“宍道湖”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しんじこ80.0%
しんぢこ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「陽気も陽気だし、それに、山に包まれているんじゃない、その市場のすぐ見通しが、大きな湖だよ、あの、有名な宍道湖しんじこさ。」
古狢 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
大橋の上から見た宍道湖しんじこは、丁度ベニスのやうだなどといふ人もある。水の都、成程さうした処がある。
(新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)
大阪を出る時の旅の豫定では、三朝から米子よなごに向ひ境の港に出、あれから宍道湖しんぢこを船で渡つて松江に着くつもりであつた。私はこの豫定をいくらか變更して、一息に汽車で松江まで延びることにした。
山陰土産 (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)