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責任
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せきにん
ふりがな文庫
“
責任
(
せきにん
)” の例文
塾
(
じゆく
)
は
家族的
(
かぞくてき
)
の
組織
(
そしき
)
であるから
各人
(
かくじん
)
共同
(
きようどう
)
の
物
(
もの
)
である、
塾生
(
じゆくせい
)
は
此處
(
こゝ
)
を
自分
(
じぶん
)
の
家
(
いへ
)
と
心得
(
こゝろえ
)
て
何事
(
なにごと
)
も
自分
(
じぶん
)
に
責任
(
せきにん
)
を
持
(
も
)
つて
遣
(
や
)
らねばなりません。
女教邇言
(旧字旧仮名)
/
津田梅子
(著)
もし
信
(
しん
)
じられぬとすれば、この
後
(
のち
)
に
起
(
お
)
こるであろうできごとに、
自分
(
じぶん
)
はまったく
責任
(
せきにん
)
がないとはいえぬのであると
考
(
かんが
)
えられるのでした。
考えこじき
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
斯樣
(
かやう
)
に、
墮落
(
だらく
)
の
方面
(
はうめん
)
をとくに
誇張
(
こちやう
)
した
冒險者
(
アドヹンチユアラー
)
を
頭
(
あたま
)
の
中
(
なか
)
で
拵
(
こしら
)
え
上
(
あげ
)
た
宗助
(
そうすけ
)
は、
其
(
その
)
責任
(
せきにん
)
を
自身
(
じしん
)
一人
(
ひとり
)
で
全
(
まつた
)
く
負
(
お
)
はなければならない
樣
(
やう
)
な
氣
(
き
)
がした。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
理屈
(
りくつ
)
を
申
(
まう
)
すぢやありません、
私
(
わたくし
)
の
越權
(
えつけん
)
は
私
(
わたくし
)
が
責任
(
せきにん
)
を
負
(
お
)
ひます。
貴下
(
あなた
)
は
信
(
しん
)
じませんか、
今
(
いま
)
現
(
げん
)
に
難破船
(
なんぱせん
)
が
救助
(
きゆうじよ
)
を
求
(
もとめ
)
て
居
(
を
)
るのを。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
それになにより
困
(
こま
)
ったことは、それがわたしの
責任
(
せきにん
)
だということであった。わたしはねむりさえしなかったら、かれらも出て行きはしなかった。
家なき子:01 (上)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
▼ もっと見る
私
(
わたくし
)
は
今更
(
いまさら
)
ながら
身
(
み
)
にあまる
責任
(
せきにん
)
の
重
(
おも
)
さを
感
(
かん
)
ずると
同時
(
どうじ
)
に、
限
(
かぎ
)
りなき
神恩
(
しんおん
)
の
忝
(
かたじけな
)
さをしみじみと
味
(
あじ
)
わったことでございました。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
「ふん。こうさえしてしまえば、あとはむこうへ
届
(
とど
)
こうが届くまいが、
郵便屋
(
ゆうびんや
)
の
責任
(
せきにん
)
だ。」と先生はつぶやきました。
紫紺染について
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
「
拙者
(
せっしゃ
)
の考えでは、
小太郎山
(
こたろうざん
)
を
仇
(
かたき
)
にうばわれたことを、じぶんひとりの
責任
(
せきにん
)
のように感じて、それを深く
恥
(
は
)
じ、どこぞへ
姿
(
すがた
)
をかくしたのであろうと思う」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
我
(
わが
)
國民
(
こくみん
)
今後
(
こんご
)
の
責任
(
せきにん
)
は
益
(
ます/\
)
重大
(
ぢうだい
)
ならんとするの
時
(
とき
)
、
活動
(
くわつどう
)
の
根本機關
(
こんぽんきくわん
)
とも
言
(
い
)
ふ
可
(
べ
)
き
身體
(
しんたい
)
の
