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湖
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みづうみ
ふりがな文庫
“
湖
(
みづうみ
)” の例文
改札口
(
かいさつぐち
)
を
冷
(
つめた
)
く
出
(
で
)
ると、
四邊
(
あたり
)
は
山
(
やま
)
の
陰
(
かげ
)
に、
澄渡
(
すみわた
)
つた
湖
(
みづうみ
)
を
包
(
つゝ
)
んで、
月
(
つき
)
に
照返
(
てりかへ
)
さるゝ
爲
(
ため
)
か、
漆
(
うるし
)
の
如
(
ごと
)
く
艶
(
つや
)
やかに、
黒
(
くろ
)
く、
且
(
か
)
つ
玲瓏
(
れいろう
)
として
透通
(
すきとほ
)
る。
魔法罎
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
貫之
(
つらゆき
)
の哥に「
潮
(
しほ
)
のぼる
越
(
こし
)
の
湖
(
みづうみ
)
近
(
ちか
)
ければ
蛤
(
はまぐり
)
もまたゆられ
来
(
き
)
にけり」又
俊成卿
(
としなりきやう
)
に「
恨
(
うらみ
)
てもなにゝかはせんあはでのみ
越
(
こし
)
の
湖
(
みづうみ
)
みるめなければ」又
為兼卿
(
ためかねきやう
)
「
年
(
とし
)
を ...
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
青々
(
あを/\
)
と
茂
(
しげ
)
つたまつやもみなどの
常緑樹
(
じようりよくじゆ
)
の
間
(
あひだ
)
にそまつた
紅葉
(
もみぢ
)
は、
色
(
いろ
)
の
配合
(
はいごう
)
で、
紅色
(
こうしよく
)
がきはだつて、てりはえ、また、
湖
(
みづうみ
)
や
沼
(
ぬま
)
や
溪流
(
けいりゆう
)
を
前
(
まへ
)
にしても、やはり
一
(
いち
)
だんと、
美
(
うつく
)
しく
見
(
み
)
えます。
森林と樹木と動物
(旧字旧仮名)
/
本多静六
(著)
銀
(
ぎん
)
のすすきの
波
(
なみ
)
をわけ、かゞやく
夕陽
(
ゆふひ
)
の
流
(
なが
)
れをみだしてはるかにはるかに
遁
(
に
)
げて
行
(
い
)
き、そのとほつたあとのすすきは
静
(
しづ
)
かな
湖
(
みづうみ
)
の
水脈
(
みを
)
のやうにいつまでもぎらぎら
光
(
ひか
)
つて
居
(
を
)
りました。
鹿踊りのはじまり
(新字旧仮名)
/
宮沢賢治
(著)
こゝに汝の命盡きぬ、*ギューガイエーの
湖
(
みづうみ
)
の 390
イーリアス:03 イーリアス
(旧字旧仮名)
/
ホーマー
(著)
▼ もっと見る
光も澄める
湖
(
みづうみ
)
の靜けき岸にわれは悟らむ。
海潮音
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
≪
湖
(
みづうみ
)
に奔騰する雲の泡≫
烙印をおされて
(新字旧仮名)
/
北条民雄
(著)
奥ふかき
湖
(
みづうみ
)
のさざなみ。
新頌
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
棹
(
さを
)
さしめぐる
湖
(
みづうみ
)
や
筑波ねのほとり
(旧字旧仮名)
/
横瀬夜雨
(著)
さみしき
蘆
(
あし
)
の
湖
(
みづうみ
)
の
若菜集
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
人工の
湖
(
みづうみ
)
のなか
パステルの竜
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
項
(
うなじ
)
を
立
(
た
)
てた
苫
(
とま
)
も
舷
(
ふなばた
)
も
白銀
(
しろがね
)
に、
珊瑚
(
さんご
)
の
袖
(
そで
)
の
搖
(
ゆ
)
るゝ
時
(
とき
)
、
船
(
ふね
)
はたゞ
雪
(
ゆき
)
を
被
(
かつ
)
いだ
翡翠
(
ひすゐ
)
となつて、
白
(
しろ
)
い
湖
(
みづうみ
)
の
上
(
うへ
)
を
飛
(
と
)
ぶであらう。
氷柱
(
つらゝ
)
の
蘆
(
あし
)
も
水晶
(
すゐしやう
)
に——
城崎を憶ふ
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
貫之
(
つらゆき
)
の哥に「
潮
(
しほ
)
のぼる
越
(
こし
)
の
湖
(
みづうみ
)
近
(
ちか
)
ければ
蛤
(
はまぐり
)
もまたゆられ
来
(
き
)
にけり」又
俊成卿
(
としなりきやう
)
に「
恨
(
うらみ
)
てもなにゝかはせんあはでのみ
越
(
こし
)
の
湖
(
みづうみ
)
みるめなければ」又
為兼卿
(
ためかねきやう
)
「
年
(
とし
)
を ...
