(
ふたり
)
、さつぱり
持
(
も
)
てない。
火の用心の事
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
我等
(
われら
)
兩人
(
りようにん
)
が
目指
(
めざ
)
すコロンボ
市
(
し
)
にも、また
櫻木海軍大佐等
(
さくらぎかいぐんたいさら
)
と
再會
(
さいくわい
)
すべき
筈
(
はづ
)
の
橄欖島
(
かんらんたう
)
にも
左迄
(
さま
)
では
遠
(
とほ
)
くない
印度洋
(
インドやう
)
中
(
ちう
)
であつた
事
(
こと
)
と。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
相違
仕
(
つかま
)
つり候ては御役儀も
輕
(
かろ
)
く
相成
(
あひなり
)
候故私しの内意仕つり候に付私再吟味御免を
蒙
(
かうむ
)
り其後病氣と
披露
(
ひろう
)
仕つり
引籠
(
ひきこも
)
り
中
(
ちう
)
家來
(
けらい
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
目
(
め
)
に
遮
(
さへ
)
ぎるは
月
(
つき
)
を
追
(
お
)
ひ
日
(
ひ
)
に
隨
(
したが
)
ひて
艶
(
ゑん
)
いよ/\
艶
(
ゑん
)
ならんとする
雨後春山
(
うごしゆんざん
)
の
花
(
はな
)
の
顏
(
かほばせ
)
、
妍
(
けん
)
ます/\
妍
(
けん
)
ならんとする三五
夜
(
や
)
中
(
ちう
)
の
月
(
つき
)
の
眉
(
まゆ
)
いと
子
(
こ
)
が
容姿
(
ようし
)
ばかりなり
たま襻
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
かうした
思
(
おもひ
)
を取集めて考へることは、一
生
(
しやう
)
中
(
ちう
)
幾度
(
いくど
)
もないやうにさへ思はれた。人間は
唯
(
たゞ
)
※忙
(
そうばう
)
の
中
(
うち
)
に過ぎて
行
(
ゆ
)
く……
味
(
あぢは
)
つて
居
(
ゐ
)
る余裕すらないと又繰返した。
父の墓
(新字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
▼ もっと見る
かうえ
豆
(
まめ
)
とれるなんておめえ
等
(
ら
)
方
(
はう
)
はえゝのよなあ、
俺
(
お
)
ら
方
(
はう
)
ぢや
土手
(
どて
)
の
近
(
ちか
)
くで
手
(
て
)
の
有
(
あ
)
るもなあ、
田
(
た
)
の
畦豆
(
くろまめ
)
引
(
ひ
)
つこ
拔
(
ぬ
)
えて
土手
(
どて
)
の
中
(
ちう
)
ツ
腹
(
ぱら
)
へ
干
(
ほ
)
しちや
見
(
み
)
た
樣
(
やう
)
だが
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
真鍮の
大
(
だい
)
の燭台を
三
(
み
)
組、
中
(
ちう
)
を
五
(
いつ
)
組、銅の燭台を
三
(
み
)
組、
大大
(
だいだい
)
のおらんだの皿を
三
(
さん
)
枚、
錦手
(
にしきで
)
の皿を三十枚、ぎやまんの皿を百人前、
青磁
(
せいじ
)
の茶碗を百人前、煙草盆を
十個
(
とを
)
。
住吉祭
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
折節
(
おりから
)
孰
(
いづ
)
れも
途方
(
とほう
)
に
暮
(
く
)
れて
居
(
お
)
りましたから、
取敢
(
とりあ
)
へず
之
(
これ
)
を
遣
(
や
)
ツて
見樣
(
みよう
)
と
云
(
い
)
ふので、
父親
(
ちゝおや
)
が
子供
(
こども
)
の
兩足
(
りようあし
)
を
捕
(
とら
)
へて
中
(
ちう
)