攝養
(
せつやう
)
には
尤
(
もつと
)
も
注意
(
ちゆうい
)
を
要
(
えう
)
す。
命の鍛錬
(旧字旧仮名)
/
関寛
(著)
我家の
雨戸
(
あまど
)
も熱くなったと見え、火の子がいつまでもくいついている。もう駄目だ。町会長の
責任
(
せきにん
)
もすんだ。
親は眺めて考えている
(新字新仮名)
/
金森徳次郎
(著)
してみると、かれに
義務
(
ぎむ
)
責任
(
せきにん
)
などいう考えのありようもなければ、きゅうくつも心配も不安もないわけだ。
箸
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
彼が
不埒
(
ふらち
)
を働いたとすれば、自分もまたその
責任
(
せきにん
)
を分かたねばならぬと思い、西郷が来るや
否
(
いな
)
や、ただちに彼を
兵庫
(
ひょうご
)
に引連れ、明日君が君公の前に
侍
(
じ
)
すれば、生命はないぞ。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
これならどんな
責任
(
せきにん
)
でも
背負
(
せお
)
つて
立
(
た
)
てると、つく/\
蠻勇
(
ばんゆう
)
の
難有
(
ありがた
)
さを
覺
(
おぼ
)
えた。
探検実記 地中の秘密:05 深大寺の打石斧
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
然
(
しか
)
らば幕府の内情は
如何
(
いかん
)
というに
攘夷論
(
じょういろん
)
の
盛
(
さかん
)
なるは当時の
諸藩
(
しょはん
)
に
譲
(
ゆず
)
らず、
否
(
い
)
な徳川を一藩として見れば諸藩中のもっとも
強硬
(
きょうこう
)
なる
攘夷
(
じょうい
)
藩というも可なる
程
(
ほど
)
なれども、ただ
責任
(
せきにん
)
の局に
在
(
あ
)
るが
故
(
ゆえ
)
に
瘠我慢の説:04 瘠我慢の説に対する評論について
(新字新仮名)
/
石河幹明
(著)
彼等
(
かれら
)
は
謂
(
いは
)
ゆる『
世界改造
(
せかいかいざう
)
の
偉業
(
ゐげふ
)
』に
參加
(
さんか
)
すべき
責任
(
せきにん
)
を
有
(
いう
)
しているんぢやないか。
國内政治機關
(
こくないせいぢきくわん
)
の
改造
(
かいざう
)
を
要求
(
えうきう
)
する
人民
(
じんみん
)
の
聲
(
こゑ
)
を
無視
(
むし
)
する
譯
(
わけ
)
に
行
(
ゆ
)
くまいぢやないか。どうだい
君
(
きみ
)
、
君
(
きみ
)
はサウ
思
(
おも
)
はないんか。
ハガキ運動
(旧字旧仮名)
/
堺利彦
(著)
かれは大きな
責任
(
せきにん
)
を感ずるとともに、勇気がますます加わった。
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
責任
(
せきにん
)
といふ
事
(
こと
)
に
重
(
おもき
)
を
置
(
お
)
きたいのもこれが
爲
(
た
)
め、
依頼心
(
いらいしん
)
が
多
(
おほ
)
いのも
是
(
これ
)
が
爲
(
た
)
め、
又
(
また
)
意志
(
いし
)
の
強固
(
きやうこ
)
でないといふのも
是
(
これ
)
が
爲
(
た
)
めであらうと
思
(
おも
)
ひます。
女教邇言
(旧字旧仮名)
/
津田梅子
(著)
「
今夜
(
こんや
)
は
御誘
(
おさそ
)
ひ
申
(
まを
)
しますから、
是
(
これ
)
から
夕方
(
ゆふがた
)
迄
(
まで
)
しつかり
御坐
(
おすわ
)
りなさいまし」と
眞面目
(
まじめ
)
に
勸
(
すゝ
)
めたとき、
宗助
(
そうすけ
)
は
又
(
また
)
一種
(
いつしゆ
)
の
責任
(
せきにん
)
を
感
(
かん
)
じた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
「いったい、だれが、
修繕
(
しゅうぜん
)
しなければならぬのだろうかね。」と、
清吉
(
せいきち
)
は、いいました。
責任
(
せきにん
)
をもつものの
怠慢
(
たいまん
)
がはらだたしかったのです。
考えこじき
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
むかしは
貴族
(
きぞく
)
の家の長子に生まれると
福分
(
ふくぶん
)