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
哀れなる
臨終
(
いまは
)
の
聲
(
こゑ
)
は、血の波の
湖
(
みづうみ
)
の岸
海潮音
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
懷
(
おも
)
へば琵琶の
湖
(
みづうみ
)
の
藤村詩抄:島崎藤村自選
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
水ほの白き
湖
(
みづうみ
)
の
花守
(旧字旧仮名)
/
横瀬夜雨
(著)
雲の上の
湖
(
みづうみ
)
の魚
新頌
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
折
(
をり
)
から
雨
(
あめ
)
のあとの
面
(
おもて
)
打沈
(
うちしづ
)
める
蒼々漫々
(
さう/\まん/\
)
たる
湖
(
みづうみ
)
は、
水底
(
みなそこ
)
に
月
(
つき
)
の
影
(
かげ
)
を
吸
(
す
)
はうとして、
薄
(
うす
)
く
輝
(
かゞや
)
き
渡
(
わた
)
つて、
沖
(
おき
)
の
大蛇灘
(
おろちなだ
)
を
夕日影
(
ゆふひかげ
)
が
馳
(
はし
)
つた。
十和田湖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
同御製に「なけば
聞
(
きゝ
)
きけば
都
(
みやこ
)
のこひしきに
此里
(
このさと
)
すぎよ山ほとゝぎす」▲
越
(
こし
)
の
湖
(
みづうみ
)
蒲原
(
かんばら
)
郡に
潟
(
かた
)
とよぶ処多し。
里言
(
りげん
)
に
湖
(
みづうみ
)
を
潟
(
かた
)
といふ。その大なるを
福嶋潟
(
ふくしまがた
)
といふ、四方三里
計
(
ばかり
)
。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
夏の
夜
(
よ
)
の
薫
(
かをり
)
なつかし、かげ黒き
湖
(
みづうみ
)
の
上
(
うへ
)
海潮音
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
田圃
(
たんぼ
)
が
湖
(
みづうみ
)
にならぬが
不思議
(
ふしぎ
)
で、どう/\と
瀬
(
せ
)
になつて、
前途
(
ゆくて
)
に一
叢
(
むら
)
の
藪
(
やぶ
)
が
見
(
み
)
える、
其
(
それ
)
を
境
(
さかひ
)
にして
凡
(
およ
)
そ二
町
(
ちやう
)
ばかりの
間
(
あひだ
)
宛
(
まる
)
で
川
(
かは
)
ぢや。
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
同御製に「なけば
聞
(
きゝ
)
きけば
都
(
みやこ
)
のこひしきに
此里
(
このさと
)
すぎよ山ほとゝぎす」▲
越
(
こし
)
の
湖
(
みづうみ
)
蒲原
(
かんばら
)
郡に
潟
(
かた
)
とよぶ処多し。
里言
(
りげん
)
に
湖
(
みづうみ
)
を
潟
(
かた
)
といふ。その大なるを
福嶋潟
(
ふくしまがた
)
といふ、四方三里
計
(
ばかり
)
。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
夏の
夜
(
よ
)
の
薫
(
かをり
)
なつかし、かげ黒き
湖
(
みづうみ
)
の上
海潮音
(新字旧仮名)
/
上田敏
(著)
紙張
(
かみばり
)
の
立看板
(
たてかんばん
)
に、(
浮世
(
うきよ
)
の
波
(
なみ
