“十個”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とお66.7%
とを33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そうして脇下まで捲れた袖から、ヌラヌラと白い腕を現わし、馬盥で、生首を洗っていた。生首はそれ一つだけではなく、その女の左右に、十個とおばかりも並んでいた。
鸚鵡蔵代首伝説 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
へいお入来いでなさいまし是は何うも御免なさいまし、誠に有難う、其処そこに札が附いてます、一帖幾らとして有りますへい半紙は二十四文で、駿河するが半紙は十六文、メンチは十個とおで八文でげす
政談月の鏡 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「いえね。」男衆はくすぐつたさうにおとがひへ手をやつた。「あの人は花屋に十個とをだけ代金を払つておいたつていつてるんです。」
真鍮のだいの燭台を組、ちういつ組、銅の燭台を組、大大だいだいのおらんだの皿をさん枚、錦手にしきでの皿を三十枚、ぎやまんの皿を百人前、青磁せいじの茶碗を百人前、煙草盆を十個とを
住吉祭 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)