を一人じめにすることができたが、今日の
労働者
(
ろうどうしゃ
)
の家庭では、
総領
(
そうりょう
)
はいちばん重い
責任
(
せきにん
)
をしょわされる。
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
これは人間の生きものである。自分が
責任
(
せきにん
)
をもって、人類の実際の
単位
(
たんい
)
にしあげて行かねばならぬとの覚悟が、その柔かい日影の中から
湧
(
わ
)
き出して
迫
(
せま
)
りくるようだ。
親は眺めて考えている
(新字新仮名)
/
金森徳次郎
(著)
ふと
眼
(
まなこ
)
に
入
(
い
)
つたのは、
今
(
いま
)
、
此
(
この
)
船
(
ふね
)
の
責任
(
せきにん
)
を
双肩
(
さうけん
)
に
擔
(
にな
)
へる
船長
(
せんちやう
)
が、
卑劣
(
ひれつ
)
にも
此時
(
このとき
)
、
舷燈
(
げんとう
)
の
光
(
ひかり
)
朦朧
(
もうろう
)
たるほとりより、
天
(
てん
)
に
叫
(
さけ
)
び、
地
(
ち
)
に
泣
(
な
)
ける、
幾百
(
いくひやく
)
の
乘組人
(
のりくみにん
)
をば
此處
(
ここ
)
に
見捨
(
みす
)
てゝ
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
それというのも、
義務
(
ぎむ
)
とか
責任
(
せきにん
)
とかいうことを、まじめに
正直
(
しょうじき
)
に考えておったらば、
実際
(
じっさい
)
人間の
立
(
た
)
つ
瀬
(
せ
)
はない。手足を
縛
(
ばく
)
して
水中
(
すいちゅう
)
におかれたとなんの
変
(
か
)
わるところもない。
箸
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
と同時に
咲耶子
(
さくやこ
)
はまた、自分と竹童の
肩
(
かた
)
にあずけられている
責任
(
せきにん
)
をつよく思う。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
おれは重大な
責任
(
せきにん
)
をせおってるのだ
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
返事
(
へんじ
)
が
無
(
な
)
いから二
度
(
ど
)
掛
(
か
)
けましたがそれでも
返事
(
へんじ
)
が
無
(
な
)
いから
塾
(
じゆく
)
ではどうなつた
事
(
こと
)
かと
非常
(
ひじやう
)
に
心配
(
しんぱい
)
して
責任
(
せきにん
)
を
持
(
も
)
つたものは一
夜
(
や
)
睡
(
ねむ
)
らなかつた
位
(
くらゐ
)
。
女教邇言
(旧字旧仮名)
/
津田梅子
(著)
冬
(
ふゆ
)
へかけての
旅
(
たび
)
は、
烈
(
はげ
)
しい
北風
(
きたかぜ
)
に
抗
(
こう
)
して
進
(
すす
)
まなければならなかった。
年
(
とし
)
とったがんは、みんなを
引
(
ひ
)
き
連
(
つ
)
れているという
責任
(
せきにん
)
を
感
(
かん
)
じていました。
がん
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
自分
(
じぶん
)
に
責任
(
せきにん
)
の
少
(
すこ
)
しでも
加
(
くは
)
はつたため、
心
(
こゝろ
)
が
緊張
(
きんちやう
)
したものと
見
(
み
)
えて、
却
(
かへ
)
つて
平生
(
へいぜい
)
よりは、
甲斐々々
(
かひ/″\
)
しく
夫
(
をつと
)
や
小六
(
ころく
)
の
世話
(
せわ
)
をした。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
親方もわたしも二人とも
刑務所
(
けいむしょ
)
に入れられたら、犬やさるはどうなるだろう。わたしは自分の
位置
(
いち
)
に
責任
(
せきにん
)
を感じていた。
家なき子:01 (上)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
親
(
おや
)
たちは、
生
(
い
)
き
物
(
もの
)
を
飼
(
か
)
うのは、
責任
(
せきにん
)
があるから、なるだけ、
犬
(
いぬ
)
やねこを
飼
(
か
)
うのは、