に
釣
(
つる
)
し、
外面
(
そと
)
を
向
(
む
)
かして
膝
(
ひざ
)
で
脊髓
(
せきずい
)
を
撞
(
つ
)
きました、トコロガ
手療法一則:(二月例会席上談話)
(旧字旧仮名)
/
荻野吟子
(著)
此前
(
このまへ
)
も
寄
(
よ
)
る
筈
(
はづ
)
であつたが、つい
遅
(
おそ
)
くなつたので
急
(
いそ
)
いで
帰
(
かへ
)
つた。
今日
(
けふ
)
は其
積
(
つもり
)
で
早
(
はや
)
く
宅
(
うち
)
を
出
(
で
)
た。が、
御息
(
おやす
)
み
中
(
ちう
)
だつたので、又
通
(
とほ
)
り迄行つて
買物
(
かひもの
)
を
済
(
す
)
まして
帰
(
かへ
)
り
掛
(
が
)
けに
寄
(
よ
)
る事にした。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
「へ、ゝ。」といふだけで、あとは
所
(
しよ
)
つ
中
(
ちう
)
默
(
だま
)
り込んでばかりゐる。どんな女だかまだ見もしないが、どうせこのあたりの汚い
家
(
うち
)
の子で、行儀も何も知らない、
下司
(
げす
)
な子らしかつた。
赤い鳥
(旧字旧仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
堤
(
つゝみ
)
の
枯草
(
かれくさ
)
の
上
(
うへ
)
に
立
(
た
)
つて、
但馬守
(
たじまのかみ
)
は
大
(
おほ
)
きな
聲
(
こゑ
)
で
新任
(
しんにん
)
の
挨拶
(
あいさつ
)
に
兼
(
か
)
ねて一
場
(
ぢやう
)
の
訓示
(
くんじ
)
演説
(
えんぜつ
)
をした。
其
(
そ
)
の
演説
(
えんぜつ
)
に
少
(
すこ
)
しも
耳
(
みゝ
)
を
痛
(
いた
)
めないで
聽
(
き
)
くことの
出來
(
でき
)
た
者
(
もの
)
は、
多
(
おほ
)
くの
與力
(
よりき
)
同心
(
どうしん
)
中
(
ちう
)
で
殆
(
ほと
)
んど
一人
(
ひとり
)
もなかつた。
死刑
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
それが
頻
(
しき
)
りに市中を
巡邏
(
じゆんら
)
する。尚ほ手先を使つて、彼等盜賊の
迹
(
あと
)
を附けさせると、それが今の
芝
(
しば
)
の
薩摩
(
さつま
)
ツ
原
(
ぱら
)
の薩州屋敷に
入
(
はい
)
るといふのでこの賊黨はとう/\
薩藩
(
さつぱん
)
中
(
ちう
)
の
溢
(
あふ
)
れ
者
(
もの
)
だといふことが分つた。
兵馬倥偬の人
(旧字旧仮名)
/
塚原渋柿園
、
塚原蓼洲
(著)
……
中
(
ちう
)
、
国
(
こく
)
、
共
(
きやう
)
、×
(9)
、×
(10)
、萬……
生ける銃架:――満洲駐屯軍兵卒に――
(新字旧仮名)
/
槙村浩
(著)
私
(
わたくし
)
は
端
(
はし
)
なくも、
昨夜
(
ゆふべ
)
ローマ
府
(
ふ
)
からの
滊車
(
きしや
)
の
中
(
なか
)
で
讀
(
よ
)
んだ『
小公子
(
リツトルロー、トフオントルローイ
)
』といふ
小説
(
せうせつ
)
中
(
ちう
)
の、あの
愛
(
あい
)
らしい/\
小主人公
(
せうしゆじんこう
)
を
聯想
(
れんさう
)
した。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
右の如く
書取
(
かきとり
)
差出
(
さしいだし
)
候に付大岡殿
篤
(
とく
)
と一覽
致
(
いたさ
)
れ追々吟味に及ぶ兩人共吟味
中
(
ちう
)
揚屋入
(
あがりやいり
)
申付ると申渡され夫より
右
(
みぎ
)
書面を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
