“年若:としわか” の例文
“年若:としわか”を含む作品の著者(上位)作品数
小川未明8
与謝野晶子2
泉鏡花2
島崎藤村2
徳冨健次郎1
“年若:としわか”を含む作品のジャンル比率
文学 > 英米文学 > 戯曲33.3%
哲学 > 心理学 > 超心理学・心霊研究4.5%
社会科学 > 風俗習慣・民俗学・民族学 > 風俗習慣・民俗学・民族学4.3%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
カピューレット長者ちゃうじゃさきに、年若としわか貴公子きこうしパリス(下人げにんにんいて)る。
親類内しんるいうちに嫁に往ったが、弟が年若としわかなので、父は彼女夫妻を呼んでうちの後見をさした。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
「なにがそんなにはいっているのか。」と、きいたのです。すると、その年若としわか兵士へいしは、一つ、一つしてせて、
少女と老兵士 (新字新仮名) / 小川未明(著)
隣家の伏見屋なぞにない古い伝統が年若としわかな半蔵の頭に深く刻みつけられたのは、幼いころから聞いたこの父の炬燵話こたつばなしからで。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
ふとお照がもう五つ六つ年若としわかな女であつたなら、そしてあのやうな恐い顔でなかつたならせめて嬉しいであらうなどとこんな事も思ふのであつた。
帰つてから (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
「どうか、あほうどりというをつけておいてください。このとりをあなたにさしあげます。」と、年若としわか子供こどもこたえた。
あほう鳥の鳴く日 (新字新仮名) / 小川未明(著)
批評家ひゝやうかこひ小説せうせつにもき/\したとの御注文ごちゆうもんしか年若としわかいおたがひつては
湯ヶ原より (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
そのうませいたかい、まだ年若としわか赤毛あかげうまであります。
馬を殺したからす (新字新仮名) / 小川未明(著)
かれあにや、いもうとや、また、カフェーのおかみさんたちは、みんな年若としわかくしてんだ、かれをかわいそうにおもいました。
銀のつえ (新字新仮名) / 小川未明(著)
勿論、その第三者と言う男は、二人よりも年若としわかであったろうし、そして又——
カンカン虫殺人事件 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
何分なにぶんにも年若としわかむすめのこととてはずかしさが先立さきだち、格別かくべつのお取持とりもちもできなかった……。』ひめはあっさりと
而して彼女の家では、父死し、弟は年若としわかではあり、母が是非居てくれと引き止むるを聴かず、彼女は到頭とうとううちを脱け出して信州の彼がもとはしったのである。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
村々の文書では普通には「仁屋」と書き、今日はただ君というほどの意味に濫用らんようせられているというが、本来は新親にいおや、親のまだ年若としわかなものをさしての敬称だったらしい。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
白い仕事着を着たあご鬚のある、年若としわかな、面長おもながな顔の弟子らしい人と男達の話して居る間に、自分は真中まんなかに置かれた出来上らない大きい女の石膏せきかう像を見て居た。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
かれは、あのとき、こころうしちかったことも、わすれてしまいました。そして、どうかして、はや年若としわかうしれたいとおもっていました。
百姓の夢 (新字新仮名) / 小川未明(著)
それがあのほしあらわれています。おもうに、そのものはまだ年若としわかく、子供こどもであります。北方ほっぽう荒野こうやなかに、いぬうまけています。
北海の白鳥 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「なんといっても、まだお年若としわかだからな」
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
カピ長 年若としわかのロミオではないか?
「よくよく末子さんも、あの洋服がいやになったと見えますよ。もしかしたら、屑屋くずやに売ってくれてもいいなんて……」これほどの移りやすさが年若としわかな娘の内に潜んでいようとは、私も思いがけなかった。
(新字新仮名) / 島崎藤村(著)
もっとうつくしく、もっときれいに、もっとめずらしいものばかりでかざられているばかりでなく、三にんむすめらのほかに、見慣みなれない年若としわか紳士しんしが四、五にんもいました。
青い時計台 (新字新仮名) / 小川未明(著)
——一年ひととせ、比野大納言、まだお年若としわかで、京都御名代ごみょうだいとして、日光の社参しゃさんくだられたを饗応きょうおうして、帰洛きらくを品川へ送るのに、資治やすはる卿の装束しょうぞく
妖魔の辻占 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
年若としわかい駅員が、
売色鴨南蛮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
まだ年若としわかいに、
あかい雲 (新字新仮名) / 小川未明(著)
まだ年若としわかいに、
あかい雲 (新字新仮名) / 小川未明(著)
よく年若としわかな夫が自分の若い妻を「うちのばあさん」などと呼ぶ、あれも何となく気取ってるように思われるが、でも人の前で、こと器量きりょうくない夫婦などが「われわれ夫婦」などと言うのを聞くのをかの女は好まない。
かの女の朝 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
起請まで取交とりかわして心中を仕ようとは思いません、実に憎い奴とは思いながら、誠に不憫な事をして、お前の心になって見れば、立腹するかどはない、お前には誠に気の毒で、忠平どんも未だ年若としわかではあるし、他に兄弟もなく、さぞと察する
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
むなしくものをおもふよりはいつそにかゝりしうへにてかくもせんとこゝろこたへて妻戀下つまこひしたとばかり當所あてどなしにこゝの裏屋うらやかしこの裏屋うらやさりとてはくもつかむやうなたづねものもおもこゝろがしるべにや松澤まつざはといふかなにらねど老人としより病人びやうにん二人ふたりありて年若としわか車夫しやふいへならば此裏このうら突當つきあたりから三軒目さんげんめ溝板どぶいたはづれしところがそれなりとまでをしへられぬとき夕暮ゆふぐれうすくらきにまよこゝろもかきくらされてなにいひれんのすきよりさしのぞ家内かないのいたましさよ頭巾づきん肩掛かたかけはつゝめどをもるものはくれなゐなみだ
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)