)
。)
新派劇
(
しんぱげき
)
とあるのを
見
(
み
)
た。
其
(
そ
)
の
浮世
(
うきよ
)
の
波
(
なみ
)
に、
流
(
なが
)
れ
寄
(
よ
)
つた
枯枝
(
かれえ
)
であらう。
非
(
あら
)
ず、
湖
(
みづうみ
)
の
冬
(
ふゆ
)
を
彩
(
いろど
)
る、
紅
(
くれなゐ
)
の
二葉
(
ふたは
)
三葉
(
みは
)
。
魔法罎
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
... へてつもりし
越
(
こし
)
の
湖
(
みづうみ
)
は
五月雨山
(
さみだれやま
)
の森の
雫
(
しづく
)
か」▲
柿崎
(
かきざき
)
(頸城郡にある駅也)
親鸞聖人
(
しんらんしやうにん
)
の
詠
(
よみ
)
玉ひしとて
口碑
(
こうひ
)
に
伝
(
つた
)
へし哥に「柿崎にしぶ/\
宿
(
やど
)
をもとめしに
主
(
あるじ
)
の心じゆくしなりけり」
按
(
あん
)
ずるに
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
高信
(
たかのぶ
)
さんは、
南祖坊
(
なんそばう
)
の
壇
(
だん
)
の
端
(
はし
)
に一
息
(
いき
)
して
向
(
むか
)
うむきに
煙草
(
たばこ
)
を
吸
(
す
)
つた。
私
(
わたし
)
は、
龍神
(
りうじん
)
に
謝
(
しや
)
しつゝも、
大白樺
(
おほしらかば
)
の
幹
(
みき
)
に
縋
(
すが
)
つて、
東
(
ひがし
)
が
恋
(
こひ
)
しい、
東
(
ひがし
)
に
湖
(
みづうみ
)
を
差覗
(
さしのぞ
)
いた。
十和田湖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
... へてつもりし
越
(
こし
)
の
湖
(
みづうみ
)
は
五月雨山
(
さみだれやま
)
の森の
雫
(
しづく
)
か」▲
柿崎
(
かきざき
)
(頸城郡にある駅也)
親鸞聖人
(
しんらんしやうにん
)
の
詠
(
よみ
)
玉ひしとて
口碑
(
こうひ
)
に
伝
(
つた
)
へし哥に「柿崎にしぶ/\
宿
(
やど
)
をもとめしに
主
(
あるじ
)
の心じゆくしなりけり」
按
(
あん
)
ずるに
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
(おゝ、
諏訪
(
すは
)
の
湖
(
みづうみ
)
の
辺
(
あたり
)
まで
馬市
(
うまいち
)
へ
出
(
だ
)
しやすのぢや、これから
明朝
(
あした
)
御坊様
(
おばうさま
)
が
歩行
(
ある
)
かつしやる
山路
(
やまみち
)
を
越
(
こ
)
えて
行
(
ゆ
)
きやす。)
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
読者
(
どくしや
)
よ、かくの
如
(
ごと
)
きは
湖
(
みづうみ
)
の
宮殿
(
きうでん
)
に
至
(
いた
)
る
階
(
きざはし
)
の一
段
(
だん
)
に
過
(
す
)
ぎない。
其
(
そ
)
の
片扉
(
かたとびら
)
にして、
写
(
うつ
)
し
得
(
え
)
たる一
景
(
けい
)
さへこれである。
十和田湖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
はじめ、もう
其
(
そ
)
のあたりから、
山
(
やま
)
も
野
(
の
)
も
眇
(
べう
)
として
諏訪
(
すは
)
の
湖
(
みづうみ
)
の
水
(
みづ
)
と
成
(
な
)