じみなる
事
(
こと
)
を
言
(
い
)
ふやうなれども
家
(
いゑ
)
の
根
(
ね
)
つぎの
極
(
き
)
まらざるは
何
(
なに
)
かにつけて
心細
(
こゝろぼそ
)
く、
此
(
この
)
ほど
中
(
ちう
)
の
其方
(
そなた
)
のやうに、
淋
(
さび
)
しい
淋
(
さび
)
しいの
言
(
い
)
ひづめも
爲
(
せ
)
では
有
(
あ
)
られぬやうな
事
(
こと
)
あるべし
われから
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
家の
中
(
ちう
)
二
階
(
かい
)
は川に臨んで居た。
其処
(
そこ
)
にこれから
発
(
た
)
たうとする一家族が船の準備の出来る間を集つて待つて居た。七月の暑い
日影
(
ひかげ
)
は岸の竹藪に
偏
(
かたよ
)
つて流るゝ
碧
(
あを
)
い瀬にキラキラと照つた。
朝
(新字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
天
(
てん
)
に
中
(
ちう
)
する日も
飽
(
あ
)
いた
晶子詩篇全集
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
印度洋
(
インドやう
)
中
(
ちう
)
の
氣※
(
きかう
)
程
(
ほど
)
變化
(
へんくわ
)
の
激
(
はげ
)
しいものはない、
今
(
いま
)
は五
月
(
ぐわつ
)
の
中旬
(
ちうじゆん
)
、
凉
(
すゞ
)
しい
時
(
とき
)
は
實
(
じつ
)
に
心地
(
こゝち
)
よき
程
(
ほど
)
凉
(
すゞ
)
しいが、
暑
(
あつ
)
い
時
(
とき
)
は
日本
(
につぽん
)
の
暑中
(
しよちう
)
よりも一
層
(
そう
)
暑
(
あつ
)
いのである。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
目鏡
(
めがめ
)
が
中
(
ちう
)
だと
笑
(
わら
)
はるゝもありき、
町子
(
まちこ
)
はいとゞ
方々
(
かた/\
)
の
持
(
もて
)
はやし
五月蠅
(
うるさ
)
く、
奧
(
おく
)
さん
奧
(
おく
)
さんと
御盃
(
おさかづき
)
の
雨
(
あめ
)
の
降
(
ふ
)
るに、
御免遊
(
ごめんあそ
)
ばせ、
私
(
わたし
)
は
能
(
よ
)
う
頂
(
いたゞ
)
きませぬほどにと
盃洗
(
はいせん
)
の
水
(
みづ
)
に
流
(
なが
)
して
われから
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
其方儀
(
そのはうぎ
)
先年京都日野家に
勤
(
つとめ
)
中
(
ちう
)
種々
(
しゆ/″\
)
惡事
(
あくじ
)
に及び其上嘉川主税之助方に於て
主人
(
しゆじん
)
の惡事を助け先代平助
嫡子
(
ちやくし
)
藤五郎藤三郎に
無禮
(
ぶれい
)
法外
(
はふぐわい
)
の儀を働き
侍女
(
こしもと
)
島
(
しま
)
を
絞殺
(
しめころ
)
し候
段
(
だん
)
重々
(
ぢう/\
)
不屆
(
ふとゞき
)
に
付
(
つき
)
獄門
(
ごくもん
)
申付る
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
“中”の意味
《名詞》
【なか】 物の内側。
【チュウ】 大きいとも小さいとも言えない状態。
【チュウ】 成績評価において、優れているとも劣っているとも言えない状態。平均的。
【チュウ】 大規模な文章や書籍などで、中の方の部分。
(出典:Wiktionary)
中
常用漢字
小1
部首:⼁
4画
“中”を含む語句
家中
中央
夜中
女中
連中
日中
中心
懐中
中間
室中
山中
中風
市中
心中
最中
掌中
中止
途中
真中
中旬
...