“塾生”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じゅくせい60.0%
じゆくせい40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし、式がいよいよはじまるころには、もう少しもてれた様子がなく、塾生じゅくせいたちをねめまわすその態度は、むしろ傲然ごうぜんとしていた。
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
掃除はお昼前にあらかたすんだけれど、午後も日課はお休みになって、そうして理髪屋が二人出張して来て、塾生じゅくせいの散髪日という事になったのです。
パンドラの匣 (新字新仮名) / 太宰治(著)
じゆく家族的かぞくてき組織そしきであるから各人かくじん共同きようどうものである、塾生じゆくせい此處こゝ自分じぶんいへ心得こゝろえ何事なにごと自分じぶん責任せきにんつてらねばなりません。
女教邇言 (旧字旧仮名) / 津田梅子(著)
塾生じゆくせい家族かぞくとがんで使つかつてゐるのは三室みま四室よまぎない。玄關げんくわんはひると十五六疊じふごろくでふ板敷いたじきそれ卓子テエブル椅子いすそなへて道場だうぢやうといつたかくの、英漢數學えいかんすうがく教場けうぢやうになつてる。
怪談女の輪 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)