る
由
(
よし
)
、
聞
(
き
)
いては
居
(
ゐ
)
たが、ふと
心着
(
こゝろづ
)
かずに
過
(
す
)
ぎた、——
氣
(
き
)
にして、
女
(
をんな
)
の
後
(
あと
)
ばかり
視
(
なが
)
めて
居
(
ゐ
)
たので。
魔法罎
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
彼處
(
かしこ
)
に、
遙
(
はるか
)
に、
湖
(
みづうみ
)
の
只中
(
たゞなか
)
なる
一點
(
いつてん
)
のモーターは、
日
(
ひ
)
の
光
(
ひかり
)
に、たゞ
青瑪瑙
(
あをめなう
)
の
瓜
(
うり
)
の
泛
(
うか
)
べる
風情
(
ふぜい
)
がある。また、
行
(
ゆ
)
く
船
(
ふね
)
の、さながら
白銀
(
しろがね
)
の
猪
(
しゝ
)
の
驅
(
か
)
けるが
如
(
ごと
)
く
見
(
み
)
えたるも
道理
(
ことわり
)
よ。
十和田の夏霧
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
潟
(
かた
)
とも
湖
(
みづうみ
)
とも
見
(
み
)
えた……
寧
(
むし
)
ろ
寂然
(
せきぜん
)
として
沈
(
しづ
)
んだ
色
(
いろ
)
は、
大
(
おほい
)
なる
古沼
(
ふるぬま
)
か、
千年
(
ちとせ
)
百年
(
もゝとせ
)
ものいはぬ
靜
(
しづ
)
かな
淵
(
ふち
)
かと
思
(
おも
)
はれた
圓山川
(
まるやまがは
)
の
川裾
(
かはすそ
)
には——
河童
(
かつぱ
)
か、
獺
(
かはうそ
)
は?……などと
聞
(
き
)
かうものなら、はてね
城崎を憶ふ
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
思見
(
おもひみ
)
る、
磐梯山
(
ばんだいさん
)
の
煙
(
けむり
)
は、
雲
(
くも
)
を
染
(
そ
)
めて、
暗
(
やみ
)
は
尚
(
な
)
ほ
蓬々
(
おどろ/\
)
しけれど、
大
(
だい
)
なる
猪苗代
(
ゐなはしろ
)
の
湖
(
みづうみ
)
に
映
(
うつ
)
つて、
遠
(
とほ
)
く
若松
(
わかまつ
)
の
都
(
みやこ
)
が
窺
(
うかゞ
)
はれて、
其
(
そ
)
の
底
(
そこ
)
に、
東山温泉
(
ひがしやまおんせん
)
の
媚
(
なまめ
)
いた
窓々
(
まど/\
)
の
燈
(
ともし
)
の
紅
(
べに
)
を
流
(
なが
)
すのが
遥々
(
はろ/″\
)
と
覗
(
のぞ
)
かれる。
銀鼎
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
あの、
磐梯山
(
ばんだいさん
)
が
噴火
(
ふんくわ
)
して、
一部
(
いちぶ
)
の
山廓
(
さんくわく
)
をそのまゝ
湖
(
みづうみ
)
の
底
(
そこ
)
にした。
間引菜
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
“湖”の意味
《名詞》
(みずうみ) 陸地に囲まれた水域のうち、巨大なもの。
(出典:Wiktionary)
“湖”の解説
湖(みずうみ、こ、en: lake)は、湖沼のうち比較的大きなもの。湖沼学や陸水学に基づく分類、水質、形成要因などについては湖沼も参照のこと。
(出典:Wikipedia)
湖
常用漢字
小3
部首:⽔
12画
“湖”を含む語句
江湖
湖水
西湖
琵琶湖
大湖
蕪湖
精進湖
湖畔
諏訪湖
洞庭湖
湖面
湖尻
浜名湖
宍道湖
巻菱湖
湖山
白柳秀湖
月湖
湖岸
泥湖
...