避
(
さ
)
けたいと
思
(
おも
)
っていました。
小ねこはなにを知ったか
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
わたしは自分のからだをだいじにしなければならなかった。わたしのしょっている
責任
(
せきにん
)
は重かった。わたしが病気になったらわたしたちみんなどうなるだろう。
家なき子:01 (上)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
その
責任
(
せきにん
)
なら、
死
(
し
)
なれたお
父
(
とう
)
さんにあるのだよ、
家
(
いえ
)
のことは、なんでもお
父
(
とう
)
さんの
意見
(
いけん
)
できめたのだからね。
金歯
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
わたしたちはまたたよりにする
目標
(
もくひょう
)
ができた。教育もなければ、
資産
(
しさん
)
もないいなか女としてかの女にふりかかった
責任
(
せきにん
)
は重かった。びんぼうになった一家の
総領
(
そうりょう
)
はまだ十六にならない。
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
「どこかに
責任
(
せきにん
)
はあっても、あまり
多
(
おお
)
すぎて
手
(
て
)
がつけられないのだろう。」と、
答
(
こた
)
えました。
考えこじき
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
天職
(
てんしょく
)
を
自覚
(
じかく
)
せず、また、それにたいする
責任
(
せきにん
)
を
感
(
かん
)
ぜず、
上
(
うえ
)
のものは、
下
(
した
)
のものに
好悪
(
こうお
)
の
感情
(
かんじょう
)
を
露骨
(
ろこつ
)
にあらわして
平気
(
へいき
)
だった、いまよりは、もっと
暗
(
くら
)
かった
時代
(
じだい
)
の
話
(
はなし
)
であります。
天女とお化け
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「そうだね。
僕
(
ぼく
)
たちの
原
(
はら
)
っぱへ
捨
(
す
)
てられた
犬
(
いぬ
)
やねこは、
僕
(
ぼく
)
たちの
責任
(
せきにん
)
となるからね。」
野菊の花
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
最初
(
さいしょ
)
、
白
(
しろ
)
い
男
(
おとこ
)
を
見
(
み
)
て、
汽車
(
きしゃ
)
を
脱線
(
だっせん
)
さしたばかりでなく、
自分
(
じぶん
)
も
負傷
(
ふしょう
)
した
運転手
(
うんてんしゅ
)
は、
神経衰弱
(
しんけいすいじゃく
)
から、むだ
目
(
め
)
が
見
(
み
)
えたのだと
判断
(
はんだん
)
されたものの、とにかく
汽車
(
きしゃ
)
を
脱線
(
だっせん
)
さした
責任
(
せきにん
)
から
退職
(
たいしょく
)
させられて
白い影
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
おしょうさんが、いわれたように、
子供
(
こども
)
に
罪
(
つみ
)
はない。すべてが
大人
(
おとな
)
の
責任
(
せきにん
)
なんだ。
子供
(
こども
)
は、いつも
美
(
うつく
)
しいし、
子供
(
こども
)
の
心
(
こころ
)
は、いつも
朗
(
ほが
)
らかだ。それを、なんと
大人
(
おとな
)
が、
一
(
ひと
)
たび
道
(
みち
)
を
誤
(
あやま
)
ったばかりに……。
子供は悲しみを知らず
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“責任”の解説
責任(せきにん、en: responsibility, liability)とは、後に起きうること、または既に起きたことの原因が、行為者にあると考えられる場合に、その行為自体や行為の結果に関して、対処する任務や義務である。
特にビジネスにおいて、責任を負う(役割に就く)者を責任者という。
(出典:Wikipedia)
責
常用漢字
小5
部首:⾙
11画
任
常用漢字
小5
部首:⼈
6画
“責任”で始まる語句
責任者
責任観
責任問題