“とを”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:トヲ
語句割合
46.7%
十歳46.7%
十個3.3%
十箇1.7%
1.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
宗助そうすけ小六ころくあひだには、まだ二人ふたりほどをとこはさまつてゐたが、いづれも早世さうせいして仕舞しまつたので、兄弟きやうだいとはひながら、としとをばかちがつてゐる。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
先々代のめひの子で、十歳とを孤兒みなしごになつたお夏に、佐渡屋の女主人や娘達、奉公人達まで殺す動機があらうとも思はれません。
真鍮のだいの燭台を組、ちういつ組、銅の燭台を組、大大だいだいのおらんだの皿をさん枚、錦手にしきでの皿を三十枚、ぎやまんの皿を百人前、青磁せいじの茶碗を百人前、煙草盆を十個とを
住吉祭 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
土瓶形どびんがた香爐形かうろがた洋人やうじん百圓宛ひやくえんづゝつたらうか。おそらく今頃いまごろは、あのをとこに、十箇とを二錢にせんりんつたはうかつたと、後悔こうくわいをしてるであらうよ。
わらべらに照らふ柑子ぞとををなるそのこの母はころも干しつつ
海阪 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)